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サイバー犯罪が、マスメディアを狙う時代 [マスメディア]

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ソニー、ハッカーとの暗闘 脆弱だった「プレステネット」 個人情報流出 :日本経済新聞

ソニーが、プレステネットのセキュリティ問題を巡り、ハッカー集団に狙い撃ちをされたことがあった。

"北朝鮮サイバー攻撃"で『ソニー』の呆れた管理体制が明らかに… - NAVER まとめ

また、ソニー・ピクチャーズが、北朝鮮をパロった映画を作った件で、北朝鮮が怒り、ソニー関連のサイトが激しいサイバー攻撃にさらされたこともある。

こうした攻撃に対し、テレビや新聞などのマスメディアはどこも、ソニーに対し、その管理の甘さに冷笑し、手厳しく糾弾していた記憶がある。ソニーは被害者に過ぎないのに。

当時、私なんかは、ソニーに対し「気の毒に」と思うだけで、決してソニーを笑うことなどできなかった。
どう考えたって、自社のWebサイトで使われているソフトウェアの仕様をすべて把握し、すべてのセキュリティホールを、常に塞ぐことなど不可能だと思うし、もし、自社のサイトが同様の攻撃にさらされ、自分がサイト管理者だったら、攻撃から守りきる自信など全くないからだ。
できるとしたら、危険の予兆を検知したら、早めにサーバを落として、状況把握に努めるぐらい。

だから、マスメディアの人たちが、ソニーのことを嘲笑しているのを見ていて、よっぽど自社のセキュリティ保護に自信があるのか、あるいは、全く何も考えていないのか、のどちらかろうと思っていた。

そして、のちに、たまたま民放の技術関係の方に、仕事で会う機会があり、その際、実情を聞いてみたら、完全に後者であることが判明した(そうだろうとは予想していたが)。

仏テレビ局にサイバー攻撃、放送不能の事態に - ITmedia エンタープライズ

そして、今年に入って、フランス語の国際放送局「TV5 Monde」が、イスラム過激派組織から大規模なサイバー攻撃を受け、番組の放送ができない状況に陥ったことを発表した。

いよいよ、マスメディアもそうした攻撃にさらされる時代になったということだ。

そもそも、マスメディアの性格として、報道の内容が、何らかの組織の恨みを買い、攻撃される危険性は高いはず。

安倍首相の外交方針を推し進めれば、これからは、日本のメディアも例外ではないだろう。

あのとき、ソニーのことを管理が甘いと冷笑したテレビ局や新聞社は、自分たちが壊滅的な被害を受けた時、何と言い訳するのだろうか?

今から楽しみだな。

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