SSブログ

山田正紀著「火神を盗め」を再び読む [電子書籍]

スポンサードリンク



長らく絶版になり読めなくなっていた「火神を盗め」という小説が、電子書籍化されて、読めるようになっているのを発見した。

SF作家山田正紀が、デビュー当事に書いた、ヒネりのあるアクションアドベンチャーで、大好きだった小説なので、購入して再読してみた。


主人公は、亜紀商事の原発課所属の中堅セールス・エンジニア工藤篤。
中国との国境に近く、インドの原子力発電所・火神(アグニ)に爆弾が仕掛けられたことを知った工藤が、生命の危機にさらされ、やむなく会社を巻き込み、爆弾を撤去する作戦を決行する。
ただし、作戦に選ばれたのは一人を除いて、会社では役立たずのサラリーマンたち。
それが、プロの諜報部員を敵に回し、奇抜なアイデアで敵に立ち向かい、作戦を遂行する。

アクションアドベンチャーとしては、主人公たちが、役立たずのサラリーマンというヒネりが最大の特徴で、読んだ当事は、このアイデアが画期的で、人にも勧めまくったことを覚えている。

今読むと、過入力で簡単に誤動作を起こす監視センサー群は、今では脆弱すぎて設計として有り得ないなど、多少の古さは感じさせるが、それに目をつぶれば、サラリーマンたちの過去が伏線として生きるストーリーは、最後までワクワクさせられ、つい主人公たちに感情移入してしまう。

デビューして間もない山田正紀が描いた作品なので、人物描写がちょっとマンガチックで、典型的過ぎる気もするが、今読んでも、面白いエンタテイメント小説だったな。

関連記事:
「All You Need Is Kill」について勘違いしていた:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ



【送料無料】火神(アグニ)を盗め...

【送料無料】火神(アグニ)を盗め...
価格:367円(税込、送料込)



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ



スポンサードリンク



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。