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T-SQUAREの隠れた名曲(1) 「HISTORY」 [音楽]

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THE SQUARE - TRUTH

T-SQUAREは、1978年のメジャーデビュー以来、日本を代表し続けるインストゥメンタルバンドの一つで、世間的には、何と言ってもF1グランプリのフジテレビのテーマ曲「Truth」が有名だ。

一方、世界で見ると、1987年に米国でのプロモーションやライブを始め、数年間はCDも発売されたのだが、ジャズフィールドではある程度評価されつつも、日本のような大ヒットまでには至らず、伊東毅がグループを脱退し単独で渡米するとともに、世界進出の目はしぼんでしまったかに見えた。


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しかし、その後、ゲーム「グランツーリスモ」シリーズの音楽を手掛けたことで、徐々に世界的にも存在を知られるところとなり、今やYouTubeに上がっている彼らの音源動画を見ても、コメントは日本語以外の方が多かったりするほど、人気の広がりを見せている。

彼らの音楽は、ジャズを基本に、ポップス、ロック、ソウル、ファンクなどの要素が曲によってミックスされていて、バラエティ豊かであり、一言で語るのは難しい。

ただ、「Truth」に代表され、シングルカットが多いタイプの曲には、楽曲として、他のフュージョンバンドと一線を画する、このバンド固有の特徴がある。
それは、インストゥメンタルであるにもかかわらず、曲の構造がまるで「歌」であることだ。

曲として、メロディやリズムはロックやポップスであり、伊東毅が吹くサックスやEWI(笛型シンセサイザー)は、ヴォーカルの主旋律を担い、主旋律の間の間奏部分に、各楽器のジャズらしいフリー演奏が挟まれる独特の構造をしている。
そして、その主旋律の部分のメロディラインが、いい歌詞を付けて歌ったら、大ヒットしそうなぐらい素晴らしいのだ。

フリーのソロ演奏より主旋律がメインとなる、キャッチーでメロディアスな彼らの音楽に対して、当時、ジャズフィールドのミュージシャンから、「こんなものはジャズではない」という批判も多かったが、リーダー安藤正容は、間違いなく確信犯でこれをやっていた。

そして、こんな特異な構造の音楽を、意識的に作り続けているミュージシャン、世界中探しても、未だにオンリーワン。
T-SQUARE以外にいないと思う。

今頃になってという気もするが、彼らの音楽の狙いが徐々に理解され、世界にファンが広がっているのは、当然だと思う。

さて、そんなT-SQUAREだが、「Truth」だけじゃない名曲はいっぱいあるのに、あまり知られていないように思う。
そこで、皆さんにも是非とも聴いて欲しいため、このブログでも、今後、少しずつ紹介してゆきたいと思う。

まず第1回は、1995年リリースのアルバム「Welcome to the Rose Garden」に収録されている「HISTORY」という曲。
リーダー安藤正容の曲だが、ストリングの主旋律から静かに始まり、安藤正容のギターのイントロから、本田雅人のEWIによる美しい主旋律、そしてドラマティックなサビの展開と、カッコいいソロプレイの後、もっと聴きたいと思わせる切ないアウトロ。
繰り返し聞くほど、ハマってしまう名曲だと思う。


HISTORY/T-SQUARE

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