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AbemaTVのコンテンツ調達センス [ネット配信]

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Abema TVが2,000万ダウンロード突破。オリジナル番組強化 - AV Watch

「200億円赤字」AbemaTVがメディアと広告の未来を変える? | 田中道昭 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

サイバーエージェントとテレビ朝日が組んだ「AbemaTV」が好調だ。
開局から約1年4カ月で、Abema TVのアプリが、2,000万ダウンロードを突破したそうだ。

とはいえ、藤田社長によれば、まだ「200億円の赤字」とのこと。
WAU(1週間当たりの利用者数)が1,000万人を超えれば、広告収入主体で黒字化は可能という試算をしているらしい(本当だろうか?)。
そのために、今は赤字を出しても「良質な番組作り」を最優先事項として、運営しているそうだ。

実際、オリジナルのバラエティ番組では、「ニコ生」などに比べて、明らかにギャラが高いタレントがたくさん出ており、番組制作費が相当掛かっていることを伺わせるので、赤字というのは頷けるものがある。

さて、「AbemaTV」が無料配信中心で、広告収入主体で収益が成り立つことをもくろんでいるとしたら、どれだけたくさんの人に見てもらえる番組を流すかが重要になってくる。

その点では、ここまでの「AbemaTV」のチャンネル編成、番組編成を見ていて、あまりお金を掛けずに、なかなかいいコンテンツを集めてきているな、という印象はある。

羽生善治三冠14歳に敗れる!藤井聡太四段「炎の七番勝負」6勝1敗 | Something Interesting

「将棋チャンネル」を立ち上げ、14歳で最年少プロ棋士となった藤井聡太四段にいち早く目を付け、「炎の七番勝負」という羽生三冠などと対戦させる番組を企画したり、

AbemaTV、藤井四段29連勝の中継が歴代2位の793.9万視聴。次回中継は7月2日 - AV Watch

藤井四段の29連勝した試合を中継し、これがAbemaTVで歴代2位の視聴数を記録したりと、機動性の高さを感じさせる。

藤井四段の対局にアクセス殺到 AbemaTVで「亀田興毅に勝ったら1000万円」に次ぐ歴代2位に - ITmedia NEWS

スポーツでは、2017年5月7日に配信された「AbemaTV1周年記念企画『亀田興毅に勝ったら1000万円』」が、歴代1位の視聴数を記録しているそうだが、それ以外にも、

清宮幸太郎「視聴数」1位!AbemaTV「早実VS日大三」完全中継 : J-CASTテレビウォッチ

早稲田実業の清宮幸太郎選手の本塁打記録がかかった試合を急遽中継したり、

公営競技初!「AbemaTV」にてボートレースの中継番組を放送! - SankeiBiz(サンケイビズ)

有料のCSでしか観られなかった公営競技のボートレースの中継を始めたり、

インターネットテレビ局「AbemaTV」で4.22代々木大会がK-1史上最高数値をマーク! 当日の視聴数ランキングもトップに! | K-1 WORLD GP Official Website

「K-1」の試合を中継したりと、あまり調達コストがかからず、なかなかいいところを押さえている。

バラエティでも、テレビ朝日の番組制作能力を生かし、

AbemaTV 年末年始1週間の利用者数が514万人に、一番観られた番組は「フリースタイルダンジョン東西!口迫歌合戦」 | Musicman-NET

「フリースタイルダンジョン 東西!口迫歌合戦」が、テレ朝の番組の人気を活かして、当時の歴代最高視聴数を記録したり、

極楽とんぼ24時間番組完遂、加藤「こんな日が来るなんて」男泣き - お笑いナタリー

こうしたオリジナル番組が人気を呼んだり、根強い人気の「探偵!ナイトスクープ」を配信したりして、ニコ生に差をつける。

「METROCK2017」3日間連続放送 AbemaTV音楽ライブ史上最高視聴数550万を記録 | Abema TIMES

音楽番組でも、「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017(以下、METROCK2017)」東京公演の放送は、音楽番組では最高の視聴数を記録したようだ。

AbemaTVアニメチャンネル担当者に聞く“1年間で得た実感と高い人気の理由” - CNET Japan

コンスタントに高視聴数を叩きだしている4つのアニメチャンネルを抱えながら、

AbemaTV「ペットチャンネル」終了 「SPECIAL」に統合 ファンから惜しむ声 - ITmedia NEWS

アクセスが増えない「ペットチャンネル」「バラエティチャンネル」「SPACE SHOWER MUSIC CAST」は、潔くあっさり終了するなど、機動性の高さが見られる。

それを一言で言えば、無料放送という枠内で、AbemaTVは「コンテンツ調達センスがあるな」ということ。

もっとも、それが本当の評価となるのは、AbemaTVが黒字化できた時だろう。

インターネットテレビ局「AbemaTV」が2017年上半期の人気番組ランキングを発表 | 株式会社サイバーエージェント

最新のWAU(1週間当たりの利用者数)は、550万人に達したらしいが、黒字になる1000万人までにはさらに倍増させる必要があることになり、それにはコンテンツの充実と併せて、受信端末の拡充が必須課題だろう。

現在でも、iOS端末、Android端末、Android TV端末、Fire OS端末(Amazon)、Apple TV端末、Windows端末、Mac OS端末と、こうしたネット配信サービスとしては幅広いプラットフォームで見られるが、さらに倍増させるなら、パナソニックや東芝、シャープのスマートテレビに、AbemaTVアプリをプリインストールさせることが必須だろう(ソニーはAndroidTVだから既にアプリが動くはず)。
実際、やってくる気がするな。

関連記事:
AbemaTVが開局一周年だそうで:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ



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