「バザールでござーる」を改めて評価したい [コンテンツ]
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みなさんは、「バザールでござーる」を覚えているだろうか?
バザールでござーるオフィシャルホームページ
「バザールでござーる」とは、日本電気(NEC)の販売促進キャンペーンの名称で、NECのパソコンがよく売れた時代、テレビのCMでも「バザールでござ~る~!」と歌う曲と、おサルさんのキャラクタ(今回調べてみて、「バザール・デ・ゴザール」という名前であることを初めて知った)が人気があった。
今では、NECのパソコン事業は、中国企業のレノボに買収され、経営不振から大幅に縮小されたため、テレビCMも見ることはなくなったが、今でも、上記の公式サイトは残されていて、一部を見ることができる。
今から振り返ってみて、電機メーカーのプロモーションの中で、独自のキャラクタを生み出して、それが広く親しまれたという意味では、それまでも例がなかったし、その後もなく、随一の存在だと思う(電機メーカー系でも、ソニークリエイティブプロダクツのような独立したキャラクタービジネスは除く)。
「バザール・デ・ゴザール」の設定は、次の通りだそうだ。
旧ザイール(コンゴ民主共和国)出身。日本文化を勉強するために来日。
11月10日生まれ(この日は第1回キャンペーンの開始日である[2])。
好物はバナナ。
おっちょこちょいでさみしがり。語尾は「ござーる」。
1991年11月に初のキャンペーンCMが放映されたそうで、後には、家族が新たに登場し、家系図も公開されCMにも出演した。
バザールでござーる - Wikipedia
「バザール・デ・ゴザール」を生み出したプロデューサは「だんご3兄弟」や「ポリンキー」などのCMキャラで知られるメディアクリエーター佐藤雅彦だそうで、確かに実に彼らしいキャラであり、設定だ。
CMのジングル(サウンドロゴ)は明治大学グリークラブが歌っていて、バザールの声は財津一郎だった。
このキャラクターが人気があったことは、NECが作った販促用のキャラクターグッズが大人気で、当時は、女性もよく使っていたのをよく見たことでも分かる。
無料で配る販促用グッズだけでなく、きちんと値段を付けてキャラクターグッズが売られていたという点でも、電機メーカーのキャラクターでは異例の存在だったと思う。
さらには、「バザール3兄弟音頭」というCDも発売されたり、PCエンジンのゲームまで作られた。
「バザールでござーるの小冒険」という絵本も発売され、絵本としては大ヒットの約10万部をを売り上げたというから凄い。
それなのに、最近では、店頭ポップで使われたり、パソコンの壁紙に使われたりする程度で、ほとんど見かけなくなってしまったのが寂しい限り。
NECの失速の原因は、財界政治に明け暮れる矢野会長!? | ビジネスジャーナル
最近見かけないので、正直、2012年にNECが業績不振に陥り、事業売却や人員整理のリストラを大幅に行った際、「バザール・デ・ゴザール」の知的所有権もどこかに売っぱらったのかな、などと勝手な想像をしていたのだが、調べたら、今でもNECが権利を持っていることを、改めて知った。
ただ、せっかくのこれだけ愛されたキャラクターが、ほとんど活用されないまま、NEC内に眠らせておくのは、むしろもったいない話だ。
NECが末期状態…1万6千人削減→また3千人削減、事業売却の連続で稼ぐ事業消滅 | ビジネスジャーナル
NECは、再び経営状態が悪化しているらしいのだが、「バザール・デ・ゴザール」の知的所有権も、どこか商売が上手なキャラクター専業会社に売却した方が、せっかくのよくできたキャラクタを生かせるのではないかと思う。
再度言いたいが、今から振り返って、「バザールでござーる」は、電機メーカーが作ったキャラクターでは、最も成功した存在だったと思う。
そこは、NECはもっと自慢していいと思うし、赤字事業を切り売りする前に、よっぽどいい値段で売れる思うし、売ってしまった方がキャラクターにとっても、新たな生きる道ができていいと思うな。
関連記事:
「ゆるキャラグランプリ2017」の一位は「うなりくん」:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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バザールでござーるオフィシャルホームページ
「バザールでござーる」とは、日本電気(NEC)の販売促進キャンペーンの名称で、NECのパソコンがよく売れた時代、テレビのCMでも「バザールでござ~る~!」と歌う曲と、おサルさんのキャラクタ(今回調べてみて、「バザール・デ・ゴザール」という名前であることを初めて知った)が人気があった。
今では、NECのパソコン事業は、中国企業のレノボに買収され、経営不振から大幅に縮小されたため、テレビCMも見ることはなくなったが、今でも、上記の公式サイトは残されていて、一部を見ることができる。
今から振り返ってみて、電機メーカーのプロモーションの中で、独自のキャラクタを生み出して、それが広く親しまれたという意味では、それまでも例がなかったし、その後もなく、随一の存在だと思う(電機メーカー系でも、ソニークリエイティブプロダクツのような独立したキャラクタービジネスは除く)。
「バザール・デ・ゴザール」の設定は、次の通りだそうだ。
旧ザイール(コンゴ民主共和国)出身。日本文化を勉強するために来日。
11月10日生まれ(この日は第1回キャンペーンの開始日である[2])。
好物はバナナ。
おっちょこちょいでさみしがり。語尾は「ござーる」。
1991年11月に初のキャンペーンCMが放映されたそうで、後には、家族が新たに登場し、家系図も公開されCMにも出演した。
バザールでござーる - Wikipedia
「バザール・デ・ゴザール」を生み出したプロデューサは「だんご3兄弟」や「ポリンキー」などのCMキャラで知られるメディアクリエーター佐藤雅彦だそうで、確かに実に彼らしいキャラであり、設定だ。
CMのジングル(サウンドロゴ)は明治大学グリークラブが歌っていて、バザールの声は財津一郎だった。
このキャラクターが人気があったことは、NECが作った販促用のキャラクターグッズが大人気で、当時は、女性もよく使っていたのをよく見たことでも分かる。
無料で配る販促用グッズだけでなく、きちんと値段を付けてキャラクターグッズが売られていたという点でも、電機メーカーのキャラクターでは異例の存在だったと思う。
さらには、「バザール3兄弟音頭」というCDも発売されたり、PCエンジンのゲームまで作られた。
「バザールでござーるの小冒険」という絵本も発売され、絵本としては大ヒットの約10万部をを売り上げたというから凄い。
それなのに、最近では、店頭ポップで使われたり、パソコンの壁紙に使われたりする程度で、ほとんど見かけなくなってしまったのが寂しい限り。
NECの失速の原因は、財界政治に明け暮れる矢野会長!? | ビジネスジャーナル
最近見かけないので、正直、2012年にNECが業績不振に陥り、事業売却や人員整理のリストラを大幅に行った際、「バザール・デ・ゴザール」の知的所有権もどこかに売っぱらったのかな、などと勝手な想像をしていたのだが、調べたら、今でもNECが権利を持っていることを、改めて知った。
ただ、せっかくのこれだけ愛されたキャラクターが、ほとんど活用されないまま、NEC内に眠らせておくのは、むしろもったいない話だ。
NECが末期状態…1万6千人削減→また3千人削減、事業売却の連続で稼ぐ事業消滅 | ビジネスジャーナル
NECは、再び経営状態が悪化しているらしいのだが、「バザール・デ・ゴザール」の知的所有権も、どこか商売が上手なキャラクター専業会社に売却した方が、せっかくのよくできたキャラクタを生かせるのではないかと思う。
再度言いたいが、今から振り返って、「バザールでござーる」は、電機メーカーが作ったキャラクターでは、最も成功した存在だったと思う。
そこは、NECはもっと自慢していいと思うし、赤字事業を切り売りする前に、よっぽどいい値段で売れる思うし、売ってしまった方がキャラクターにとっても、新たな生きる道ができていいと思うな。
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