ジェ-ン・ス-×中野信子の新刊「女に生まれてモヤってる!」購入 [電子書籍]
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最近、他にも聞きたい番組が増えたせいで「ジェ-ン・ス- 生活は踊る」も部分的にしか聴けていなくて、スーさんの新刊が発売されていたのも、番組ではなくツイートで後から知った。
ジェ-ン・ス-×中野信子、女を取り巻く社会構造の不都合語る|NEWSポストセブン
対談集に続いて、今度は、中野信子さんとの共著。
「女に生まれてモヤってる!」というタイトルで、発売は小学館。価格は税込1,404円だ。
Amazonでは、早速、 ジェンダーカテゴリで、ベストセラー1位になっているな。
なお、今回は、Amazonでは、紙の本と同時にKindle版も発売されており、価格も1,263円と若干安い。
そのため、今回はあっさりとKindle版を購入してしまった。
元々、家の本を減らそうという方針で、本を買うなら、なるべく電子書籍を買う方針に転換していたので、実は、「私がオバさんになったよ」も電子書籍で買ったが、そのときはかなりは迷った。
なのに、今回は即決できた自分の心理が不思議だったので、分析してみたら、
・今回の本は、紙の本と同時に電子書籍も発売されており、しかも若干安かった
・今回は、テーマが明確な共著と言うことで、内容が読めればよく、スーさん単独の著作に比べて、本としての思い入れがあまりなかった
・ちょうど、期間限定のAmazon商品券が貯まっていて、それが使えた
というあたりがあったみたい。
まだ、全部は読み終えていないのだが、途中までの感想。
最近のジェンダー論は、まず「男女の差別はどうやったらなくなるか」というところから始まりがちなのに、この本は、まず「女らしさ」「男らしさ」とは何か、という現実にある社会規範の分析から始めて、なぜ「女らしさ」の呪縛を解き放つのが、今の社会で難しいのかという話になり、当然、そこに現代の男社会の存在が改めてクローズアップされる。
ただ、この本では、男目線から見ていても不快に感じない。
それは、「男らしさ」や「男社会」を単純に権威として否定するだけでなはく、そこに背負わされた重荷にも目を向けて紐解き、そうした古い時代の重石を、男女とも下ろしてたら、もっと楽に生きられるんじゃないかと、と平等な視点で、提案をしているからだろう。
「性差ではなく役割や立場が発言を作る」と断ずる、この辺のジェンダーに対するバランス感覚は、スーさんが、家庭では世帯主で、対等な議論ができる専業主夫と毎日向き合っているが故であり、他のジェンダー論者と一線を画する部分かもしれないな。
この本のテーマ自体は、スーさんのこれまでの著作で出てきてる持論がほとんどなのだが、それを、中野信子さんの膨大で幅広い知識が補強する形で議論は進み、共著であるがゆえに、単なる主張だけではない説得力を持つ著作となっていると思う。
関連記事:
ジェーン・スー「私がオバさんになったよ」読了:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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最近、他にも聞きたい番組が増えたせいで「ジェ-ン・ス- 生活は踊る」も部分的にしか聴けていなくて、スーさんの新刊が発売されていたのも、番組ではなくツイートで後から知った。
ジェ-ン・ス-×中野信子、女を取り巻く社会構造の不都合語る|NEWSポストセブン
対談集に続いて、今度は、中野信子さんとの共著。
「女に生まれてモヤってる!」というタイトルで、発売は小学館。価格は税込1,404円だ。
Amazonでは、早速、 ジェンダーカテゴリで、ベストセラー1位になっているな。
なお、今回は、Amazonでは、紙の本と同時にKindle版も発売されており、価格も1,263円と若干安い。
そのため、今回はあっさりとKindle版を購入してしまった。
元々、家の本を減らそうという方針で、本を買うなら、なるべく電子書籍を買う方針に転換していたので、実は、「私がオバさんになったよ」も電子書籍で買ったが、そのときはかなりは迷った。
なのに、今回は即決できた自分の心理が不思議だったので、分析してみたら、
・今回の本は、紙の本と同時に電子書籍も発売されており、しかも若干安かった
・今回は、テーマが明確な共著と言うことで、内容が読めればよく、スーさん単独の著作に比べて、本としての思い入れがあまりなかった
・ちょうど、期間限定のAmazon商品券が貯まっていて、それが使えた
というあたりがあったみたい。
まだ、全部は読み終えていないのだが、途中までの感想。
最近のジェンダー論は、まず「男女の差別はどうやったらなくなるか」というところから始まりがちなのに、この本は、まず「女らしさ」「男らしさ」とは何か、という現実にある社会規範の分析から始めて、なぜ「女らしさ」の呪縛を解き放つのが、今の社会で難しいのかという話になり、当然、そこに現代の男社会の存在が改めてクローズアップされる。
ただ、この本では、男目線から見ていても不快に感じない。
それは、「男らしさ」や「男社会」を単純に権威として否定するだけでなはく、そこに背負わされた重荷にも目を向けて紐解き、そうした古い時代の重石を、男女とも下ろしてたら、もっと楽に生きられるんじゃないかと、と平等な視点で、提案をしているからだろう。
「性差ではなく役割や立場が発言を作る」と断ずる、この辺のジェンダーに対するバランス感覚は、スーさんが、家庭では世帯主で、対等な議論ができる専業主夫と毎日向き合っているが故であり、他のジェンダー論者と一線を画する部分かもしれないな。
この本のテーマ自体は、スーさんのこれまでの著作で出てきてる持論がほとんどなのだが、それを、中野信子さんの膨大で幅広い知識が補強する形で議論は進み、共著であるがゆえに、単なる主張だけではない説得力を持つ著作となっていると思う。
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