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ラジオ局が潰れる時代に [ラジオ]

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これまでも、ラジオ局やテレビ局が経営危機に陥ったことはあった。
ラジオ日本しかり、KBS京都しかり、InterFMしかり。
しかし、その時は、他の放送局や、その他の会社が支援をして再建し、放送は継続していた。

ところが、とうとう経営不振から停波するラジオ局が出てきてしまった。

これまで、助ける企業があったのは、かつて「電波利権」と呼ばれる、「放送する電波を持っていると、何かとお金を生み出すビジネス上のメリットがある」といった神話が存在し、それを欲しがる企業がいたからだ。
しかし、もはや、そういった利権の価値は暴落しており、地方の電波利権程度では、お金を出す企業はいなくなったのだろう。

i-dio放送、2020年3月31日で終了 - AV Watch

まずは、3月末に、デジタルマルチメディア放送「i-dio」が、停波したが、これについては、すでに詳しくご紹介したので、詳しくは述べない。
失敗の一番の原因は、「i-dio」が聴ける端末が普及しなかったことだろう。

ところが、どんなFMラジオでも聞けるFMラジオ局が、まもなく2局も閉局するという。

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Radio NEO - View News

まず、外国人向けに英語での放送を主体とした「InterFM NAGOYA」として誕生した「Radio NEO」が、6月末に放送を終了、閉局することが決まった。

東京の「InterFM」も経営が苦しいとは聞くが、こうした外国人向け放送局って、漫然と外国人DJが洋楽を流しているイメージの番組が多く、確かに、それでは苦しいのは当然だろうと思う。

むしろ、インバウンド需要に特化し、外国からの観光客や、日本在住外国人にターゲットを絞り、彼らが欲しい観光や食コンテンツなどを制作し、それを放送でもネットでも流すのをメインの業務に据えれば、インバウンドで稼ぐスポンサーも獲得できるはず。
本気で方針転換でもしないと、「InterFM」も危ないと思うな。

個人的には、「InterFM」のような存在は、地震などの災害発生時に、外国語で地域情報を発信する貴重なメディアとなりえるため、何とか存続して欲しい。
それだけに、放送局の方は、頭を柔らかくして、存続のための新たな知恵を絞って欲しいな。

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BSN NEWS|BSN新潟放送動画ニュースサイト | FM PORT 6月30日で放送終了 新潟県のラジオ局

もう一つ、新潟のラジオ局「FM PORT」も、6月末で放送を停止することが発表された。

「FM PORT」は、2000年に、ネットワークに属さない独立系放送局として開局した新しい放送局だったが、開局当初から経営は苦しいと言われていて、2003年から債務超過が続いていたから、この事態はやむを得ないでしょうね。

関連記事:
地上波デジタルマルチメディア放送「i-dio」が終了:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ






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