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福満しげゆき「僕の小規模な失敗」を購入 [電子書籍]

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私は知らない人だったが、マンガ家の福満しげゆきという方が、TBSラジオ「Session-22」に出演されているのを聴き、荻上チキさんが、あまりに作品を激賞するので、代表作と思われる「僕の小規模な失敗」を買ってみた。


初めて読む作家なので、1巻で完結していることも、選んだ理由だ。

ただ、この本は電子書籍化はされていなかったので、購入したのは紙の本。

作者が漫画家になるまでの自伝的エッセイ漫画とのこと。
「このマンガを読め!2006」の7位にランクインしたそうなので、当時高い評価を得たらしい。

工業高校に入った「僕」が、学校になじめないまま中退し、並行して、様々な体験を続けながら、漫画コンクールに応募し続け、プロデビューする前の生活を描く。

正直、画は好みではないが、決して下手な絵ではないので、慣れれば気にならなくなる。
マイナス思考で、苦悩する作者、主人公の体験を描写しつつ、淡々としつつも結構エグいドロドロの心理描写が、痛く響くマンガだ。

本当にダメ男なのだが、ラジオでの作者の朴訥とした声の雰囲気が、画の上から聞こえてくるようで、主人公が愛おしくなってくる。

初期の作品だけに、主人公に比べて、奥さんに関する描写が荒く、たどたどしい面も多々ある。
今の奥さんがどこで付き合うことを決めたのか、さっぱり分からないうちに、同棲を始めたのには、ずっこけたぞ。

ただ、それだけに、この屈折し、時に凶暴で、謎が多い生い立ちを持つ「奥さん」のことをもっと知りたいという思いが湧き上がってきた。

なので、続編の「僕の小規模な生活」が6巻、四コママンガ「うちの妻ってどうでしょう?」が6巻も出ていることを知り、読んでみたくなってしまった。
とりあえず、「僕の小規模な生活」の方から、電子書籍で読み始めているが、子供が生まれてから、別の興味が生まれてきてしまった。

実は、我が家の下の子供も、生まれてきたとき、首にへその緒が巻きついいていて、産声も弱く、どうやらそのせいで酸欠状態だった可能性があるらしい。
そのせいか、また、生まれつきの中耳炎もあって、耳が聞こえにくかったらしく、言葉の発達が遅く、小さいときはかなり子供の発育について心配した(今でも、国語は毎回赤点で心配な面は残っている)。
なので、耳に多少障害があり、言葉の発達が遅いらしい主人公の子供のことが、読みながら、他人事ではなくなってしまったのだ。

我が家の場合、かなり昔のことなので、当事、マンガに出てくる1歳児でもできる聴覚検査方法も確立されておらず、3歳ぐらいまで本当の耳の状態は分からなかったのを思い出した。
漫画を読んでいるとそれに比べれば、医学も進歩しているんだな。
私に出来るのは漫画を読むだけだが、子供が、順調に育つことを願ってしまうな。

ところで、最近、私の場合、ラジオで紹介された本を読むパターン、多いな。
特に、TBSラジオ「Session-22」で紹介された本は、ほとんど外れなしだ。

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