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第163回芥川賞・直木賞が発表に [文学・小説]

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芥川賞に高山羽根子さんと遠野遥さん 直木賞に馳星周さん | NHKニュース

2020年7月15日に、第163回芥川賞と直木賞の選考会が開かれ、芥川賞に高山羽根子と遠野遥、直木賞に馳星周が選ばれたそうだ。

今回の芥川賞候補は、次の5作品。

・石原燃(1972年生まれ・初)「赤い砂を蹴る」(文學界六月号)
・岡本学(1972年生まれ・初)「アウア・エイジ(Our Age)」(群像二月号)
・高山羽根子(1975年生まれ・3回目)「首里の馬」(新潮三月号)
・遠野遥(1991年生まれ・初)「破局」(文藝夏季号)
・三木三奈(1991年生まれ・初)「アキちゃん」(文學界五月号)

高山さん以外は、初の候補。
初候補の中では、太宰治の孫で津島佑子の娘という石原燃が、注目を集めていたようだが、受賞は、3度目となる高山羽根子の「首里の馬」とまだ20歳代という遠野遥の「破局」に決まった。

受賞インタビューを聞くと、まだ遠野さん、かななかのクセ者みたいで、随分尖った発言していたな。今後も注目を集めそう。

一方、直木賞候補は、次の5作品。

・伊吹有喜(1969年生まれ・3回目)「雲を紡ぐ」(文藝春秋)
・今村翔吾(1984年生まれ・2回目)「じんかん」(講談社)
・澤田瞳子(1977年生まれ・4回目)「能楽ものがたり  稚児桜」(淡交社)
・遠田潤子(1966年生まれ・初)「銀花の蔵」(新潮社)
・馳星周(1965年生まれ・7回目)「少年と犬」(文藝春秋)

ベテランの馳星周が5年ぶり7度目の候補入りを筆頭に、以前にも候補に挙がった作家が多い中、遠田潤子が奈良のしょうゆ蔵を舞台に少女の成長を描く「銀花の蔵」で初候補となった。

そして、馳星周が、ついに直木賞を受賞となった。もっと前に取っていて当然と思っていただけに、とても喜ばしい。

ラジカントロプス2.0 | AM1422kHz ラジオ日本

なお、恒例となった大森望×豊崎由美の「文学賞メッタ斬り!スペシャル」(ラジオ日本)だが、既に予想編がポッドキャスト配信されていて聞けるし、結果編については、2020年7月20日(月)の25時~26時に放送される。

予想編も、放送は1時間なのに対し、ポッドキャストは1時間46分。結果編も、ポッドキャストがカットなしフル配信になると思うので、聴くならポッドキャストだ。

この予想編が、お二人の予想が、かつてないほどの的中具合で、なかなか面白いな。

今回の候補作は、すべて読んでいないため、作品内容については、何も語れないのだが、豊崎由美が激賞していた遠野遥の「破局」は是非とも読んでみたいし、「少年と犬」も久々に馳星周を読んでみようと思う。

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