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「かぐや姫の物語」を見てきました [映画]

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高畑勲監督の、最後になるであろう長編アニメ「かぐや姫の物語」ですが、公開後もしばらく経った今週、出張帰りに、最終回で見てきました。
平日の最終回の割には、結構人は多かった気がします。

「かぐや姫の物語」7つの見どころ。高畑勲監督はまだまだつくり続けたかったのか(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース(1/2)

「かぐや姫の物語」という映画の魅力については、この記事が非常によくまとまっていて、あまり付け加えることはないな。

TBS RADIO 12/14 週刊映画時評 ムービーウォッチメン「かぐや姫の物語」 (ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)

また、タマフルの宇多丸氏の映画評も、さすがの緻密さで、全然気付かなかった観点の指摘も多く、とても参考になった。

従来のアニメ絵に常識を超える絵の素晴らしさは、予告編の期待を裏切らない出来。
その上で、高畑勲の妄想力をフルに発揮した、世界観の設定が深いし、かぐや姫の内面の描写が面白い。
お陰で、もののけ姫を越える137分も、最後まで、飽きずに見させられてしまった。
子供にさえ、この絵の素晴らしさだけで、最後まで惹きつけられるのではないだろうか。

「全然分からなかった」――「かぐや姫の物語」、故・地井武男さんの代役を三宅裕司さんが務めていた - ねとらぼ

なお、見た後から知ったのだが、故・地井武男さんのプレスコで足らなかった部分は、過去の音源を探して加工して使ったのかと思っていたら、三宅裕司さんが代役でアフレコしたんだな。
見ている間、全く違和感なく、気付かなかったよ。

宮崎駿氏には悪いが、アニメ史的に見てたら、これは「風立ちぬ」より重要な映画でしょう。
ただ、「風立ちぬ」が宮崎駿氏自身の生身をさらす映画であったのに対し、「かぐや姫の物語」は、あくまで高畑勲流のエンタテイメント作品。
比較すること自体が間違いなのだと思うが、「かぐや姫の物語」の初動が「風立ちぬ」程ではないという話を聞いてしまうと、応援したくなってしまうのは止むを得ないだろう。

これまでも、作品の質の割に、大ヒットには余り恵まれてこなかった高畑勲監督だけに、今度こそは、幅広い人たちに見て欲しい。
見て損はない映画だし、「風立ちぬ」ほどは混んでいない筈なので、皆さん、是非見ましょう!

ところで、こうなると、DVD化されてからでいいや、と思っていたドキュメンタリー「夢と狂気の王国」も、見たくなってきたな。
「風立ちぬ」も再度見たいが、まだ見に行けていないのに(笑)
ただ、再度「風立ちぬ」を見るなら、「夢と狂気の王国」を見てからの方がいい予感がするのだ。

とはいえ、上映館が限られるのが厳しい。一番近いところで、「ららぽーと横浜」だったのだが、12/20で終了。残るは、バルト9ぐらいか。
東京方面に出張があれば、次の出張の機会を待つかな。

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