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おっさんが「Creepy Nuts」を聴いてもいいですか? [音楽]

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R-指定、DJ松永の二人によるヒップホップユニット「Creepy Nuts」が、最近、本格的にブレークしつつあるが、私も、最近、かなり熱烈な「Creepy Nuts」ファンとなっていることを、改めて告白したい。

若い世代のファンが多い「Creepy Nuts」だけに、歳を食った私などがファンであることを公言するのは、ちょっとけ恥ずかしいところもあったのだが、

Creepy Nutsの“卑屈で素直”なパーソナリティー 武田砂鉄が鋭く分析(オリコン) - Yahoo!ニュース

最近、ジャーナリスト・武田砂鉄が、ラジオで熱く「Creepy Nuts」の素晴らしさについて語ったり、


元NHKアナウンサーの登坂淳一さんが、Creppy Nutsの曲をいくつか朗読で取り上げていたり、

(17) 大竹しのぶ スピーカーズコーナー サントラ - Twitter検索 / Twitter

女優・大竹しのぶさんが、ご自身のNHKのラジオ番組で「サントラ」をかけるだけでなく、歌詞を読み上げ、好きなフレーズを語ったり、

https://miyearnzzlabo.com/archives/68190上柳昌彦 知らぬ間にCreepy Nutsにハマっていた話

ラジオレジェンド・上柳昌彦さんが、「サントラ」や「かつて天才だった俺たちへ」が、頭の中でぐるぐる回っているほど好きだと公言していたりするのを聞くと、年齢は関係ない気がしてきた。

なので、私も、このタイミングで、「Creepy Nuts」のファンであることを公言しておきたくなってしまったのだ。


たりないふたり|日本テレビ

「Creepy Nuts」のことを初めて知ったのは、オードリー若林正恭、南海キャンディーズ山里亮太のスペシャルユニット「たりないふたり」のオマージュ曲からだったと思う。


「たりないふたり」は、勝手に作った曲だったが、実は、ディープな隠れヒップホップファンであった若林の琴線に触れ、「オードリーANN10周年全国ツアー」のテーマ曲の制作を依頼し、むつみ荘を舞台とするMVが話題を呼んだ「よふかしのうた」が生まれた。

「よふかしのうた」は、最初に「これは凄い!」と感じた曲だ。
特に、「12 o'clockから丑の刻まで」という、英語から古い日本語へのぶっ飛んだ韻の踏み方には衝撃を受け、とんでもない言語感覚を持ったヤツが現れたと思ったものだ。

Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO) - オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93 ニッポン放送

並行して、ニッポン放送で「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」が放送されていることは知っていたので、これを聴いてみたら、トークも馬鹿馬鹿しいが面白い、ということで、毎週予約録音して聴くようになった。

「Creepy Nuts」が、「RHYMESTER」から直接影響を受けて、ラッパー+DJのスタイルで音楽活動を始めたことを知ったのもこの頃。

YouTubeで、「助演男優賞」「未来予想図」「教祖誕生」 「みんなちがって、みんないい。」「ぬえの鳴く夜は」「生業」など、好きな曲はどんどん増え、最新ミニアルバム「かつて天才だった俺たちへ」は、発売と同時に、初めてCD (ラジオ盤)を購入した。

その間、R-指定は、フリースタイルラップの腕を競う「ULTIMATE MC BATTLE」の全国大会3連覇を果たし、テレビ番組「フリースタイルダンジョン」で2代目ラスボスに就任するなど、一気にスターダムにのし上がった。

最初は、敬愛する「RHYMESTER」のラッパー、宇多丸とMummy-Dの二人を足して二で割ったようなラップをするな、と思っていたR-指定だが、あれよあれよという間に、二人はあまり得意ではないフリースタイルでも最強となり、発表された曲を聴いていても、宇多丸の文才とMummy-Dのテクニックを足して二で割らない、どころか、さらにプラスアルファで歌までうまいという最強ぶりに。

一方、DJ松永も、ターンテーブリストの世界大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝し、世界一のDJになるとともに、トラックメーカーとしても、OKAMOTO'Sや菅田将暉などの他ジャンルコラボ曲や、意外に多いCM曲、ドラマ・映画主題歌の制作経験も生きてか、様々なタイプの曲に挑戦するようになった。

それが結実したのが最新ミニアルバム「かつて天才だった俺たちへ」で、このアルバムを聴いて、その多彩さと完成度に、ヒップホップユニットとしては、もはや師匠の「RHYMESTER」を超えたかもしれない、という気がしてくるほど。


菅田将暉とのコラボ曲「サントラ」は、あまり論評されないが「イントロもアウトロもない」という、聞いたことがない特殊な形式の曲で、しかも、普通は一つの曲にまとまるとは思えないラップパートとロックパートを見事に融合させており、この離れ業は、DJ松永の腕だろう。

R-指定が書いた歌詞は、役者とミュージシャンの性(さが)を対比させながら、最後は人間の性に広げる緻密で情感あふれ、大竹しのぶにまでしっかり届く熱い傑作となった。


そして、帝京平成大学CMソングとして書き下ろされた「かつて天才だった俺たちへ」は、DJ松永のエモーショナルでジャジーなバックトラックをベースに、R-指定がヴォーカリストとしても本領を発揮。
何も人生の岐路で迷い、悩む人たちを、今一度奮い立たせられる普遍性が高く濃密な歌詞。

極めて速くて言葉数の多い歌詞なのに、一語一語が聞き取れること自体が驚異だし、だからその歌詞の素晴らしさもダイレクトに伝わる。


さらに驚きは、こちらの「FIRST TAKE」というシリーズのYouTube動画バージョンだ。

このシリーズは、様々なミュージシャンが一発取りした曲をそのまま紹介する動画なのだが、「かつて天才だった俺たちへ」は、くだけた会話から始まり、曲が始まると、R-指定は、CD音源の口パクかと間違うほどの正確なリズム感と音程で、最後まで歌い切っていて、ヴォーカリストとしてのR-指定の力量がよく分かるテイクとなっている。MV版と併せて、是非とも聴いて欲しい。

これなどを聴くと、R-指定、普通に歌を歌っても、抜群にうまいんだろうな。別にロックバンドを組んで歌って欲しいぐらいだ。

また、この曲、帝京平成大学のCM曲として見ても、「フェルマーの定理」「俺はキャンパス」みたいなお題キーワードを織り込んだり、「I wana be a 勝者」の部分が、「学び舎、小舎(まなびや、しょうしゃ)」みたいに聞こえたりもして、聖徳太子ラップの技能を生かして、しっかりプロとしてクライアントの期待に応えているな、と思ったりもする。

Creepy Nuts『紅白歌合戦』出場を逃して悔しさ爆発?「出たいに決まっとるやろ!」 | E-TALENTBANK co.,ltd.

2019年末は、オールナイトニッポン勢の中で、ミュージシャンとして唯一「紅白歌合戦」に出演できず、悔しさを爆発させていたCreppy Nutsだが、今年こそは、この曲か「サントラ」で「紅白歌合戦」に出られそうな気がするな。

そのためにも、まずは「SONGS」出演だな。それがあれば、紅白も、かなり確率が上がる気がする。

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