ジャズシンガーの巨星「アル・ジャロウ」の訃報 [音楽]
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米ジャズ歌手 アル・ジャロウ氏が死去 | NHKニュース
全然ニュースに気づいていなかったが、2017年2月12日(日)、ジャズシンガーの巨星「アル・ジャロウ(Al Jarreau)」が亡くなっていたことが分かった。
享年76歳。2010年に呼吸器系の病気で入院し危篤と伝えられたが、順調に回復し、その年の9月には来日し公演も行った。
この5日前には、疲労を理由にツアーからの引退することを発表たばかりだったというから、本人はまさか亡くなるとは思っていなかっただろうに。
突然のことだったのだろう。
アル・ジャロウ - Wikipedia
「アル・ジャロウ」というえば、1975年にレコードデビューし、1978年に名アルバム「Look to the Rainbow」が、1979年には「All Fly Home」がグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞を受賞し、ジャズ界以外でも広く知られるようになった。
私が、FM雑誌などで、彼のことを知ったのも、この頃だと思うが、リアルタイムで曲は聴いていない。
その後、グラミー賞を7度受賞したが、ジャズ以外にも、ポップス、リズム&ブルースの、異なる3つのジャンルでグラミー賞を受賞した最初の歌手なのだそうだ。
軽やかで透明感のある声と、「スキャット」でのソロパートのうまさには定評があり、「We're In This Love Together(邦題:奏でる愛)」や「Moonlighting」「Mornin'」などのスマッシュヒットもあった。
声質は、今人気のミュージシャンでいえば、ファレル・ウィリアムスが近いかな。最初にファレル・ウィリアムスの曲を聞いたときに、軽快な曲調といい、てっきりアル・ジャロウの新曲かと勘違いしたほど。
特に、1983年にリリースされた「Mornin'」は、日本でもCMかテレビ番組のテーマ曲に使われていた気がする。何だったかは定かではないのだが、日本では結構ヒットしたはずだ。
多分、私が初めて聴いて好きになった「アル・ジャロウ」の曲でもあり、これをきっかけに、この曲が収録されたアルバム「Jarreau」を買ったり、過去のアルバムを、いくつか遡って聴いた記憶がある。
私は、そもそも、好きな女性ジャズボーカリストはたくさんいるのだが、男性ジャズボーカリストにはそれほど興味がない。
なんだろう? ジャズの即興性は、女性ジャズボーカリストのエロティックさとか、破滅性みたいなものと相性がいいんだと思う。
それに比べると、男性ジャズボーカリストの面々は、あまりに健全過ぎる気がして、惹かれないんだよな。
「アル・ジャロウ」は、そんな私でも、何枚かアルバムを持っている唯一と言っていいジャズボーカリストだ(あ、フランク・シナトラとジョージ・ベンソンも持ってたか)。
「アル・ジャロウ」の曲は、ほとんど心地よいポップスとして聴けてしまうのが、違うところか。
今聴き直しても、彼のアルバムは、聴いていて居心地よい。
彼の楽曲を、薄っぺらで中身がないと評した人もいたが、私はそれは違う、お門違いだと思う。
歌詞の世界ではなく、ボーカルテクニックで、ここまで人の気持ちを軽やかにできるミュージシャンは、今後もなかなか出てこないんじゃないだろうか。
ご冥福をお祈りしたい。
関連記事:
クリスマスにジョージ・マイケルの訃報が:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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米ジャズ歌手 アル・ジャロウ氏が死去 | NHKニュース
全然ニュースに気づいていなかったが、2017年2月12日(日)、ジャズシンガーの巨星「アル・ジャロウ(Al Jarreau)」が亡くなっていたことが分かった。
享年76歳。2010年に呼吸器系の病気で入院し危篤と伝えられたが、順調に回復し、その年の9月には来日し公演も行った。
この5日前には、疲労を理由にツアーからの引退することを発表たばかりだったというから、本人はまさか亡くなるとは思っていなかっただろうに。
突然のことだったのだろう。
アル・ジャロウ - Wikipedia
「アル・ジャロウ」というえば、1975年にレコードデビューし、1978年に名アルバム「Look to the Rainbow」が、1979年には「All Fly Home」がグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞を受賞し、ジャズ界以外でも広く知られるようになった。
私が、FM雑誌などで、彼のことを知ったのも、この頃だと思うが、リアルタイムで曲は聴いていない。
その後、グラミー賞を7度受賞したが、ジャズ以外にも、ポップス、リズム&ブルースの、異なる3つのジャンルでグラミー賞を受賞した最初の歌手なのだそうだ。
軽やかで透明感のある声と、「スキャット」でのソロパートのうまさには定評があり、「We're In This Love Together(邦題:奏でる愛)」や「Moonlighting」「Mornin'」などのスマッシュヒットもあった。
声質は、今人気のミュージシャンでいえば、ファレル・ウィリアムスが近いかな。最初にファレル・ウィリアムスの曲を聞いたときに、軽快な曲調といい、てっきりアル・ジャロウの新曲かと勘違いしたほど。
特に、1983年にリリースされた「Mornin'」は、日本でもCMかテレビ番組のテーマ曲に使われていた気がする。何だったかは定かではないのだが、日本では結構ヒットしたはずだ。
多分、私が初めて聴いて好きになった「アル・ジャロウ」の曲でもあり、これをきっかけに、この曲が収録されたアルバム「Jarreau」を買ったり、過去のアルバムを、いくつか遡って聴いた記憶がある。
私は、そもそも、好きな女性ジャズボーカリストはたくさんいるのだが、男性ジャズボーカリストにはそれほど興味がない。
なんだろう? ジャズの即興性は、女性ジャズボーカリストのエロティックさとか、破滅性みたいなものと相性がいいんだと思う。
それに比べると、男性ジャズボーカリストの面々は、あまりに健全過ぎる気がして、惹かれないんだよな。
「アル・ジャロウ」は、そんな私でも、何枚かアルバムを持っている唯一と言っていいジャズボーカリストだ(あ、フランク・シナトラとジョージ・ベンソンも持ってたか)。
「アル・ジャロウ」の曲は、ほとんど心地よいポップスとして聴けてしまうのが、違うところか。
今聴き直しても、彼のアルバムは、聴いていて居心地よい。
彼の楽曲を、薄っぺらで中身がないと評した人もいたが、私はそれは違う、お門違いだと思う。
歌詞の世界ではなく、ボーカルテクニックで、ここまで人の気持ちを軽やかにできるミュージシャンは、今後もなかなか出てこないんじゃないだろうか。
ご冥福をお祈りしたい。
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Mornin'はてんぱいぽんちん体操で有名?なテレ朝の
深夜バラエティ[グッドモーニング]のOPでインストバージョンが使われてましたね。
ウソップランドやタモリ倶楽部と同じ時間帯で放送したのでよく見てましたよ。
by HGS (2017-02-19 06:41)
HGSさん、いつもありがたいコメントありがとうございます。
グッドモーニングは、見た覚えがないので、私は、別の番組で聴いていたみたいです。
by naniwa48 (2017-02-19 08:57)