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青空文庫の現状をチェック [電子書籍]

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青空文庫 - Wikipedia

著作権が消滅するのを待って、文学作品を中心とした著作物を電子化し、無償公開するプロジェクト「青空文庫」がどうなっているか気になったので、チェックしてみた。

日本国内の著作権法では、著作権の有効期限は、作者没後50年であったが、TPPなどの交渉を通じて、作者没後70年に延長されることになった。

「青空文庫がやせ細っていく」 著作権保護「70年」、新規作品公開が凍結され対応模索 | ORICON NEWS

TPPに対応した改正著作権法が、2018年12月30日より施行された、2019年にパブリックドメインになるはずだった、1968以降に年に死去の著作権者による作品の公開が、20年後まで延期された。

【1968年没】
石田英一郎(文化人類学者)、大原総一郎(実業家・随筆家)、奥野信太郎(中国文学者)、沢瀉久孝(国文学者)、木山捷平(作家)、子母沢寛(作家)、多田不二(詩人)、円谷幸吉(陸上選手)、野田高梧(脚本家)、広津和郎(作家)、藤田嗣治(画家)、保篠竜緒(翻訳家)、村岡花子(作家・翻訳家)

【1969年没】
獅子文六(作家)、長谷川如是閑(評論家)

子母沢寛、村岡花子、獅子文六といったビッグネームもあったので、残念ではある。

青空文庫では、2019年1月1日付で、公開を予定しながら法改正により延期した著作者28人のリストを掲載している。

【1969年没】伊藤整、木々高太郎
【1970年没】市河三喜、大宅壮一、西條八十、三島由紀夫、室伏高信
【1971年没】内田百閒、尾崎翠、金田一京助、志賀直哉、高橋和巳、徳川夢声、日夏耿之介、平塚らいてう、山下清
【1972年没】川端康成、平林たい子、広瀬正
【1973年没】大佛次郎、菊田一夫、古今亭志ん生(5代目)、サトウハチロー、高津春繁、浜田廣介、山内義雄、吉屋信子
【1974年没】花田清輝、山本有三
【1975年没】角川源義、金子光晴、香山滋、きだみのる、棟方志功
【1976年没】城昌幸、武田泰淳、檀一雄、平井呈一、福島正実、舟橋聖一、武者小路実篤

伊藤整、大宅壮一、三島由紀夫、内田百閒、高橋和巳、徳川夢声、川端康成、武田泰淳、檀一雄、舟橋聖一、武者小路実篤、大佛次郎、山本有三といった有名人気作家が連なる。

さらに面白いのは、このぐらいの時代になると、広瀬正、香山滋、城昌幸、福島正実といったSFやミステリー分野の作家も出てくることか。

こうした作家の作品の青空文庫化が、20年延期となったと思うと、残念だな。

一気にやることがなくなった「青空文庫」はどうするのだろうか。

そらもよう

「青空文庫」の公式サイトでは、これまで掲載していた4社のバナー広告の取り扱いを停止し、今後は、「本の未来基金」に寄せられた寄付金を財源として、規模を縮小して活動を継続するようだ。

そして、20年後、再び「青空文庫」の本格的な活動再開を目指し、当面、今のサーバを維持することに専念するらしい。

残念ではあるが、今ある電子化した資産は消えるわけではないので、それらを利用しつつ、再開の時期を待ちたい。

とはいえ、その頃には、人も、人の立場も変わっているだろうから、どうなるかわからないでしょうけどね。

関連記事:
TPP交渉の停滞で青空文庫はどうなるのか?:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ



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