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「聲の形」はやはり凄かった [電子書籍]

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このマンガがすごい!2015 『聲の形』『ちーちゃんはちょっと足りない』が1位に - ITmedia eBook USER

宝島社から毎年出るムック本「このマンガがすごい!」は、買うまではいかないが、毎年、本を買う参考に、発表されるランキングを注目している。

2014年の注目マンガのオトコ編の1位には「聲の形」(大今良時/講談社)、オンナ編の1位には「ちーちゃんはちょっと足りない」(阿部共実/秋田書店)が選ばれていたが、どちらも読んでいない。

いわゆるマンガ雑誌を一切読まない人間なので、連載中で評判の高いマンガは、こうしたランキングで知るしか手がないため、とても参考になるのだ。

「聲の形」は、画はそんなに好みじゃなかったが、ストーリー概要から、私の好みに合いそうだったので、読むことにした。
最近の通例として、買うのはもちろん電子書籍だ。

小学校に転校してきた耳の聞こえない少女が壮絶なイジメにあい、それを巡ってクラスは崩壊するのだが、そののち、高校時代に、一番いじめた男の子が再び彼女に出会い、新たな人間関係を築き始めるというお話。

かなり重苦しい物語だが、単に「苛める側が悪」と切って捨てるのではなく、小学校時代を振り返りながら、「なぜ苛めるのか」という理由は、それぞれの子達ごとに違うこと、さらに、苛められる側のちょっとした原因にも触れて、それを丁寧に描き分ける。

そして、大事件を経て、傷つけ傷つけられながら、認めあう仲間となっていく。

よくも、こんな密度の濃い物語を、7巻も描き続けたものだと感心する。
しかも、この7巻の構成は、最初の目論見どおりの完結だというから、凄い作家だ。

ヘビーで読むのが辛い物語だが、過去に苛めたり、苛められた記憶があり、それが解消されないまま心の隅に残っている人は、是非読んで欲しい漫画だ。

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