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大林宣彦監督の訃報 [人物]

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映画監督の大林宣彦氏、82歳で死去 肺がんで余命3か月の宣告から3年8か月(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

大林宣彦監督が、4月10日、肺がんのため、82歳で亡くなったそうだ。

遅くなりましたが、改めてお悔やみ申し上げます。

2016年8月にステージ4の肺がんで、余命3か月の宣告を受けていたことは知っていたが、それから3年8か月。

その間に、精力的に「花筐/HANAGATAMI」と「海辺の映画館―キネマの玉手箱」という2つの映画を完成させ、4月10日は、本来であれば「海辺の映画館―キネマの玉手箱」の公開初日であったという。

私は、というと、大林宣彦監督のあまりいい視聴者ではなかったと思う。

最初に見たのは、ベタだが「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作だったと思う。
当時は、特に大ヒットした「時をかける少女」が大嫌いだった。

元々の筒井康隆の原作自体が、筒井作品らしくなくて好きではなかったが、映画はそれに輪をかけてストーリーも訳が分からず、まるで原田知世のプロモーションビデオを見せられているかのようで、退屈で仕方なくて金返せ!と随分憤慨した記憶がある(原田知世自体、あまり好きではなかったのも大きいかも)。

その後、大林宣彦監督に対する見方が変わったのは、「ウィークエンドシャッフル」や「アフター6ジャンクション」で、常に大林宣彦作品のの見方を語ってきたライムスター・宇多丸氏のお陰だろう。

それにより、大林宣彦は、本来大衆作品の作家ではなく、先鋭的な実験作品の作家であり、その作品に対しても、ストーリーの論理性を求めるのではなく、大胆で独特な映像表現に身をゆだねるべきであることを知った。

大林宣彦の監督作を予備知識なく観て卒倒しないための特 をアトロクで放送 - 映画ナタリー

実は「アフター6ジャンクション」で、4月6日に「映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』を予備知識もなく見て卒倒しないための大林宣彦監督講座 by 柳下毅一郎」と題された特集企画を聴いたばかりのタイミングでの訃報だった。

「海辺の映画館―キネマの玉手箱」については、公開延期となってしまったが、公開されれば、そのイメージの洪水を、何らかの形で接してみたいと思う。

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