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大英博物館で日本漫画展 [イベント・企画]

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大英博物館に原画が展示されている日本の漫画家3人とは? | ほんのひきだし

ロンドンにある世界最大級の博物館、大英博物館で、マンガというと、このブログでも以前、「Manga now three generations(漫画の現在 三世代)」というタイトルの企画展が行われたことを取り上げたことがあります。
この時取り上げたのは、「あしたのジョー」のちばてつや、「ヤマタイカ」「星を継ぐもの」の星野之宣、「聖☆おにいさん」の中村光という、世代も作風も全く異なるお三方で、大英博物館には、よほど漫画に詳しい学芸員がいるんだな、と思っていましたが、

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大英博物館で日本漫画展=国外で最大規模(時事通信) - Yahoo!ニュース

その大英博物館で、満を持して、2019年5月23日から8月26日まで、海外では過去最大級の日本の漫画の展覧会「The Citi exhibition Manga」が開かれているそうです。

漫画展は約1100平方メートルの会場に約50人の漫画家による約70作品、約240点の原画などが展示されていて、「鉄腕アトム」や「キャプテン翼」「ドラゴンボール」「ONE PIECE」「ゴールデンカムイ」など、創成期から現代日本の漫画作品が一堂に会し、見ることができるらしい。

この展覧会のキーパーソンは、キュレーターのニコル・ルマニエールさん。テレビでインタビューされている様子も見たが、日本語もペラペラで、日本文化全体に造詣の深い女性みたいだ。

大英博物館は、そもそも江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」など、日本の浮世絵も多く所蔵しており、2017年には北斎に関する展覧会を開催し、約15万人を動員するヒットを記録したという。
今回の漫画展でも、北斎らの作品と現代の漫画を並べて展示し、その源流に着目した展示も行ったそうです。

さらには、スポーツや妖怪、少女もの、ボーイズラブなどの多彩なテーマや、大人が読むに堪えるような、同性愛や戦争、宗教などの社会性の強いテーマを持つ作品も多いことも、高く評価しているようで、そのテーマの多様性に関する展示もあるみたい。

マンガ初心者に向けて、漫画書店を模したスペースや、漫画の読み方の解説、コスプレの体験コーナーも設置され、「進撃の巨人」の巨大オブジェも見られるという。

大英博物館『日本漫画展』若年層来場者の倍増で最大ヒットへ 『キャプ翼』作者×ザッケローニ氏がトーク | ORICON NEWS

展覧会では、その関連イベントも行われており、5月24日には、「キャプテン翼」の高橋陽一氏とサッカー元日本代表監督のザッケローニ氏によるトークイベントが開催され、即日完売したらしい。
今後も、日本から漫画家などのゲストを迎え、随時、イベントが行われるようです。

大英博物館自体は入場無料ですが、この展覧会の入場料は大人で19.5ポンド(約2,800円)。
決して安くはないにもかかわらず、通常、10%程度しかない18歳未満の来場者が、この展覧会では倍以上の23%もあり、これまでの企画展で最大のヒットとなりそう、とのこと。

展覧会のコンセプトや展示内容を聞いていても、主催者側のマンガに対する深い愛情と情熱が感じられ、それが、この大成功に結びついているのでしょう。

イギリスでこんな状況なら、これを、元々マンガ、アニメファンが多いフランスでやったら、さらに凄いことになりそうだな。

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