TBSのドラマ「MIU404」の最終回を見た [テレビ]
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金曜ドラマ「MIU404」|TBSテレビ
2020年9月4日(金)、TBSのドラマ「MIU404」が最終回を迎えた。
いつもは録画で見る奥さんが、家事を全部済ませて、放送時間にはテレビの前に座り、リアルタイムで見始めたので、私もいっしょにリアルタイムで見ることにした。
最終回だけ、15分拡大していたものの、世間では「果たしてそれで収まるのか?」と懸念されていたが、私自身は、「アンナチュラル」のスタッフなんだから、あれと同様、きっちり収めるだろうと思っていた。
陣馬さんは意識不明の重体という重々しい雰囲気で始まり、この時点が、まだ2019年であることが強調される。
思ったより早く久住は見つかるが、陣馬さんの救急搬入が遅れる原因となった責任を感じ、伊吹と志摩の間に意識のズレができ、単独行動で久住に接近する。
二人がバラバラに行動したことがあだとなり、二人は船の「ドラッグ部屋」に閉じ込められるのだが、その後、
(1)志摩が目を覚まして、昏睡状態の伊吹を発見し、後ろから銃を突き付けられた状態で、久住に発砲して銃殺される。
(2)伊吹が目を覚まして、久住と対決するが、志摩が息を引き取ったのを知ると、衝動的に久住を銃殺してしまう。
という映像が流れたところで、九重の呼びかけに答えて陣馬さんが意識を取り戻し、それをスマホで伊吹と志摩に知らせると、それで伊吹と志摩が目を覚ます。
二人は、ドラッグに侵されていて、いわゆる「バッドトリップ」を見ていたという。
こうした「バッドトリップ」では、その人の内面の抑えた感情が急激に表出することがあるというが、志摩の「自分なんか死んでもいい」というバッドトリップが(1)で、伊吹の「自分がガマさんのようになる」バッドトリップが(2)だったという種明かしだったわけだ。
その独立したバッドトリップを、(1)(2)の順につなげ、さらに1年後のオリンピックの模様を流したというのは、野木さんの叙述トリック。
(1)(2)が、別の夢であることは、(1)で頭に銃を突き付けらて撃たれた志摩が、(2)の頭ではまだ生きていて、伊吹の前で息を引き取るという矛盾があることからも分かる。
しかし、その悪夢は陣馬さんの朗報で打ち破られ、二人はお互いの悪夢を振り払い、一緒に、さらには、MIU一丸となり、久住を追い始める。
そこからも一捻りあるのだが、最後は、久住が自分で蒔いたドーナツEPがアダとなり、呆然自失の状態で逮捕となる。
その正しい未来では、2020年9月、コロナ禍でオリンピックが延期となった現在で終わり、最後に、空白となっていたサブタイトル「ゼロ」が、新国立競技場の映像に重ねて浮き上がるという、見事なエンディングだった。
とはいえ、「アンナチュラル」が完全に続編が作れる形で終わったのに対し、九重はMIUを外れたし、桔梗もMIU隊長を辞任、陣馬も刑事として復帰できるまで回復できるか不明ということで、「MIU404」の続編は、一工夫ないと作れない結末となった。
脚本の野木さん自身、同じことをまたやるのは嫌いな人らしいので、もしやるにしても、「MIU04」とはまた違った大テーマが固まるまでは、手を付けなさそうだ。
時間も掛かりそうだから、まずは「アンナチュラル」の続編、よろしくお願いいたします。
ミコトの過去の心中事件について、あえて深堀しなかったのは、私は、続編への伏線だと信じていますので、是非とも、見事なお話をお願いします。
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いつもは録画で見る奥さんが、家事を全部済ませて、放送時間にはテレビの前に座り、リアルタイムで見始めたので、私もいっしょにリアルタイムで見ることにした。
最終回だけ、15分拡大していたものの、世間では「果たしてそれで収まるのか?」と懸念されていたが、私自身は、「アンナチュラル」のスタッフなんだから、あれと同様、きっちり収めるだろうと思っていた。
陣馬さんは意識不明の重体という重々しい雰囲気で始まり、この時点が、まだ2019年であることが強調される。
思ったより早く久住は見つかるが、陣馬さんの救急搬入が遅れる原因となった責任を感じ、伊吹と志摩の間に意識のズレができ、単独行動で久住に接近する。
二人がバラバラに行動したことがあだとなり、二人は船の「ドラッグ部屋」に閉じ込められるのだが、その後、
(1)志摩が目を覚まして、昏睡状態の伊吹を発見し、後ろから銃を突き付けられた状態で、久住に発砲して銃殺される。
(2)伊吹が目を覚まして、久住と対決するが、志摩が息を引き取ったのを知ると、衝動的に久住を銃殺してしまう。
という映像が流れたところで、九重の呼びかけに答えて陣馬さんが意識を取り戻し、それをスマホで伊吹と志摩に知らせると、それで伊吹と志摩が目を覚ます。
二人は、ドラッグに侵されていて、いわゆる「バッドトリップ」を見ていたという。
こうした「バッドトリップ」では、その人の内面の抑えた感情が急激に表出することがあるというが、志摩の「自分なんか死んでもいい」というバッドトリップが(1)で、伊吹の「自分がガマさんのようになる」バッドトリップが(2)だったという種明かしだったわけだ。
その独立したバッドトリップを、(1)(2)の順につなげ、さらに1年後のオリンピックの模様を流したというのは、野木さんの叙述トリック。
(1)(2)が、別の夢であることは、(1)で頭に銃を突き付けらて撃たれた志摩が、(2)の頭ではまだ生きていて、伊吹の前で息を引き取るという矛盾があることからも分かる。
しかし、その悪夢は陣馬さんの朗報で打ち破られ、二人はお互いの悪夢を振り払い、一緒に、さらには、MIU一丸となり、久住を追い始める。
そこからも一捻りあるのだが、最後は、久住が自分で蒔いたドーナツEPがアダとなり、呆然自失の状態で逮捕となる。
その正しい未来では、2020年9月、コロナ禍でオリンピックが延期となった現在で終わり、最後に、空白となっていたサブタイトル「ゼロ」が、新国立競技場の映像に重ねて浮き上がるという、見事なエンディングだった。
とはいえ、「アンナチュラル」が完全に続編が作れる形で終わったのに対し、九重はMIUを外れたし、桔梗もMIU隊長を辞任、陣馬も刑事として復帰できるまで回復できるか不明ということで、「MIU404」の続編は、一工夫ないと作れない結末となった。
脚本の野木さん自身、同じことをまたやるのは嫌いな人らしいので、もしやるにしても、「MIU04」とはまた違った大テーマが固まるまでは、手を付けなさそうだ。
時間も掛かりそうだから、まずは「アンナチュラル」の続編、よろしくお願いいたします。
ミコトの過去の心中事件について、あえて深堀しなかったのは、私は、続編への伏線だと信じていますので、是非とも、見事なお話をお願いします。
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