大森望氏の日本SF大賞受賞と入会拒否の不思議 [文学・小説]
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大森望氏といえば、有名なSF翻訳家だが、たまたま「文学賞メッタ斬り!」のことでググったら、こんな記事を発見。
SF作家クラブが大森望氏の入会推薦を否決→作家陣退会相次ぐ - NAVER まとめ
大森望氏が、SF作家クラブに加入していないことは聞いていたが、なぜ入っていないのかは、単なる読者でしかない私は、あまり気にしたことがなかった。
これだけの重鎮が入っていないというからには、相当な理由がある筈。
真っ先に想像したのは、ご本人がポリシーでずっと入会を拒否しているか、何か過去に大事件を起こして、退会させられたか、なのだが、いずれでもないそうなのだ。
五分でわかる日本SF作家クラブと大森望の20年間
この説明によると、協会事務局の中核にいるSF評論家巽孝之とその奥さんでSF評論家の小谷真理氏と、大森望氏の間に、大昔、裁判沙汰のトラブルがあり、それが今も尾を引いているらしいのだ。
それ自体は随分前からあった話らしいのだが、今回、なぜ特にニュースになったのかは、それなりの理由がある。
今回、SF作家クラブは、総会決議を経て、第34回日本SF大賞の特別賞を、大森望氏が編集したSFアンソロジー「NOVA」全十巻(河出書房新社)に対し与えたのだが、同時に提案された大森望氏の日本SF作家クラブ入会推薦に対し、異議申し立てがあり、総会出席者(委任状含む)の3分の1以上の反対票により、否決されたらしいのだ。
一方で、大森望氏の業績に対するSF界への貢献が評価され、同じ場で、ただ仲間に入れてあげないよ、という宣告がされたということ。
外部から見て「なんだ?この異様な事態は」と思い、調べたら、上の説明を発見し、ようやく納得したというところだ。
もちろん、納得と言っても、状況が把握できたというに過ぎない。
上の説明を読む限りは、大森望氏に、ある個人に対する落ち度はあるとは思うが、それと業績の評価は別だろう。
なにより、個人的な確執が元で、これだけデカい組織が、何十年にも渡って左右されるのは不気味な感じさえある。
裁判があったとは言っても民事だし、いつまでたってもそれのせいで拒否され続けるって、ここは民主国家か?と思ってしまうな。
当然、この入会否決に、綾辻行人、東浩紀らの有名SF作家が異を唱えており、既に我孫子武丸、森下一仁、菅浩江、牧野修、福田和代、北野勇作、倉阪鬼一郎、図子慧、小川一水といった面々が退会を表明。
山田正紀、笠井潔、瀬名秀明、掘晃、東浩紀は、我慢できず既に退会していたという話を聞いて、酷い内部事情が透けて見えるようで、げんなりだ。
子供のころ、SF小説が大好きだったので、日本SF作家クラブというのは、そうしたSF作家の親睦団体と言うことで、憧れの存在だった。今回、なんだかガッカリさせられたな。
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「文学賞メッタ斬り!スペシャル」オンエア決定!:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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この説明によると、協会事務局の中核にいるSF評論家巽孝之とその奥さんでSF評論家の小谷真理氏と、大森望氏の間に、大昔、裁判沙汰のトラブルがあり、それが今も尾を引いているらしいのだ。
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今回、SF作家クラブは、総会決議を経て、第34回日本SF大賞の特別賞を、大森望氏が編集したSFアンソロジー「NOVA」全十巻(河出書房新社)に対し与えたのだが、同時に提案された大森望氏の日本SF作家クラブ入会推薦に対し、異議申し立てがあり、総会出席者(委任状含む)の3分の1以上の反対票により、否決されたらしいのだ。
一方で、大森望氏の業績に対するSF界への貢献が評価され、同じ場で、ただ仲間に入れてあげないよ、という宣告がされたということ。
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もちろん、納得と言っても、状況が把握できたというに過ぎない。
上の説明を読む限りは、大森望氏に、ある個人に対する落ち度はあるとは思うが、それと業績の評価は別だろう。
なにより、個人的な確執が元で、これだけデカい組織が、何十年にも渡って左右されるのは不気味な感じさえある。
裁判があったとは言っても民事だし、いつまでたってもそれのせいで拒否され続けるって、ここは民主国家か?と思ってしまうな。
当然、この入会否決に、綾辻行人、東浩紀らの有名SF作家が異を唱えており、既に我孫子武丸、森下一仁、菅浩江、牧野修、福田和代、北野勇作、倉阪鬼一郎、図子慧、小川一水といった面々が退会を表明。
山田正紀、笠井潔、瀬名秀明、掘晃、東浩紀は、我慢できず既に退会していたという話を聞いて、酷い内部事情が透けて見えるようで、げんなりだ。
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