2017年8月度聴取率調査の速報から [ラジオ]
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2017年8月度首都圏ラジオ聴取率の調査結果 | ビデオリサーチ
首都圏のラジオ平均聴取率5.2%、高齢者は平日で1割近く(2017年8月度版)(最新) - ライブドアニュース
ビデオリサーチから、2017年8月度聴取率調査の結果の一部が、ニュースリリースとして公開された。
J-WAVE(81.3FM)8月度聴取率調査で「M1(男性20~34歳)」「M2(男性35~49歳)」「F2(女性35~49歳)」「M2+F2(男女35~49歳)」ほか首位を獲得! |株式会社J-WAVEのプレスリリース
好調なJ-WAVEからのニュースリリースは発表されたが、トップのTBSラジオからの発表は、今回もまだない。
どうやら、本年度に入ってから、TBSラジオが真っ先に公式ニュースリリースを出すことは期待できなくなったみたいなので、個別の局の聴取率については何も情報がない速報の段階で取り上げることにするが、それだけでも、今回の調査は衝撃の結果となった。
関東の全局個人聴取率(SIU)が、6月度の5.6%からさらに下がり、8月度は5.2%まで落ちてしまった。2か月で0.4%も落ちるなんて、過去にも見たことがない。
原因を細かく見て見ると、10代が0.1ながらSUIを上げているのに対し、それより上の世代がどこもガタ落ちしており、特に50~69歳の世代で、8.8%から7.9%へと1%近くも落としているのが目立つ。
男女で分けてみても、聴取率が挙がったのは、10歳代女性と、20歳代男性のみで、それ以外は総じて下落。
おそらく、一番ラジオを聴いている世代が、調査ごとに調査対象年齢を外れており、それによる大幅な聴取率の低下を、下の世代で全くカバーできずにいるという構図があるのだろう。
もちろん、70歳以上でも、ラジオを聴く人は多数いるのだろうが、CMが求める購買力という点では調査対象外らしい。
もう少し情報がないかと探してみると、業界紙の文化通信と、日刊合同通信の目次タイトルが見つかった。
TBSラ会見、V97達成!10代女性徐々に増 - 文化通信.com
マスコミ研究会 > 日刊合同通信 > バックナンバー
それによれば、TBSラジオは、今期も聴取率ナンバーワンを維持し、V97を達成したようだ。
10歳代女性が徐々に増えているというが、全局個人聴取率(SIU)が、0.3%も上昇していることからも納得できる。
もっとも、8月は夏休みなので、例年、10歳台の聴取率は上昇する傾向にはあるから、さほど驚くほどのことではない。
一方で、男性リスナーが全世代に渡って減っていることが打撃となっていることも語っているようで、TBSラジオ入江社長は、「特別要因影響で聴取率ダウン」と語ったみたいだが、この「特別要因」が何なのかはよくわからない。
SIU減少の原因分析については、専門家に任せるしかないが、
下方トレンドのさなか…震災後のラジオ聴取動向をグラフ化してみる(2017年8月度版)(最新) - ライブドアニュース
こちらのサイトでは、震災後に半ば必要に迫られてラジオを整備・聴取を始めた層が、余震頻度の低下と共に必要性への認識も薄れ、再びラジオ離れを起こしたのではないかと、推測しているな。
私個人のラジオ利用に関して鑑みれば、震災は意識したことはないが、
・リアルタイムに一番ラジオ番組を聞いているのは、ABC(朝日放送)のABCナイター(阪神戦)で、奥さんがradikoエリアフリーで、ほぼ試合終了までつけっぱなしの状態
→ただし、これは関東エリアの聴取率調査でも、関西エリアの聴取率調査でもカウントされないはず
・伊集院光とらじおと、ジェーン・スー生活は踊る、たまむすびあたりの帯番組は、つまみ食いだが毎日聴いており、すべてradikoタイムフリーで一日遅れ
→これらもタイムフリーだと聴取率調査ではカウントされないらしい
それ以外の週一番組で、毎週聞いている番組も多数あるが、それらも全てradikoタイムフリーとラジオクラウドの両方を活用して聴いている
→これらも当然、聴取率調査ではカウントされない
ということで、現在、私は、これだけラジオコンテンツを熱心に聴いているというのに、リアルタイムでは聴かないがゆえに聴取率調査の対象として見れば、「ラジオを全く聞かない人間」に分類されることになるのだろう。
さらに言うと、タイムフリー開始以降、今まで聴かなかったラジオ番組でも、例えばオープニングトークだけは毎回聴いたり、時間があれば暇つぶしに聴く(以前ならポッドキャストを聴いていた)番組は増えたので、ラジオ番組の聴取時間自体は以前より明らかに増えているのだが、そういう実態も、聴取率調査には表れてこないようだ。
果たして私のようなリスナーがどれだけいて、聴取率調査にどの程度影響を与えているのかは、想像もつかないが、私自身、タイムフリー開始以降、ラジオの聴き方が明らかに変わったのは間違いないし、そういう人は多いんじゃないだろうか。
ビデオリサーチもそろそろ、その点を究明すべく、詳細な追加調査、および、分析をすべきな時期なんじゃないかと思うな。
今回の結果が、本当に、ラジオリスナーが減っているだけの理由であれば、これはラジオの破滅の道だろう。
そうではないと信じたいのだが。
関連記事:
続報・2017年6月度ラジオ聴取率調査結果:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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2017年8月度首都圏ラジオ聴取率の調査結果 | ビデオリサーチ
首都圏のラジオ平均聴取率5.2%、高齢者は平日で1割近く(2017年8月度版)(最新) - ライブドアニュース
ビデオリサーチから、2017年8月度聴取率調査の結果の一部が、ニュースリリースとして公開された。
J-WAVE(81.3FM)8月度聴取率調査で「M1(男性20~34歳)」「M2(男性35~49歳)」「F2(女性35~49歳)」「M2+F2(男女35~49歳)」ほか首位を獲得! |株式会社J-WAVEのプレスリリース
好調なJ-WAVEからのニュースリリースは発表されたが、トップのTBSラジオからの発表は、今回もまだない。
どうやら、本年度に入ってから、TBSラジオが真っ先に公式ニュースリリースを出すことは期待できなくなったみたいなので、個別の局の聴取率については何も情報がない速報の段階で取り上げることにするが、それだけでも、今回の調査は衝撃の結果となった。
関東の全局個人聴取率(SIU)が、6月度の5.6%からさらに下がり、8月度は5.2%まで落ちてしまった。2か月で0.4%も落ちるなんて、過去にも見たことがない。
原因を細かく見て見ると、10代が0.1ながらSUIを上げているのに対し、それより上の世代がどこもガタ落ちしており、特に50~69歳の世代で、8.8%から7.9%へと1%近くも落としているのが目立つ。
男女で分けてみても、聴取率が挙がったのは、10歳代女性と、20歳代男性のみで、それ以外は総じて下落。
おそらく、一番ラジオを聴いている世代が、調査ごとに調査対象年齢を外れており、それによる大幅な聴取率の低下を、下の世代で全くカバーできずにいるという構図があるのだろう。
もちろん、70歳以上でも、ラジオを聴く人は多数いるのだろうが、CMが求める購買力という点では調査対象外らしい。
もう少し情報がないかと探してみると、業界紙の文化通信と、日刊合同通信の目次タイトルが見つかった。
TBSラ会見、V97達成!10代女性徐々に増 - 文化通信.com
マスコミ研究会 > 日刊合同通信 > バックナンバー
それによれば、TBSラジオは、今期も聴取率ナンバーワンを維持し、V97を達成したようだ。
10歳代女性が徐々に増えているというが、全局個人聴取率(SIU)が、0.3%も上昇していることからも納得できる。
もっとも、8月は夏休みなので、例年、10歳台の聴取率は上昇する傾向にはあるから、さほど驚くほどのことではない。
一方で、男性リスナーが全世代に渡って減っていることが打撃となっていることも語っているようで、TBSラジオ入江社長は、「特別要因影響で聴取率ダウン」と語ったみたいだが、この「特別要因」が何なのかはよくわからない。
SIU減少の原因分析については、専門家に任せるしかないが、
下方トレンドのさなか…震災後のラジオ聴取動向をグラフ化してみる(2017年8月度版)(最新) - ライブドアニュース
こちらのサイトでは、震災後に半ば必要に迫られてラジオを整備・聴取を始めた層が、余震頻度の低下と共に必要性への認識も薄れ、再びラジオ離れを起こしたのではないかと、推測しているな。
私個人のラジオ利用に関して鑑みれば、震災は意識したことはないが、
・リアルタイムに一番ラジオ番組を聞いているのは、ABC(朝日放送)のABCナイター(阪神戦)で、奥さんがradikoエリアフリーで、ほぼ試合終了までつけっぱなしの状態
→ただし、これは関東エリアの聴取率調査でも、関西エリアの聴取率調査でもカウントされないはず
・伊集院光とらじおと、ジェーン・スー生活は踊る、たまむすびあたりの帯番組は、つまみ食いだが毎日聴いており、すべてradikoタイムフリーで一日遅れ
→これらもタイムフリーだと聴取率調査ではカウントされないらしい
それ以外の週一番組で、毎週聞いている番組も多数あるが、それらも全てradikoタイムフリーとラジオクラウドの両方を活用して聴いている
→これらも当然、聴取率調査ではカウントされない
ということで、現在、私は、これだけラジオコンテンツを熱心に聴いているというのに、リアルタイムでは聴かないがゆえに聴取率調査の対象として見れば、「ラジオを全く聞かない人間」に分類されることになるのだろう。
さらに言うと、タイムフリー開始以降、今まで聴かなかったラジオ番組でも、例えばオープニングトークだけは毎回聴いたり、時間があれば暇つぶしに聴く(以前ならポッドキャストを聴いていた)番組は増えたので、ラジオ番組の聴取時間自体は以前より明らかに増えているのだが、そういう実態も、聴取率調査には表れてこないようだ。
果たして私のようなリスナーがどれだけいて、聴取率調査にどの程度影響を与えているのかは、想像もつかないが、私自身、タイムフリー開始以降、ラジオの聴き方が明らかに変わったのは間違いないし、そういう人は多いんじゃないだろうか。
ビデオリサーチもそろそろ、その点を究明すべく、詳細な追加調査、および、分析をすべきな時期なんじゃないかと思うな。
今回の結果が、本当に、ラジオリスナーが減っているだけの理由であれば、これはラジオの破滅の道だろう。
そうではないと信じたいのだが。
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TBSはなんとか面目を保ったようですね。でも、JーWAVEの勢いも見逃せないところでしょうか。
さて、日刊スポーツのウェブでTBSのラジオナイター撤退について特集されていました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6255561
文化放送とニッポン放送はどうも我関せずを決め込んでいるようですし、関西のMBSとABCは「熱心な阪神ファンがいるから」と撤退には消極的。別のサイトではTBSラジオの入江社長は年内に結論を出すと発言していると報じているようですが、どうなることでしょうか?
by 関東のラジオ聴き (2017-09-29 23:28)
東のラジオ聴きさん、こんにちは。
私個人は、外からの意見でしかありませんが、肝心のファンの方はどう感じていらっしゃるのでしょうかね?
そうした反発があまり見られないとなると、終了もやむを得ないのかなという気がします。
by naniwa48 (2017-09-30 08:38)