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スタジオジブリが人事交代で再び動き始める　[コンテンツ] [編集]

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2014年の宮崎駿の引退表明以降、制作部門を解散し、ジブリ自体では新作を作らないことが明らかになり、随分ガッカリした人も多いだろう。
しかし、一方で、ジブリを退職したスタッフが、「君の名は。」「メアリと魔女の花」などのアニメ映画で活躍する状況も起き、ジブリ以外でのアニメ界の活性化も起きていた。

ジブリは、これまでの作品の著作権管理だけを行う会社として静かに存続するだけなのかと思っていたら、昨年中盤から再び動きが出てきた。

宮崎駿監督最後の新作製作“始動”スタッフ募集に海外から殺到― スポニチ Sponichi Annex 芸能

まずは、宮崎駿が再び長編アニメ制作に復帰することを表明し、2017年10月から雇用する条件で、スタジオジブリで再び制作スタッフの募集が行われた。

愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」開設！ジブリファンが描く、施設の未来予想図 | IDENTITY 名古屋

さらに、愛知県の愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」が設置される計画が明らかになった。
いずれも、お金のかかる大プロジェクトであり、それ以前の体制ではやれるはずがないから、内部でも具体的な動きが何かある筈と思っていた。

スタジオジブリ、９年ぶり社長交代　美術館館長　　：日本経済新聞

すると、2017年11月に、社長交代の人事が発表された。
鈴木敏夫の指名により就任した元ウォルト・ディズニー・ジャパン社長の星野康二氏は会長になり、三鷹の森ジブリ美術館館長を長年務めた中島清文氏が代表取締役社長に就任したのだ。

中島氏は住友銀行（現・三井住友銀行）出身で、12年間の三鷹の森ジブリ美術館館長の経験を活かし、「ジブリパーク」（仮称）の開業を主導するようだ。

ジブリパーク、環境調査拡充　愛知県予算案に３０００万円:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)

「ジブリパーク」に関しては、愛知県が2018年度、調査費3,000万円を盛り込みむそうで、園内の自然環境を把握したり、駐車場の増設が必要かの検討するそうで、既に2017年11月に専従職員10人の「ジブリパーク構想推進室」を設置し、活動を開始しているそうだ。
また、パークの完成像を連想できる基本デザインは、今春、鈴木氏と大村知事の共同会見で公表されるそうなので、注目したい。

鈴木プロデューサーも、「ジブリは映画を作り続ける。それがジブリの本道だ。やり続けるしかない。ダメになるその日まで。ぼくは、そう覚悟した」と語り、現場復帰したという。

また、今回の人事異動に関し、「ジブリ再始動！　ジブリに新しい風が吹いた。この新しい人事は、ぼくらの想像を超えて、社内に活気をもたらした。そして、スタッフが元気になった」と早くも効果を実感しているようで、新作アニメから、テーマパークまで、再びジブリ関連のニュースが世間を賑わしそうだ。

ついでなので、ジブリ関連ニュースをいくつか。

〈竹中大工道具館〉でスタジオジブリ作品における日本建築展が開催中！｜カーサブルータス Casa BRUTUS

「となりのトトロ」の草壁家など “ジブリ作品における日本建築” を、建築史家・藤森照信の監修により紹介する展示が、神戸にある「竹中大工道具館」で開催中とのことだ。

宮崎駿監督が育った築90年の家がギャラリーに。映画のシーンを想起する家の中に感動！｜BIGLOBEニュース

宮崎駿監督が小学3年生まで住んでいた、疎開先の宇都宮市の築90年の古民家が、焼き物や染め物を展示販売するギャラリーとなっており、地元で人気となっているそうだ。

ジブリファン、歓喜。ファッションブランド「スタジオジブリのあの服」が蔦屋書店に | ROOMIE（ルーミー）

株式会社あの服という会社と、スタジオジブリが「スタジオジブリのあの服」というファッションブランドを展開しているらしい。
子ども服を中心としたラインナップだが、大人用も揃えており、ジブリの登場人物が着ているっぽいデザインの一点ものの服を制作しているそうだ。
現状、店舗展開はしていないらしいのだが、2月28日（水）まで、銀座蔦屋書店でポップアップストアを開催中だそうで、貴重な機会みたいなので、興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか。

子どもだけじゃもったいない「ジブリ」オトナ女子向けブランド店、3/20オープン | リセマム

また、オトナ女子向けの「スタジオジブリ」グッズをセレクトする「Closet」の初店舗が、神奈川県・ラゾーナ川崎プラザに3月20日よりオープンするそうだ。
「Closet」は、スタジオジブリ作品のグッズショップ「どんぐり共和国」から誕生した新ブランドとのこと。
人気フレグランスブランド「フェルナンダ」とのコラボ商品が初登場する他、「女の宅急便」限定ポーチなどが先行発売されるらしい。
さらにオープンを記念し、数量限定の購入特典として「Closet オリジナル巾着トートバッグ」のプレゼントも用意される。
ラゾーナ川崎に行く機会があれば、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

ということで、本業のアニメ制作以外の部分での活動も活発化しているのが分かる。

社長交代で見えてくるのは、本業以外でのこれまで以上に稼ぎ、それをアニメ制作の本業にフィードバックして、事業の拡大を図る姿勢ではないだろうか。
スタジオジブリの場合、それは、それで、正解だと思う。

宮崎駿はあんまりいい顔はしないんだろうけどね。

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