吾妻ひでおさんの訃報に驚く [マンガ]
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吾妻ひでお公式ウェブサイト
和田誠さんが亡くなってショックを受けていたところに、またまたマンガ家の吾妻ひでおさんが亡くなったという、同じぐらいショックなニュースが入ってきた。
新刊が出ていないかはチェックしていたが、それ以外は気にしていなかった。
なので、食道がんで闘病中だったことも知らなかったな。69歳という若さだったらしい。
吾妻ひでおさん死去。「失踪日記」で再ブレイクした漫画家 | ハフポスト
吾妻ひでおと言えば、一般的には、ホームレスをしたり、重度のアルコール依存症で入院したりした経験を「失踪日記」として発表し、第34回日本漫画家協会賞大賞を受けたりして、再び脚光を浴びたのが、一番世に知られることになったと思う。
不条理?SF?実験?敷居が高くて低い吾妻ひでおの名作完全版!『不条理日記 完全版』発売中! | マイナビニュース
でも、私的に見れば、「不条理日記」などの、昔あったSF雑誌「奇想天外」などに掲載されていた不条理なSF短編こそが、吾妻ひでおの真骨頂であり、もっと広く読んで欲しい作品だ。
ロリコンマンガのはしりみたいなことばかりが、取り上げられがちだが、シュールで気持ち悪いキャラクターを生み出す才能は、諸星大二郎に並ぶものがあったし、きわめて独創的な感覚を持ったSF短編マンガは、他にはないものだった。
ただ、とても寡作で、それがのちのホームレス生活や、アルコール中毒につながってしまったようだ。
復活したときは嬉しかったし、アルコール依存症の幻覚を、独特の筆致で描いたシュールなエッセイ漫画は、この人でないと描けないもので、またこの人の作品が読める喜びがあった。
吾妻ひでお「失踪日記」がイタリアのマンガ賞・Gran Guinigi賞を受賞 - コミックナタリー
この「失踪日記」は、欧米でも出版され、イタリアのマンガ賞であるGran Guinigi賞のRiscoperta di un’opera(再発見された作品)部門を受賞し、10月末に開催されるヨーロッパのコミックコンベンション・Lucca Comics & Gamesにて授賞式が行われる予定だったそうで、海外からも惜しむ声が聞こえている。
ともかく、もう二度と新作が読めなくなったことが悲しい。
これまで、作品で楽しませてくれたことを感謝し、ご冥福をお祈りします。
【追記】
A-sanproject
故・吾妻ひでおさんのファン葬は、11月30日に東京・築地本願寺第二伝道会館で行わるそうです。
詳しくは、上記公式サイトをご覧ください。
当日参加できない人も、供花を申し込むことが可能だそうです。
関連記事:
モンキー・パンチさん&小池一夫さんの訃報から早2か月:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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吾妻ひでお公式ウェブサイト
和田誠さんが亡くなってショックを受けていたところに、またまたマンガ家の吾妻ひでおさんが亡くなったという、同じぐらいショックなニュースが入ってきた。
新刊が出ていないかはチェックしていたが、それ以外は気にしていなかった。
なので、食道がんで闘病中だったことも知らなかったな。69歳という若さだったらしい。
吾妻ひでおさん死去。「失踪日記」で再ブレイクした漫画家 | ハフポスト
吾妻ひでおと言えば、一般的には、ホームレスをしたり、重度のアルコール依存症で入院したりした経験を「失踪日記」として発表し、第34回日本漫画家協会賞大賞を受けたりして、再び脚光を浴びたのが、一番世に知られることになったと思う。
不条理?SF?実験?敷居が高くて低い吾妻ひでおの名作完全版!『不条理日記 完全版』発売中! | マイナビニュース
でも、私的に見れば、「不条理日記」などの、昔あったSF雑誌「奇想天外」などに掲載されていた不条理なSF短編こそが、吾妻ひでおの真骨頂であり、もっと広く読んで欲しい作品だ。
ロリコンマンガのはしりみたいなことばかりが、取り上げられがちだが、シュールで気持ち悪いキャラクターを生み出す才能は、諸星大二郎に並ぶものがあったし、きわめて独創的な感覚を持ったSF短編マンガは、他にはないものだった。
ただ、とても寡作で、それがのちのホームレス生活や、アルコール中毒につながってしまったようだ。
復活したときは嬉しかったし、アルコール依存症の幻覚を、独特の筆致で描いたシュールなエッセイ漫画は、この人でないと描けないもので、またこの人の作品が読める喜びがあった。
吾妻ひでお「失踪日記」がイタリアのマンガ賞・Gran Guinigi賞を受賞 - コミックナタリー
この「失踪日記」は、欧米でも出版され、イタリアのマンガ賞であるGran Guinigi賞のRiscoperta di un’opera(再発見された作品)部門を受賞し、10月末に開催されるヨーロッパのコミックコンベンション・Lucca Comics & Gamesにて授賞式が行われる予定だったそうで、海外からも惜しむ声が聞こえている。
ともかく、もう二度と新作が読めなくなったことが悲しい。
これまで、作品で楽しませてくれたことを感謝し、ご冥福をお祈りします。
【追記】
A-sanproject
故・吾妻ひでおさんのファン葬は、11月30日に東京・築地本願寺第二伝道会館で行わるそうです。
詳しくは、上記公式サイトをご覧ください。
当日参加できない人も、供花を申し込むことが可能だそうです。
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残念です
ひでおと素子の愛の交換日記なんかは
いまだに思い出したように読んでいたんですが
(ま、本文は新井素子ですが)
意味の分からなさが大好きな漫画家さんでしたね
合掌
by HGS (2019-10-22 04:35)
HGSさん、こんにちは。
ひでおと素子の愛の交換日記。私も読んでました。
よく考えると、今はサイバラの専売特許みたいな、エッセイとイラストが対等にツッコミしあう形式、当時としては画期的でしたね。
by naniwa48 (2019-10-22 08:47)