ラジオリスナーをアプリで囲い込むのは得策なのか? [ネット配信]
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radiko.jp
ネット経由でラジオが聴けるというのは、大変便利なサービスで、特にradiko.jpは、プレミアム会員にも登録し、毎日愛用させてもらっている。
最近は、NHKラジオもradikoアプリで聴けるようになり、NHKを聞くときだけ別の「らじる☆らじる」アプリを立ち上げなければらならない不自由さからも解放されたのは有難いことだ。
その一方で、ラジオリスナーを放送局独自のアプリで抱え込もうという動きも出始めていて、リスナーの立場としては、首をかしげざるを得ない。
RCCラジオが公式アプリ、面白かった場面をPUSH通知し聴取可能に | 日経 xTECH(クロステック)
2018年10月1日に、中国放送(RCC)が、RCCラジオの公式スマホアプリをリリースした。
RCCラジオ - Google Play のアプリ
ダウンロードはこちらから。
このアプリでは、radiko.jpを利用してRCCラジオが聴けると同時に、スマホのPUSH通知から番組の面白かった場面を、タイムフリーで聴けるようにする機能「キキミミ」をを搭載する。
その他に県内で発生した気象警報をPUSH通知で知らせる機能や、番組ごとの投稿フォームからメッセージを簡便に送る機能などを備え、番組ブログや最新の話題を読むこともできる。
RCCラジオだけを聞くリスナーにとっては、これは、とても便利なアプリと言えるのかもしれないが、こうしたアプリでリスナーを囲い込んでしまおうという内向きの姿勢が、果たしていいのか、疑問を感じるところもある。
コミュニティ放送 - Wikipedia
コミュニティFM局にも、似た動きがあり、これまでコミュニティFMのネット配信サービスというと、JCBA、SimulRadio、ListenRadioなどがあり、そのうち複数のサービスで配信するFM局もあれば、どれか一つのサービスでのみ配信するFM局もあり、それだけでもややこしかったのだが、
FM++ | エフエム プラプラ
最近、さらに「FM++」という新しいサービスが登場した。
しかも、この「FM++」というサービス、JCBAなどのように一つのアプリで、参加する局の放送が聴けるのではなく、「FM++」に参加するコミュニティFM局それぞれに対し、専用の聴取アプリが用意されており、聴きたい局があれば、「FM++」のポータルからその局のアプリをダウンロードしてインストールし、そのアプリで聴くことになるという。
ここでも、他のサービスとは異なる「アプリによる自局への囲い込み」という方向性を打ち出している。
こうした方向性というのは、放送局の側から見たら、自局にリスナーを縛り付ける力になり、魅力に見えるのかもしれないが、リスナーから見たら、聴きたい局や番組が増えるたびにアプリを新たにインストールする羽目になり、あまり嬉しい動きには思えない。
リスナーの立場から言えば、むしろ、コミュニティFMのネット配信もradikoに一本化して欲しいぐらいなのに。
民放ラジオも、もし番組に紐付いたSNSなどのネットサービスをやりたいなら、個別のアプリを立ち上げるのではなく、radiko.jpアプリの番組表から飛べる、各番組のサイトで実現するよう工夫して欲しいところ。
真にリスナーの利便性を考えるなら、こうした局独自のアプリでリスナーを囲い込む姿勢は、間違っているのではないかと思っている。
是非、再考を願いたい。
関連記事:
radiko.jpに関する新しい情報をいくつか:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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ネット経由でラジオが聴けるというのは、大変便利なサービスで、特にradiko.jpは、プレミアム会員にも登録し、毎日愛用させてもらっている。
最近は、NHKラジオもradikoアプリで聴けるようになり、NHKを聞くときだけ別の「らじる☆らじる」アプリを立ち上げなければらならない不自由さからも解放されたのは有難いことだ。
その一方で、ラジオリスナーを放送局独自のアプリで抱え込もうという動きも出始めていて、リスナーの立場としては、首をかしげざるを得ない。
RCCラジオが公式アプリ、面白かった場面をPUSH通知し聴取可能に | 日経 xTECH(クロステック)
2018年10月1日に、中国放送(RCC)が、RCCラジオの公式スマホアプリをリリースした。
RCCラジオ - Google Play のアプリ
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このアプリでは、radiko.jpを利用してRCCラジオが聴けると同時に、スマホのPUSH通知から番組の面白かった場面を、タイムフリーで聴けるようにする機能「キキミミ」をを搭載する。
その他に県内で発生した気象警報をPUSH通知で知らせる機能や、番組ごとの投稿フォームからメッセージを簡便に送る機能などを備え、番組ブログや最新の話題を読むこともできる。
RCCラジオだけを聞くリスナーにとっては、これは、とても便利なアプリと言えるのかもしれないが、こうしたアプリでリスナーを囲い込んでしまおうという内向きの姿勢が、果たしていいのか、疑問を感じるところもある。
コミュニティ放送 - Wikipedia
コミュニティFM局にも、似た動きがあり、これまでコミュニティFMのネット配信サービスというと、JCBA、SimulRadio、ListenRadioなどがあり、そのうち複数のサービスで配信するFM局もあれば、どれか一つのサービスでのみ配信するFM局もあり、それだけでもややこしかったのだが、
FM++ | エフエム プラプラ
最近、さらに「FM++」という新しいサービスが登場した。
しかも、この「FM++」というサービス、JCBAなどのように一つのアプリで、参加する局の放送が聴けるのではなく、「FM++」に参加するコミュニティFM局それぞれに対し、専用の聴取アプリが用意されており、聴きたい局があれば、「FM++」のポータルからその局のアプリをダウンロードしてインストールし、そのアプリで聴くことになるという。
ここでも、他のサービスとは異なる「アプリによる自局への囲い込み」という方向性を打ち出している。
こうした方向性というのは、放送局の側から見たら、自局にリスナーを縛り付ける力になり、魅力に見えるのかもしれないが、リスナーから見たら、聴きたい局や番組が増えるたびにアプリを新たにインストールする羽目になり、あまり嬉しい動きには思えない。
リスナーの立場から言えば、むしろ、コミュニティFMのネット配信もradikoに一本化して欲しいぐらいなのに。
民放ラジオも、もし番組に紐付いたSNSなどのネットサービスをやりたいなら、個別のアプリを立ち上げるのではなく、radiko.jpアプリの番組表から飛べる、各番組のサイトで実現するよう工夫して欲しいところ。
真にリスナーの利便性を考えるなら、こうした局独自のアプリでリスナーを囲い込む姿勢は、間違っているのではないかと思っている。
是非、再考を願いたい。
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どうもです。
局毎にアプリをダウンロードするようだとアプリがあふれかえってどれがどれだかわからなくなるし、スマホなりパソコンの動きが重くなるかもしれないし…で、確かに使う方にしてはうまみを感じにくいですね。
コミュニティFMまでラジコで一本化となると民放・NHK含めて400以上のチャンネルを掌握することになるので、NHK・民放連・コミュニティ放送協会が大同団結して何かしらの方向性を示さなければならなくなるかと。簡単なことではないでしょうが、実現したら凄いことになりそうですね。
by 関東のラジオ聴き (2018-10-20 11:15)
関東のラジオ聴きさん、こんにちは。
嫌なことに、JCBAなどからFM++に移る曲が徐々に出始めているんですよ。コストが安いとか、何かメリットがあるんでしょうね。
Radikoへの一本化は、コミュニティFMにはコストが高すぎるのでしょうから難しいかもしれませんが、コミュニティFMは皆弱者なのだから、せめてその中で団結せずどうする!と言いたいです。
by naniwa48 (2018-10-20 19:07)