人工知能に対抗できるのは人間のゲリラ戦か? [文学・小説]
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GoogleやFacebookが注目するディープラーニング(深層学習)についてまとめてみた - NAVER まとめ
人間の脳をモデル化したと言われるディープラーニングという技術が急激に進歩したおかげで、急激に人工知能が賢くなり、音声認識や画像認識の精度がどんどん向上しているらしい。
GTC 2015 - Googleが「ディープラーニング」に対する取り組みを紹介 | マイナビニュース
その最先端の研究を握るのが、Googleで、その成果は、Androidの音声エージェントや、自動運転乗用車などに、活用されており、実用段階に入ったといわれる。
Googleは、「サイバーダイン(ターミネーターを生み出した会社)」になりたいのか?と言われる所以だ。
Googleの猫認識 (Deep Learning) - 大人になってからの再学習
実際、このようなニュースを読むと、本当にそのような未来が近づいている気がして、少し背筋が凍る気がするのも確かだ。
バグ狙い鬼手連発 将棋電王戦、VSコンピューター制した「人類の執念」 勝因はゲリラ戦術だった (1/2) - ITmedia ニュース
一方で、最近人間の形勢が不利になっていた、将棋のプロ棋士とコンピューターソフトによる「電王戦」で、コンピュータプログラムのバグを見つけ、誤動作させることで勝利したことが話題になったのが興味深かった。
記事でも述べているが、これはまさに「ゲリラ戦術」であり、もし、SF的に、人工知能が人間を支配する未来を想像したときに、人間が対抗するには、こうしたゲリラ戦しかないのかもしれないな、と思えたのだ。
もちろん、ディープラーニングに基づく人工知能は、絶えず新しい情報の入力によって学習を行うため、発見したバグによるゲリラ戦術も、たちまち修正され通用しなくなるかもしれない。
しかし、こうした人工知能が、完全なアルゴリズムを最初から作り上げる性格のものではないことから、人工知能と人間の知恵比べによる一進一退の戦いが、繰り広げられることになりそうだ。
ところで、本気で、自分が生きているうちに、人工知能が支配する世の中が誕生する、などと本気で思っている訳ではない。
もしそうなら、レビューサイト「トドのつまりは・・・ V2」の方のブログに、この記事を書いたと思う。
あえて、「コンテンツって言い方、嫌いだけど」の方に書いたことからも、意図は別のところにあることが分かってもらえるかと思う。
すなわち、こうした技術的な裏付けが更新されると、今後出てくる人工知能のSF小説やSF映画のリアリティラインが変わってくるだろうな、と思ったのだ。
これまでのSFで、人工知能を扱う場合の弱点として、人工知能を実現する技術のディテールが不明な段階で書かれていたので、結局、物語に出てくる人工知能は、人間そのものをベースとして描写され、機械であるリアリティを感じられないか、あるいは、機械の範疇を出ない描写に留まり、人間っぽさのリアリティが欠けるか、いずれかであったように思う。
こうして人工知能の実現技術が具体化することにより、人間と人工知能の違いを、いわゆる「不気味の谷」も含め、ディテールが描写できるようになり、物語の上で、人工知能のリアリティが増すのは間違いないだろう。
数年以内には、新し物好きの米国SF作家あたりから、ディープラーニングを背景とし、リアリティを持った人工知能の小説や映画が出てきそうな気はするな。
・・・そういえば、「ALL YOU NEED IS KILL」なんかは、タイムループモノという枠で評論されるケースが多いが、敵ロボットの挙動は、学習型の人工知能の技術をバックグラウンドにして描いたものとも言えるな。
2004年という小説の執筆時期から考えて、当時、ディープラーニングなんて言葉も技術もなかった訳だが、今の技術をベースに書いたら、さらに凄いリアリティで小説が書けたかもな。
関連記事:
「All You Need Is Kill」について勘違いしていた:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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その最先端の研究を握るのが、Googleで、その成果は、Androidの音声エージェントや、自動運転乗用車などに、活用されており、実用段階に入ったといわれる。
Googleは、「サイバーダイン(ターミネーターを生み出した会社)」になりたいのか?と言われる所以だ。
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実際、このようなニュースを読むと、本当にそのような未来が近づいている気がして、少し背筋が凍る気がするのも確かだ。
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一方で、最近人間の形勢が不利になっていた、将棋のプロ棋士とコンピューターソフトによる「電王戦」で、コンピュータプログラムのバグを見つけ、誤動作させることで勝利したことが話題になったのが興味深かった。
記事でも述べているが、これはまさに「ゲリラ戦術」であり、もし、SF的に、人工知能が人間を支配する未来を想像したときに、人間が対抗するには、こうしたゲリラ戦しかないのかもしれないな、と思えたのだ。
もちろん、ディープラーニングに基づく人工知能は、絶えず新しい情報の入力によって学習を行うため、発見したバグによるゲリラ戦術も、たちまち修正され通用しなくなるかもしれない。
しかし、こうした人工知能が、完全なアルゴリズムを最初から作り上げる性格のものではないことから、人工知能と人間の知恵比べによる一進一退の戦いが、繰り広げられることになりそうだ。
ところで、本気で、自分が生きているうちに、人工知能が支配する世の中が誕生する、などと本気で思っている訳ではない。
もしそうなら、レビューサイト「トドのつまりは・・・ V2」の方のブログに、この記事を書いたと思う。
あえて、「コンテンツって言い方、嫌いだけど」の方に書いたことからも、意図は別のところにあることが分かってもらえるかと思う。
すなわち、こうした技術的な裏付けが更新されると、今後出てくる人工知能のSF小説やSF映画のリアリティラインが変わってくるだろうな、と思ったのだ。
これまでのSFで、人工知能を扱う場合の弱点として、人工知能を実現する技術のディテールが不明な段階で書かれていたので、結局、物語に出てくる人工知能は、人間そのものをベースとして描写され、機械であるリアリティを感じられないか、あるいは、機械の範疇を出ない描写に留まり、人間っぽさのリアリティが欠けるか、いずれかであったように思う。
こうして人工知能の実現技術が具体化することにより、人間と人工知能の違いを、いわゆる「不気味の谷」も含め、ディテールが描写できるようになり、物語の上で、人工知能のリアリティが増すのは間違いないだろう。
数年以内には、新し物好きの米国SF作家あたりから、ディープラーニングを背景とし、リアリティを持った人工知能の小説や映画が出てきそうな気はするな。
・・・そういえば、「ALL YOU NEED IS KILL」なんかは、タイムループモノという枠で評論されるケースが多いが、敵ロボットの挙動は、学習型の人工知能の技術をバックグラウンドにして描いたものとも言えるな。
2004年という小説の執筆時期から考えて、当時、ディープラーニングなんて言葉も技術もなかった訳だが、今の技術をベースに書いたら、さらに凄いリアリティで小説が書けたかもな。
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