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第164回芥川賞・直木賞候補作が発表に [文学・小説]

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第164回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 芥川賞は尾崎世界観、直木賞は加藤シゲアキが初候補入り | ORICON NEWS

2020年12月18日に、第164回芥川賞・直木賞の候補11作品が発表されたが、今回の候補者は、話題性が高かったもので、たくさんのニュースが熱心に取り上げていたな。

まずは、第164回芥川賞。候補は、次の5作品。

・宇佐美りん「押し、モス湯」(文藝秋季号)
・尾崎世界観「母影」(新潮十二月号)
・木崎みつ子「コンジュジ」(すばる十一月号)
・砂川文次「小隊」(文學界九月号)
・乗代雄介「旅する練習」(群像十二月号)


芥川賞は、ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観が「母影」で初の候補となったのが、話題を呼んでいる。

尾崎世界観の小説は、残念ながら読んだことはないのだが、TBSラジオ「Action!」での尾崎世界観のトークを聴いていて、物凄くナイーブでネガティブな方だったので、「小説を書く」というのは、かなり頷けるものがある。

2016年には半自伝的な小説「祐介」でデビューし、それ以降、コツコツと文芸誌で小説やエッセイを書き続けてきたようだ。

直木賞の方は、次の6作品が候補となっている。

・芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』(文藝春秋)
・伊与原新『八月の銀の雪』(新潮社)
・加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社)
・西條奈加『心淋し川』(集英社)
・坂上泉『インビジブル』(文藝春秋)
・長浦京『アンダードッグス』(KADOKAWA)


西條奈加というお名前は、うっかり西加奈子かと空見してしまい、「あれ?すでに受賞していなかったっけ?」などと思ってしまったな。

こちらも、人気グループ・NEWSの加藤シゲアキが「オルタネート」で、初めて候補に入ったことが話題を呼んでいる。

2011年に「ピンクとグレー」で小説家デビューしたことは、当時、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」にご本人が出演し、宇多丸さんが褒めていて知ったのだが、その後も、「閃光スクランブル」「Burn. -バーン-」「傘をもたない蟻たちは」「チュベローズで待ってる」と書き続け、もはや「アイドルが書いた」という前書きなしに、小説家として認められつつあった。

その意味では、「オルタネート」が直木賞候補となったのは、機が熟したということなのかもね。

どちらの候補作も読んではいないので、お二人が芥川賞や直木賞を取る可能性がどの程度あるのかは、よく分からないが、芥川賞は、初候補がすぐに受賞というケースは少なくないし、ある程度実績も必要な直木賞も、デビュー作「ピンクとグレー」が高い評価を受け、書き続けてきた人なので、初候補初受賞もあり得ないことではない気がする。

どちらの方が受賞しても、おおきな話題を呼びそうだ。

芥川賞、直木賞の選考会は、2021年1月20日午後3時から、東京・築地「新喜楽」で行われるそうだが、その前に、「文学賞メッタ斬り」の大森望、豊橋由美の評価も聞きたいところだ。

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