「ラジオクラウド」アプリが公開された [ネット配信]
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「TBSラジオクラウド」アプリが間もなく登場!:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
先日、「TBSラジオクラウド」アプリが、まもなくリリースされるというニュースを取り上げたが、いよいよアプリがリリースされた。ただ、少し思ったものとは違ったので、その辺の違いも含めて取り上げたい。
ダウンロード可能なラジオ配信アプリ「ラジオクラウド」登場、TBSやTOKYO FMなど11局参加 - AV Watch
まず、従来の名称「TBSラジオクラウド」から、TBSの名が抜けて「ラジオクラウド」となり、サービスの主体もTBSではなく、博報堂DYメディアパートナーズとなり、アプリも博報堂DYが提供する形に変わった。
「ラジオクラウド」には、TBSラジオだけでなく、文化放送、ニッポン放送、毎日放送、ラジオ大阪、ラジオ関西、京都放送、ラジオ沖縄、ラジオNIKKEI、TOKYO FM、J-WAVEの11局が参加し、TBSラジオは、「ラジオクラウド」のコンテンツプロバイダの一つという形に変わった。
ラジオクラウド - Google Play の Android アプリ
ラジオクラウドを App Store で
アプリは、Android版とiOS版が用意され、推奨環境はAndroid 4.4以上、iOS 9以上。iOS 9はともかく、Android 4.4以上の条件は結構厳しいな。
ただ、我が家では、ポータブル音楽プレーヤー代わりに使っているスマホ「Micro X S240」でも問題なく動作するので、有難い。Radikoアプリは、タイムフリー対応の6.0が動かなかっただけに、ちょっと嬉しいかも。
アプリは無料だが、利用には会員登録が必要で、ただし、既に「TBSラジオクラウド」に会員登録している人は、そのアカウントで「ラジオクラウド」にもそのままログインできる。
アプリは、まず上部のタブで放送局を選び、その下に表示されるコンテンツをタップすると、番組一覧が表示される。
一覧で、タイトルをクリックすると、そのコンテンツのストリーミング再生が始まり、タイトルの右側にあるダウンロードアイコンをタップすると、ダウンロードが始まり、ダウンロードが完了すると、プレイボタンに代わるので、そのプレイボタンをタップすると、ダウンロードしたコンテンツを再生することができる。
また、ダウンロードしたコンテンツは、「マイリスト」に表示されるため、それをまとめて再生することもできる。
なお、ダウンロードしたコンテンツは、内蔵ストレージに格納されており、パソコンに繋げば、ダウンロードしたコンテンツをバックアップ保存することができるはずだ。
格納場所の変更は、今のところできないようだ。なので、どの程度コンテンツがダウンロードできるかは、内蔵ストレージの残容量次第ということになる。
こちらは、コンパクトスマホ「Micro X S240」での、アプリの画面表示の様子。
HVGA以下の解像度しかないスマホでも、何とか使い物になるな。
再生はダウンロードでもストリーミングでも、0.5倍、1倍速、1.5倍速、3倍速の可変速再生や、前後15秒スキップする「固定秒数スキップ機能」、スリープタイマーも装備もあり、Web版の「TBSラジオクラウド」や、radikoタイムフリーに比べても、操作性は非常によくなったことになる。
ただ、「固定秒数スキップ機能」の操作方法がヘルプを見てもよく分からない。再生画面にそのようなボタンは表示されておらず、どこで操作するのだろうか?
【追記】「Micro X S240」にインストールして、15秒スキップ方法が分からないと書きましたが、画面解像度が高いスマホであれば、前/次ボタンの両脇に15秒スキップボタンが表示されることが分かりました。
VAST 2.0 広告フォーマットとフォーマット コード | Brightcove Support
ちなみに、コンテンツ再生中には、VAST2.0フォーマットを使った動画/音声広告が適宜挿入される。よく、無料ゲームアプリなどで使われるターゲット広告であり、無料である以上、これはやむを得ないだろう。
TBSラジオの配信コンテンツに関しては、基本「TBSラジオクラウド」を継承していて、それはすなわちTBSラジオポッドキャストを継承することを意味する。
しかし、TBSラジオ以外のコンテンツプロバイダ10局は、配信されるコンテンツが少なくがっかり。
ただ、配信されているコンテンツ自体は各局でポッドキャスト配信されているもののようなので、今後は、各局のすべてのポッドキャスト配信がそのまま「ラジオクラウド」に移行することを期待したいな。
そうなれば、この「ラジオクラウド」アプリの価値は大幅に上がると思う。
radikoタイムフリーに比べた「ラジオクラウド」のデメリットは、次の点。
・音楽やCMは配信されない
・一般的に番組の一部しか配信されない
・配信形式が大抵MP3なので、HE-AACのradikoに比べビットレートも高く、パケットを多く消費する
・radikoは、速度制限中の200kbpsの速度でも再生できるが、「ラジオクラウド」の再生は多分困難
・radikoタイムフリーは、ほとんどの番組で利用できるが、「ラジオクラウド」は特定の番組しか配信されない
しかし、「ラジオクラウド」のメリットも、次のようにある。
・ラジオ番組以外の独自コンテンツの配信もできる
・MP3の処理負荷は、radikoで使うHE-AACより軽いため、再生中のバッテリーの減りも少ないはず
・番組の好きなコーナーだけを聞きたい場合は、頭出しが楽
・radikoではできない0.5倍から3倍の可変速再生ができ、時間を節約できる早聞きもできる
・radikoではできない前後のスキップ再生もできる
・radikoではできないダウンロードしての再生ができ、オフライン状態でもコンテンツが聞ける
・radikoタイムフリーは1週間限定だが、ラジオクラウドではそれ以上の期間聴ける番組が多い
・海外でも聞ける
特に、ダウンロード再生ができるのは、家のブロードバンド回線でまとめてダウンロードしておいて、家の外でパケットを使わず再生できるため、非常にメリットは大きい。
番組の一部しか再生できない点も、例えばTBSラジオの「ジェーン・スー 生活は踊る」は、ショッピングやニュースなど以外のトークはほとんど配信されており、むしろトーク部分だけを聞きたい人は「ラジオクラウド」の方が便利と思う人はいるだろう。
また、「安住紳一郎 日曜天国」のようにradikoタイムフリーは利用不可だが、ラジオクラウドでは一部が聞ける番組もあるし、「川村亜未 午前1時のシンデレラ」や「タマフル」の放課後配信のように、ラジオでは聴けない配信もあるので、こうしたコンテンツがさらに増えれば、「ラジオクラウド」は、「radikoタイムフリー」とはまた別の価値を持ち始めるだろう。
現時点で不満は、
・前後スキップ再生の操作方法や、設定方法がどこを読んでも分からない。
・可変速再生の段階が荒すぎる。3倍は要らない一方、1.2倍や2倍は絶対欲しい。
・TBSラジオ以外の局のコンテンツラインナップがショボい
といったことぐらい。
早速、「ジェーン・スー 生活は踊る」は、ラジオクラウドでの聴取に切り替えたし、「デイ・キャッチ」も再び聞く機会が増えそうだ。
それと、よく考えると、これまでも音声コンテンツ配信というと、TBSラジオとニッポン放送は絶対に同じプラットフォームに乗ることがなかったのだが、「ラジオクラウド」は初めて同じ土俵に相乗りすることになる。
それだけでも画期的ではあるのだが、どうせなら、全国のラジオ局のポッドキャスト配信は、全部「ラジオクラウド」に移行してくれないかな。
おそらく、ラジオ局としても、独自で配信するより配信コストは下がる筈だし、人気が出れば、逆に放送局に広告収入が入るはず。
リスナーにとっても、「ラジオクラウド」だけで全国の局の配信が聞ければ、こんな便利なことはない。
radikoが電通主導のサービスであるのに対し、ラジオクラウドは博報堂主導のサービスであるのも面白いところだが、両者が競いあって、お互いのメリットを生かす形で発展して欲しいところだな。
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ダウンロード可能なラジオ配信アプリ「ラジオクラウド」登場、TBSやTOKYO FMなど11局参加 - AV Watch
まず、従来の名称「TBSラジオクラウド」から、TBSの名が抜けて「ラジオクラウド」となり、サービスの主体もTBSではなく、博報堂DYメディアパートナーズとなり、アプリも博報堂DYが提供する形に変わった。
「ラジオクラウド」には、TBSラジオだけでなく、文化放送、ニッポン放送、毎日放送、ラジオ大阪、ラジオ関西、京都放送、ラジオ沖縄、ラジオNIKKEI、TOKYO FM、J-WAVEの11局が参加し、TBSラジオは、「ラジオクラウド」のコンテンツプロバイダの一つという形に変わった。
ラジオクラウド - Google Play の Android アプリ
ラジオクラウドを App Store で
アプリは、Android版とiOS版が用意され、推奨環境はAndroid 4.4以上、iOS 9以上。iOS 9はともかく、Android 4.4以上の条件は結構厳しいな。
ただ、我が家では、ポータブル音楽プレーヤー代わりに使っているスマホ「Micro X S240」でも問題なく動作するので、有難い。Radikoアプリは、タイムフリー対応の6.0が動かなかっただけに、ちょっと嬉しいかも。
アプリは無料だが、利用には会員登録が必要で、ただし、既に「TBSラジオクラウド」に会員登録している人は、そのアカウントで「ラジオクラウド」にもそのままログインできる。
アプリは、まず上部のタブで放送局を選び、その下に表示されるコンテンツをタップすると、番組一覧が表示される。
一覧で、タイトルをクリックすると、そのコンテンツのストリーミング再生が始まり、タイトルの右側にあるダウンロードアイコンをタップすると、ダウンロードが始まり、ダウンロードが完了すると、プレイボタンに代わるので、そのプレイボタンをタップすると、ダウンロードしたコンテンツを再生することができる。
また、ダウンロードしたコンテンツは、「マイリスト」に表示されるため、それをまとめて再生することもできる。
なお、ダウンロードしたコンテンツは、内蔵ストレージに格納されており、パソコンに繋げば、ダウンロードしたコンテンツをバックアップ保存することができるはずだ。
格納場所の変更は、今のところできないようだ。なので、どの程度コンテンツがダウンロードできるかは、内蔵ストレージの残容量次第ということになる。
こちらは、コンパクトスマホ「Micro X S240」での、アプリの画面表示の様子。
HVGA以下の解像度しかないスマホでも、何とか使い物になるな。
再生はダウンロードでもストリーミングでも、0.5倍、1倍速、1.5倍速、3倍速の可変速再生や、前後15秒スキップする「固定秒数スキップ機能」、スリープタイマーも装備もあり、Web版の「TBSラジオクラウド」や、radikoタイムフリーに比べても、操作性は非常によくなったことになる。
ただ、「固定秒数スキップ機能」の操作方法がヘルプを見てもよく分からない。再生画面にそのようなボタンは表示されておらず、どこで操作するのだろうか?
【追記】「Micro X S240」にインストールして、15秒スキップ方法が分からないと書きましたが、画面解像度が高いスマホであれば、前/次ボタンの両脇に15秒スキップボタンが表示されることが分かりました。
VAST 2.0 広告フォーマットとフォーマット コード | Brightcove Support
ちなみに、コンテンツ再生中には、VAST2.0フォーマットを使った動画/音声広告が適宜挿入される。よく、無料ゲームアプリなどで使われるターゲット広告であり、無料である以上、これはやむを得ないだろう。
TBSラジオの配信コンテンツに関しては、基本「TBSラジオクラウド」を継承していて、それはすなわちTBSラジオポッドキャストを継承することを意味する。
しかし、TBSラジオ以外のコンテンツプロバイダ10局は、配信されるコンテンツが少なくがっかり。
ただ、配信されているコンテンツ自体は各局でポッドキャスト配信されているもののようなので、今後は、各局のすべてのポッドキャスト配信がそのまま「ラジオクラウド」に移行することを期待したいな。
そうなれば、この「ラジオクラウド」アプリの価値は大幅に上がると思う。
radikoタイムフリーに比べた「ラジオクラウド」のデメリットは、次の点。
・音楽やCMは配信されない
・一般的に番組の一部しか配信されない
・配信形式が大抵MP3なので、HE-AACのradikoに比べビットレートも高く、パケットを多く消費する
・radikoは、速度制限中の200kbpsの速度でも再生できるが、「ラジオクラウド」の再生は多分困難
・radikoタイムフリーは、ほとんどの番組で利用できるが、「ラジオクラウド」は特定の番組しか配信されない
しかし、「ラジオクラウド」のメリットも、次のようにある。
・ラジオ番組以外の独自コンテンツの配信もできる
・MP3の処理負荷は、radikoで使うHE-AACより軽いため、再生中のバッテリーの減りも少ないはず
・番組の好きなコーナーだけを聞きたい場合は、頭出しが楽
・radikoではできない0.5倍から3倍の可変速再生ができ、時間を節約できる早聞きもできる
・radikoではできない前後のスキップ再生もできる
・radikoではできないダウンロードしての再生ができ、オフライン状態でもコンテンツが聞ける
・radikoタイムフリーは1週間限定だが、ラジオクラウドではそれ以上の期間聴ける番組が多い
・海外でも聞ける
特に、ダウンロード再生ができるのは、家のブロードバンド回線でまとめてダウンロードしておいて、家の外でパケットを使わず再生できるため、非常にメリットは大きい。
番組の一部しか再生できない点も、例えばTBSラジオの「ジェーン・スー 生活は踊る」は、ショッピングやニュースなど以外のトークはほとんど配信されており、むしろトーク部分だけを聞きたい人は「ラジオクラウド」の方が便利と思う人はいるだろう。
また、「安住紳一郎 日曜天国」のようにradikoタイムフリーは利用不可だが、ラジオクラウドでは一部が聞ける番組もあるし、「川村亜未 午前1時のシンデレラ」や「タマフル」の放課後配信のように、ラジオでは聴けない配信もあるので、こうしたコンテンツがさらに増えれば、「ラジオクラウド」は、「radikoタイムフリー」とはまた別の価値を持ち始めるだろう。
現時点で不満は、
・前後スキップ再生の操作方法や、設定方法がどこを読んでも分からない。
・可変速再生の段階が荒すぎる。3倍は要らない一方、1.2倍や2倍は絶対欲しい。
・TBSラジオ以外の局のコンテンツラインナップがショボい
といったことぐらい。
早速、「ジェーン・スー 生活は踊る」は、ラジオクラウドでの聴取に切り替えたし、「デイ・キャッチ」も再び聞く機会が増えそうだ。
それと、よく考えると、これまでも音声コンテンツ配信というと、TBSラジオとニッポン放送は絶対に同じプラットフォームに乗ることがなかったのだが、「ラジオクラウド」は初めて同じ土俵に相乗りすることになる。
それだけでも画期的ではあるのだが、どうせなら、全国のラジオ局のポッドキャスト配信は、全部「ラジオクラウド」に移行してくれないかな。
おそらく、ラジオ局としても、独自で配信するより配信コストは下がる筈だし、人気が出れば、逆に放送局に広告収入が入るはず。
リスナーにとっても、「ラジオクラウド」だけで全国の局の配信が聞ければ、こんな便利なことはない。
radikoが電通主導のサービスであるのに対し、ラジオクラウドは博報堂主導のサービスであるのも面白いところだが、両者が競いあって、お互いのメリットを生かす形で発展して欲しいところだな。
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