ワイドFMの普及状況 [ラジオ]
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AM放送のサイマル配信である、FM補完放送、こと、「ワイドFM」は、我が家では、受信も安定していて、音質もクリアなので、東京のAM民放3局に関しては、完全に「ワイドFM」でしか、ラジオを聞いていない。
予約録音も、radikoよりワイドFMの方が音質がいいため、基本、TBSラジオでいつも聴く番組は、ワイドFMで予約録音を行い、ワイドFMで録音しきれない番組、電波で受信できない番組を、Radkoolの番組表から予約録音するというスタンスを取っている。
ワイドFM 全国へ拡大中!| ラジオFM93+AM1242 ニッポン放送
そのワイドFMが、全国的にはどのぐらい普及しているのかと思い、確認してみたが、上記サイトが一番わかりやすいみたい。
ざっと見ただけでも、計画中のものも含め、既にほぼ全国に広がっていることが分かる。
FM補完中継局 - Wikipedia
その一方で、詳細を見ていくと、面白いことが分かる。
まず、ワイドFMというと、民放だけの制度だと思っていたのだが、上の記事を見ると、難聴地域に対して、NHKのAM放送も、ワイドFMでの放送が始まっていることが分かる。
そんな中、未だ具体的な計画がなさそうな局として、山形放送、ラジオ日本、信越放送、山梨放送、京都放送、西日本放送、 四国放送、 高知放送、ラジオ沖縄、琉球放送などがあるようだ。
理由は色々あるのだろう。
京都放送なんかは、一度倒産しているぐらいなので、ワイドFMを始める財政的余裕がないのだろう。
貧乏な地方AM局、特に、一局だけでFM中継局を建てざるをえないケースでは、ワイドFMを建てたからといって、収入が増える目算が立たない今の状況では、なかなかGOサインを出せないんだろうと思う。
ラジオ日本は、財政が厳しいのもあるが、元々の由来が、神奈川県域局なのに、東京も含めた関東広域圏を放送エリアにしたくて、川崎にAM送信所を建てた変な局だけに、本心は東京タワーからワイドFM電波を出したいが、総務省の了解が得られないのだろう。
山梨放送なんかは、全く新しいことに興味がないみたい。実際、信じられないことに、未だにradikoにも参加していないし、以前、ある出演者が「番組でSNSの活用をしては?」と提案したが、「面倒でする気がない」というやる気のない回答しか返ってこなかったらしいから、推して知るべしだ。
例えやむない事情があったとしても、この状況になって、ワイドFM放送も、radikoも、何も始められず、AM電波にしがみついている地方ラジオ局というのは、もう今の時点で「詰んでいる」と言っていいだろうな。
ワイドFM開始1周年 3局リスナーアンケート~57.5%がワイドFMで聴取~|株式会社TBSラジオのプレスリリース
ただ、実際に、ワイドFMを始めた局の様子を見ると、すでに広く利用されていて、AMよりリスナーが多い、なんて結果のアンケートも出ていたりする。
ただ、「ワイドFMで、リスナーが増えた」という明確な統計資料はないのが、ワイドFM推進の上での弱みにもなっているようだ。
ところで、AM放送は、送信所施設として、大きな面積を必要とするし、既に新規では買えない古くなった設備のメンテナンスも大変であり、放送局としては、できるだけ早くやめたいというのが本音だろう。
なぜなら、AM放送を止めるだけで、AM局は大幅にランニングコストを下げられ、収益が改善されるはずだし、不要になった送信所を売却すれば、首都圏の局なんかは、大抵は一等地の大面積なので大もうけできるはずなのだ。
ワイドFMの普及が進めば、次に来るのは、AM放送の廃止だろうが、それには電波法や関連省令の改正が必要になるだろうし、まだまだ時間はかかるだろう。
ただ、ラジオ局のじり貧が続く今こそ、思い切った手を打たないt、本当にラジオ局というビジネスが成り立たなくなりそうなのは間違いない。
いつになったらAM局をやめられるよう、総務省が動くのか、注目だと思う。
関連記事:
日本でもアナログラジオ放送は終了に向かうのか?:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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AM放送のサイマル配信である、FM補完放送、こと、「ワイドFM」は、我が家では、受信も安定していて、音質もクリアなので、東京のAM民放3局に関しては、完全に「ワイドFM」でしか、ラジオを聞いていない。
予約録音も、radikoよりワイドFMの方が音質がいいため、基本、TBSラジオでいつも聴く番組は、ワイドFMで予約録音を行い、ワイドFMで録音しきれない番組、電波で受信できない番組を、Radkoolの番組表から予約録音するというスタンスを取っている。
ワイドFM 全国へ拡大中!| ラジオFM93+AM1242 ニッポン放送
そのワイドFMが、全国的にはどのぐらい普及しているのかと思い、確認してみたが、上記サイトが一番わかりやすいみたい。
ざっと見ただけでも、計画中のものも含め、既にほぼ全国に広がっていることが分かる。
FM補完中継局 - Wikipedia
その一方で、詳細を見ていくと、面白いことが分かる。
まず、ワイドFMというと、民放だけの制度だと思っていたのだが、上の記事を見ると、難聴地域に対して、NHKのAM放送も、ワイドFMでの放送が始まっていることが分かる。
そんな中、未だ具体的な計画がなさそうな局として、山形放送、ラジオ日本、信越放送、山梨放送、京都放送、西日本放送、 四国放送、 高知放送、ラジオ沖縄、琉球放送などがあるようだ。
理由は色々あるのだろう。
京都放送なんかは、一度倒産しているぐらいなので、ワイドFMを始める財政的余裕がないのだろう。
貧乏な地方AM局、特に、一局だけでFM中継局を建てざるをえないケースでは、ワイドFMを建てたからといって、収入が増える目算が立たない今の状況では、なかなかGOサインを出せないんだろうと思う。
ラジオ日本は、財政が厳しいのもあるが、元々の由来が、神奈川県域局なのに、東京も含めた関東広域圏を放送エリアにしたくて、川崎にAM送信所を建てた変な局だけに、本心は東京タワーからワイドFM電波を出したいが、総務省の了解が得られないのだろう。
山梨放送なんかは、全く新しいことに興味がないみたい。実際、信じられないことに、未だにradikoにも参加していないし、以前、ある出演者が「番組でSNSの活用をしては?」と提案したが、「面倒でする気がない」というやる気のない回答しか返ってこなかったらしいから、推して知るべしだ。
例えやむない事情があったとしても、この状況になって、ワイドFM放送も、radikoも、何も始められず、AM電波にしがみついている地方ラジオ局というのは、もう今の時点で「詰んでいる」と言っていいだろうな。
ワイドFM開始1周年 3局リスナーアンケート~57.5%がワイドFMで聴取~|株式会社TBSラジオのプレスリリース
ただ、実際に、ワイドFMを始めた局の様子を見ると、すでに広く利用されていて、AMよりリスナーが多い、なんて結果のアンケートも出ていたりする。
ただ、「ワイドFMで、リスナーが増えた」という明確な統計資料はないのが、ワイドFM推進の上での弱みにもなっているようだ。
ところで、AM放送は、送信所施設として、大きな面積を必要とするし、既に新規では買えない古くなった設備のメンテナンスも大変であり、放送局としては、できるだけ早くやめたいというのが本音だろう。
なぜなら、AM放送を止めるだけで、AM局は大幅にランニングコストを下げられ、収益が改善されるはずだし、不要になった送信所を売却すれば、首都圏の局なんかは、大抵は一等地の大面積なので大もうけできるはずなのだ。
ワイドFMの普及が進めば、次に来るのは、AM放送の廃止だろうが、それには電波法や関連省令の改正が必要になるだろうし、まだまだ時間はかかるだろう。
ただ、ラジオ局のじり貧が続く今こそ、思い切った手を打たないt、本当にラジオ局というビジネスが成り立たなくなりそうなのは間違いない。
いつになったらAM局をやめられるよう、総務省が動くのか、注目だと思う。
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