「オードリーのオールナイトニッポン」西加奈子の出演回 [ラジオ]
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「サラバ!」が直木賞を受賞し、大ベストセラー中の作家・西加奈子さんについては、ほとんど作品は読んでいなかったが、以前、「ゴロウ・デラックス」で見てから、作品以前に、人間的に大ファンになった。
その西加奈子さんが、2015年6月6日放送の「オードリーのオールナイトニッポン」にゲスト出演していたことを知り、探して聞いてみた。
この回、春日がフィンスイミングの世界大会に出るため不在で、若林くんが一人で出演した回だったが、途中からゲストとして出演して以降、西さんの独壇場となっていた。
登場から、二人が飲み仲間だそうで、普段から非常に親しい間柄であることが分かる入り方で、まずそのことの意外感でびっくり。
そして、冒頭から柔らかい関西弁の西さんペースに。一切相手にツッコまない若林くんと言うのも、なかなかに新鮮。
プロレス話を誘導した若林くんが、逆に圧倒され、話が飛ぶ飛ぶ(笑) プロレスを熱く語る西さん、完全にオッサンやがな。
そして、突然話し始めた、若林くんに対する的確な分析に、大爆笑した。
今も、私、若林「くん」と書いている。なぜ彼を「くん」付けで呼んでしまうのだろう?とは漠然とは思っていたが、西さんの分析を聞いて、目からうろこが落ちた思いだ。
是非、ラジオを聴いて欲しいのだが、「ああ、だからいつまでたっても、若林『くん』という呼び方が似合うのか!」と、納得がいったな。
このラジオ出演を聞いて、ますます彼女のファンになってしまったぞ。
ところで、肝心の西さんの作品についてだが、まだ図書館で借りた「きいろいゾウ」を読んだだけ。分厚い「サラバ!」にはまだ手を出せていない。
「きいろいゾウ」は、ムコとツマ(これが名前なのだ)の夫婦の物語で、ふわふわしたリアリティのない設定の上に、何気ない夫婦の会話がリアリティたっぷりの不思議な物語。
ツマのしゃべる言葉は、柔らかくも端々に鋭い指摘が含まれていて、まるで普段の西さんを思い起こさせる。
そして、後半、彼女の描きたいテーマが、なかなか遠大で、そのテーマに関わることはしっかり描く一方で、それと関係ないディテールは、バッサリ省略するのを厭わないようだ。
厭わないというよりは、この短い小説に収めるためには、後半、その魅惑的なテーマに絞らざるを得なかったのかもしれない。
その点は、古いタイプの作家には好き嫌いがはっきり分かれる作風と言えそうだ。
「サラバ!」は、あの分厚さからしても、彼女の言いたいことが、省略することなくブチ込めた小説なのかもしれないな。
だから、お年寄り作家にも評価され、直木賞も受賞できたのかも。
想像ばかりしていても仕方ないので、「サラバ!」、そろそろ読まないといけないな。
関連記事:
「ゴロウデラックス」西加奈子&小野正嗣 出演回:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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「サラバ!」が直木賞を受賞し、大ベストセラー中の作家・西加奈子さんについては、ほとんど作品は読んでいなかったが、以前、「ゴロウ・デラックス」で見てから、作品以前に、人間的に大ファンになった。
その西加奈子さんが、2015年6月6日放送の「オードリーのオールナイトニッポン」にゲスト出演していたことを知り、探して聞いてみた。
この回、春日がフィンスイミングの世界大会に出るため不在で、若林くんが一人で出演した回だったが、途中からゲストとして出演して以降、西さんの独壇場となっていた。
登場から、二人が飲み仲間だそうで、普段から非常に親しい間柄であることが分かる入り方で、まずそのことの意外感でびっくり。
そして、冒頭から柔らかい関西弁の西さんペースに。一切相手にツッコまない若林くんと言うのも、なかなかに新鮮。
プロレス話を誘導した若林くんが、逆に圧倒され、話が飛ぶ飛ぶ(笑) プロレスを熱く語る西さん、完全にオッサンやがな。
そして、突然話し始めた、若林くんに対する的確な分析に、大爆笑した。
今も、私、若林「くん」と書いている。なぜ彼を「くん」付けで呼んでしまうのだろう?とは漠然とは思っていたが、西さんの分析を聞いて、目からうろこが落ちた思いだ。
是非、ラジオを聴いて欲しいのだが、「ああ、だからいつまでたっても、若林『くん』という呼び方が似合うのか!」と、納得がいったな。
このラジオ出演を聞いて、ますます彼女のファンになってしまったぞ。
ところで、肝心の西さんの作品についてだが、まだ図書館で借りた「きいろいゾウ」を読んだだけ。分厚い「サラバ!」にはまだ手を出せていない。
「きいろいゾウ」は、ムコとツマ(これが名前なのだ)の夫婦の物語で、ふわふわしたリアリティのない設定の上に、何気ない夫婦の会話がリアリティたっぷりの不思議な物語。
ツマのしゃべる言葉は、柔らかくも端々に鋭い指摘が含まれていて、まるで普段の西さんを思い起こさせる。
そして、後半、彼女の描きたいテーマが、なかなか遠大で、そのテーマに関わることはしっかり描く一方で、それと関係ないディテールは、バッサリ省略するのを厭わないようだ。
厭わないというよりは、この短い小説に収めるためには、後半、その魅惑的なテーマに絞らざるを得なかったのかもしれない。
その点は、古いタイプの作家には好き嫌いがはっきり分かれる作風と言えそうだ。
「サラバ!」は、あの分厚さからしても、彼女の言いたいことが、省略することなくブチ込めた小説なのかもしれないな。
だから、お年寄り作家にも評価され、直木賞も受賞できたのかも。
想像ばかりしていても仕方ないので、「サラバ!」、そろそろ読まないといけないな。
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