今頃ながら「M-1グランプリ2019」の感想を [お笑い・芸能]
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「M-1グランプリ2019」の会見に登場した決勝に進出した9組
2019年のM-1グランプリの決勝進出者を見た時、「和牛」がいなくて驚いたし、決勝進出した「インディアンス」「ミルクボーイ」「オズワルド」「見取り図」「かまいたち」「ぺこぱ」「からし蓮根」「すゑひろがりず」「ニューヨーク」の9組を見ても、知らないコンビばかりで最初困惑した。
よく知っているのは、「かまいたち」「ニューヨーク」ぐらいで、名前に記憶があり、ネタを見たことがあるかも?と思ったのは、「見取り図」「すゑひろがりず」ぐらいなので、正直、あまり興味が湧かなかった。
どうせラストチャンスの「かまいたち」か、敗者復活で勝ち上がった「和牛」が勢いで優勝するんだろ、ぐらいに思っていたところもあった。
その決勝が、2019年12月22日(日)に行なわれたのだが、録画だけ仕掛けて、リアルタイムでは見ていなかったのだが、
優勝はミルクボーイ!/M1グランプリ決勝詳細 - 芸能ライブ速報 : 日刊スポーツ
飛び込んできたのは、優勝は「ミルクボーイ」というニュース。しかも、1本目では史上最高得点を叩き出しての圧勝だったらしい。
さらには、番組を見た他の芸人さんたちのツイートを見ると、今年はレベルが高かったという感想が多かったので、日を改めて、じっくり録画を見た。
見てゆくうちに感じたのは、初めて見る芸人さんたちのネタがとても新鮮で、インパクトがあったこと。
何となく見慣れてしまった「和牛」や「ミキ」が落選したのも分る気がしたのだ。
「ミルクボーイ」は、話芸としてはとてもオーソドックスだが、1本目は、母親が言う食べ物が「コーンフレーク」、2本目は「最中」なのかどうかを、否定・肯定を繰り返しながらしゃべり尽くすという、あまり無かった形態で、1本目が98点も出る大好評。
2本目も同じパターンで、ボケは平凡なのだが、ツッコミのセリフが秀逸で毒もあり、劇場の笑いをかっさらっていった。
私も優勝には文句ないところ。どこから見初めても笑える非常にテレビ的な笑いでもある。
このアイデアは、ナイツの「ヤホー漫才」に匹敵する発明かもしれないな。
それ以外にも、全く知らなかったのだが、「ぺこぱ」のキモいキャラ芸人かと思いや、突っ込まないツッコミという一捻りある漫才スタイルはとても気に入ったし、「オズワルド」「すゑひろがりず」といったコンビも、これまでの漫才スタイルを踏まえた上で、新しいスタイルを作ろうという意欲は感じた。
ただ、こうした新しいスタイルというのは、年を重ねるにつれ、「和牛」のように賞レースでは飽きられがちであり、「ミルクボーイ」が初出場で優勝できたのは好運だったと思う。
「かまいたち」は、2本とも面白かったし、別の年にこれだったら優勝しただろうレベルだったが、今年は「ミルクボーイ」の新鮮さと勢いに負けたか。
M-1ラストイヤーを飾れなくて、運がないとしか言いようがない。でも、「かまいたち」はキング・オブ・コントは取っているし、彼らの評価はさらに高まったと思う。
私自身、「かまいたち」に対しては、コント師のイメージが強かったのだが、「漫才も面白い」ということがよく分かった。
さて、優勝した「ミルクボーイ」だが、自分は全然知らないものの、どうせ関西では既に売れっ子なんだろう、と勝手に思っていたのだが、調べてみたら、関西でも決して売れっ子とは言い難い状況らしく、テレビでネタをやったのが、M-1が今年最初だという。
彼らにとっては、サンドウィッチマンの優勝並みに、大激変の事態らしい。
だとすると、テレビ的には、フリートークができるのか?とか、大変な部分もあるだろうが、まずはおめでとうございます。
M-1グランプリ2019 特集|無料動画|GYAO![ギャオ]
なお、2019年12月22日(日)に、動画配信サイト「GYAO!」で、「M-1グランプリ2019世界最速大反省会~忖度なし! 漫才達人が全組語り尽くすSP~」という特別番組が配信され、今でもオンデマンドで見られる。
「ミルクボーイ」の優勝会見の模様や、歴代のM-1勇者たちによる分析などが見られて、とても面白い番組になっている。
さらに、「ミルクボーイ」とその仲間が鍋を囲んでマル秘トークをする特番が、次の日程で配信されるそうなので、興味がある方はどうぞ。
・#1 2019年12月30日(月)配信
・#2 2020年1月9日(木)配信(予定)
・#3 2020年1月16日(木)配信(予定)
キングオブコント2019
正直、「キングオブコント2019」は、興奮するものがなく、このブログでも取り上げなかったが、「M-1グランプリ2019」は、それに比べれば新鮮味があって面白かったな。
なお、優勝した「どぶろっく」を貶している訳ではなく、彼らは面白いのだが、ただ「キングオブコント2019」は普段やっているネタで、特段新しくなかったし、それが突然大うけしたことが不思議でならなかったし、個人的にはどうしても新鮮味に欠けたのだ。
関連記事:
「M-1グランプリ2018」の場外で:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
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「M-1グランプリ2019」の会見に登場した決勝に進出した9組
2019年のM-1グランプリの決勝進出者を見た時、「和牛」がいなくて驚いたし、決勝進出した「インディアンス」「ミルクボーイ」「オズワルド」「見取り図」「かまいたち」「ぺこぱ」「からし蓮根」「すゑひろがりず」「ニューヨーク」の9組を見ても、知らないコンビばかりで最初困惑した。
よく知っているのは、「かまいたち」「ニューヨーク」ぐらいで、名前に記憶があり、ネタを見たことがあるかも?と思ったのは、「見取り図」「すゑひろがりず」ぐらいなので、正直、あまり興味が湧かなかった。
どうせラストチャンスの「かまいたち」か、敗者復活で勝ち上がった「和牛」が勢いで優勝するんだろ、ぐらいに思っていたところもあった。
その決勝が、2019年12月22日(日)に行なわれたのだが、録画だけ仕掛けて、リアルタイムでは見ていなかったのだが、
優勝はミルクボーイ!/M1グランプリ決勝詳細 - 芸能ライブ速報 : 日刊スポーツ
飛び込んできたのは、優勝は「ミルクボーイ」というニュース。しかも、1本目では史上最高得点を叩き出しての圧勝だったらしい。
さらには、番組を見た他の芸人さんたちのツイートを見ると、今年はレベルが高かったという感想が多かったので、日を改めて、じっくり録画を見た。
見てゆくうちに感じたのは、初めて見る芸人さんたちのネタがとても新鮮で、インパクトがあったこと。
何となく見慣れてしまった「和牛」や「ミキ」が落選したのも分る気がしたのだ。
「ミルクボーイ」は、話芸としてはとてもオーソドックスだが、1本目は、母親が言う食べ物が「コーンフレーク」、2本目は「最中」なのかどうかを、否定・肯定を繰り返しながらしゃべり尽くすという、あまり無かった形態で、1本目が98点も出る大好評。
2本目も同じパターンで、ボケは平凡なのだが、ツッコミのセリフが秀逸で毒もあり、劇場の笑いをかっさらっていった。
私も優勝には文句ないところ。どこから見初めても笑える非常にテレビ的な笑いでもある。
このアイデアは、ナイツの「ヤホー漫才」に匹敵する発明かもしれないな。
それ以外にも、全く知らなかったのだが、「ぺこぱ」のキモいキャラ芸人かと思いや、突っ込まないツッコミという一捻りある漫才スタイルはとても気に入ったし、「オズワルド」「すゑひろがりず」といったコンビも、これまでの漫才スタイルを踏まえた上で、新しいスタイルを作ろうという意欲は感じた。
ただ、こうした新しいスタイルというのは、年を重ねるにつれ、「和牛」のように賞レースでは飽きられがちであり、「ミルクボーイ」が初出場で優勝できたのは好運だったと思う。
「かまいたち」は、2本とも面白かったし、別の年にこれだったら優勝しただろうレベルだったが、今年は「ミルクボーイ」の新鮮さと勢いに負けたか。
M-1ラストイヤーを飾れなくて、運がないとしか言いようがない。でも、「かまいたち」はキング・オブ・コントは取っているし、彼らの評価はさらに高まったと思う。
私自身、「かまいたち」に対しては、コント師のイメージが強かったのだが、「漫才も面白い」ということがよく分かった。
さて、優勝した「ミルクボーイ」だが、自分は全然知らないものの、どうせ関西では既に売れっ子なんだろう、と勝手に思っていたのだが、調べてみたら、関西でも決して売れっ子とは言い難い状況らしく、テレビでネタをやったのが、M-1が今年最初だという。
彼らにとっては、サンドウィッチマンの優勝並みに、大激変の事態らしい。
だとすると、テレビ的には、フリートークができるのか?とか、大変な部分もあるだろうが、まずはおめでとうございます。
M-1グランプリ2019 特集|無料動画|GYAO![ギャオ]
なお、2019年12月22日(日)に、動画配信サイト「GYAO!」で、「M-1グランプリ2019世界最速大反省会~忖度なし! 漫才達人が全組語り尽くすSP~」という特別番組が配信され、今でもオンデマンドで見られる。
「ミルクボーイ」の優勝会見の模様や、歴代のM-1勇者たちによる分析などが見られて、とても面白い番組になっている。
さらに、「ミルクボーイ」とその仲間が鍋を囲んでマル秘トークをする特番が、次の日程で配信されるそうなので、興味がある方はどうぞ。
・#1 2019年12月30日(月)配信
・#2 2020年1月9日(木)配信(予定)
・#3 2020年1月16日(木)配信(予定)
キングオブコント2019
正直、「キングオブコント2019」は、興奮するものがなく、このブログでも取り上げなかったが、「M-1グランプリ2019」は、それに比べれば新鮮味があって面白かったな。
なお、優勝した「どぶろっく」を貶している訳ではなく、彼らは面白いのだが、ただ「キングオブコント2019」は普段やっているネタで、特段新しくなかったし、それが突然大うけしたことが不思議でならなかったし、個人的にはどうしても新鮮味に欠けたのだ。
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おととしのM-1が懐かしかったのでコメントさせていただきます。
和牛が決勝進出できなかったのは驚きでしたが、レベルが非常に高かったので納得です。
私の好きなかまいたちが優勝できなかったのは残念ですが、ミルクボーイなら仕方ないですね。
ぺこぱも今は超売れっ子ですね。第一印象はただのキャラ芸人でしたが、漫才が新しく面白かったのでとても印象に残っています。
漫才のレベルはまだまだ挙げっていきそうですね
by 映画マン (2021-02-01 10:25)