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ジェーン・スー「私がオバさんになったよ」読了 [本・ムック]

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ジェーン・スーさんの初の対談集「私がオバさんになったよ」を読み終えた。

なお、今回はAmazonの電子書籍で購入した。

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スーさんの本は、これまではすべて紙の書籍で買ってきたのだが、今回は、紙の書籍とほぼ同時に、電子書籍も発売されたことと、紙の書籍が税込1,512円だったのに対し、電子書籍が1,361円と若干安かったこともある。

そして、何より、最近老眼が進んで、本の文字が読みづらくなったので、文字サイズが変えられる電子書籍の方が、読書しやすいからだ。

なので、最近、電子書籍が発売されていれば、なるべく電子書籍を買うことにしている。

私がオバさんになったよ | 株式会社 幻冬舎

さて、今回の本の対談相手は、光浦靖子、山内マリコ、中野信子、田中俊之、海野つなみ、宇多丸、酒井順子、能町みね子。

どの方も、雑誌やWebでの対談、あるいは、ラジオ番組でのスーさんとのトークは聞いたことがある方々ばかりで、そのどれもが面白かった印象がある。
そのため、この本も面白くならない訳がない、という先入観は持って読み始めたのだが、それを軽々と超えてきた対談集だった。

この本、雑誌「小説幻冬」の対談連載を書籍化したものだそうだが、ほとんどの方が、別の機会にスーさんと話をしたことがある方ばかりで、話足りなかった方々を対談相手に選び、あえてテーマを設けず、フリーに話してもらったという。

テーマを設けなかったというが、読み終えて、トータルで見ると全くそうは思えなかった。

対談相手が女性が多いこともあって、ジェンダー問題を絡めた女の生き方、仕事の仕方、生きがいといった話題についてのトークが多かった気がするが、男が読んでも、深く考えさせられる議論が多い。

海野つなみと語ったジェンダー問題の解答が、中野信子との対談の中でひょっこり顔を見せたり、山内マリコや酒井順子と語った女の生き方に対し、田中俊之が男の視点からの意見にハッとさせられたり。

これが小説だったら、あちこちに複雑に伏線が張り巡らされた緻密なミステリーってところだが、それが、対談集で成立しているのが奇跡的でさえある。

また、普段のラジオや著作では、スーさん自身が、的確な比喩と、魅力的なキーワードを駆使した印象的なパンチラインを次々と繰り出すのだが、この本では、その面では控え目、というか、対談相手がみな凄すぎて、そちらの名言だけでもお腹いっぱいだ。
スーさんは、それを引き出すのに徹した対談だったのだろうと思う。

時期を開けて、繰り返し読み返すことで、また違った見方ができそうな、濃密ないい対談集になっている思うな。

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