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i-dioの各チャンネルの感想 [ラジオ]

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チャンネル一覧 | i-dio 新放送サービス

i-dioの各チャンネルのプレ放送を聴いてみた感想をメモしておきたい。

・「TS ONE」
音質については、Radikoに比べれば、圧倒的な差をつけるクリアな音だと思う。
FM放送と変わらないか、音源によっては上回るかも。これは褒めていい。
特に、高音の繊細さは、FMでは通常カットされる15kHz以上の音が含まれていることを感じさせる。

とはいえ、厳密に同一音源で比較試聴している訳ではないし、スマホで、数千円のステレオイヤホンで聞いてい限りでは、FM放送との違いは、いい悪いではなく、音作りの違いにも聞こえる。
ともあれ、Radikoと違い、音楽が音楽として楽しめるレベルの音質であるのは間違いない。

番組企画的には、「PREMIUM ONE」(小林克也をはじめとする5組のアーティストや音楽愛好家がDJを担当し、独自のプレイリストを発信)、「Rockwell Sirkus」(ロンドン/パリ/ニューヨーク/東京の4都市4様の最先端カルチャーを週替で放送)などが予定されているようだが、まだ聴けていない(いつあるのかも分からないので)。
音楽にこだわった番組企画で差別化していくつもりなのだろうが、番組として毎週リアルタイム聞きたいと思えるほど、面白い番組がどれぐらい生み出せるかが肝心だろう。
ただ、録音は今のところできないみたいなので、何としてもリアルタイムで聴きたい番組内容が必要であり、リスナー定着の敷居は、相当高いと思う。

本放送開始時に、どのぐらい面白い企画の番組を揃えられるか、お手並み拝見といったところだ。

・「i-dio Selection」
Jazz、Classic、Masterpieceの3チャンネルで、ジャンル別に音楽を流し続ける。
「TS ONE」に比べビットレートが低いのかだろう。幾分音質が劣るのは分かり、特に高音が歪っぽく、雑になる。ただ、Radikoよりはずっとマシで、音源にもよるが、音楽が楽しめるレベルにあると思う。
ナレーションもほとんどなしに、音楽を流し続けるので、有線放送代わりに、お店などで流しっぱなしにするのに使う感じなのだろうな。

・「Amanekチャンネル」
ドライバー向けの放送ということで、ドライバー向けの情報提供が主眼にあるようだが、現状はプレ放送ということもあり、ほぼ音楽を流し続けているだけ。音質的には、「TS ONE」まではいかず、「i-dio Selection」と同じ程度か。
面白いのは、曲の合間に、時々入るナレーションが、「ロボットナビゲーター」という音声合成で流されること。イントネーションも自然で、それほど違和感もなく聴けるのは立派。
ここらは、24時間放送を流す上での、人件費節約策なのかもね。

・「i-dio Creators Ch.」
唯一の映像チャンネルだが、プレ放送とはいえ酷い。
コンテンツ内容は、私が見たときは、延々と昔のゲームのプレイの模様を流していた。
番組内容は、プレ放送なのでまずは置いたとしても、画質はNOTTV並みのVGA程度かと思ったら、どう見てもワンセグ同等か少しましな程度で、非常に見づらく、それだけで見る気をそがれる。
また、選局後、音は十秒後に出るのに、画が出始めるのに1分以上待たされる。

選局後音が出始めた後、「コンテンツ受信中」のメッセージが表示され、これの受信に1分以上かかっており、これをダウンロード完了し、画面が表示されて、初めてその画像の中に、動画が表示されるのだ。

この様子から想像するに、「コンテンツ受信中」のコンテンツとは、画像も含むHTML5コンテンツで、これに放送を表示するビデオタグが記述されており、これをダウンロードして、ブラウザで表示して初めて、放送の動画が表示されるのではないかと思う。
だったら、とりあえず画像無しで、フル画面でのビデオタグだけを書いたHTML5コンテンツを真っ先にダウンロードすれば、もっと素早く動画が出せるのに、と思う。
周りに画像を出したければ、後からJavascriptでダウンロードして貼り付ければいいのに、そのぐらいのこともできていないのは、ちょっとレベルが低過ぎる気はする。

アプリとしても、動画が縦画面でしか表示できず、横画面で拡大表示することもできないのも手抜きだな。

また、今後発売されるかもしれないi-dio対応ラジオも、大半は「i-dio Creators Ch.」の映像には対応しないであろうことを思うと、視聴者も限られる。
映像コンテンツの内容を相当頑張らないと、録画もできない放送で、わざわざ見るかどうかは疑問だろう。

そもそも、V-LOWで、流すべきコンテンツもないのに、帯域を無駄にして無理やり動画を流す意味が、どこにあるのだろう?
そんなの流すぐらいなら、他のAM/FM既存局をサイマルで流してくれる方が、よっぽど意味があると思う。

さて、一通り聞いたので、とりあえず、受信報告書を書いて送ろうと思って、ふと気づいたが、果たしてべリカードは発行してもらえるのだろうか?
また、受信報告書は、どこに送ればいいのだろうか?
持ち株会社のBICか、ハード事業者のVIPか、ソフト事業者の関東マルチメディア放送か、それともコンテンツプロバイダのTOKYO SMARTCASTなどに送ればいいのか、今までにない新しい放送形態だけに、よくわからないな。

【追記】
「i-dio Creators Ch.」が、音声だけ先に出て、映像がやたら遅れる件だが、理由が分かった気がする。
規格はそっくりだが、NOTTVはテレビ放送の免許を取った、れっきとしたテレビ局であったのに対し、i-dioの免許は、マルチメディア放送局であり、テレビ局ではない。
だから、映像は表立っては流せない。免許上、選局した直後に、映像を流してはいけないのだ。「i-dio Creators Ch.」も、公式には、どこにも「テレビ放送」という文言が使われていないのは、そのせいだ。
ただし、マルチメディア放送局は、データ放送の一部として簡易動画を流すことは規格上許されており、だから、選局したら、HTML5と思われるデータコンテンツをダウンロードし始め、それが表示されたときに、ビデオタグで記述されたデータ放送内なら、簡易動画を表示することができるのだ。
簡易動画の規定もあり、テレビ放送ではないということで、ワンセグ並みの低解像度しか許されていないので、見づらい映像しか流れていないのと思う。
音声だけはすぐに出るのは、マルチメディア放送局は、ラジオ局の拡張で、音声だけはすぐに出していいことになっている(そうでなければラジオ放送ができない)ため、画は出ずに音声だけが先に流れ始めるのだと思う。
i-dioとしては、日本の放送規格や放送免許内容の縛りの中で、何としても動画チャンネルを実現したければ、この手しかなかったのだろう。
これだけ悪印象を残すために、わざわざ流す意味そのものがあったかどうかは、大きに疑問だが。

関連記事:
i-dioがようやく聴けた:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ





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