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スタジオジブリ「アーヤと魔女」の劇場公開が決定 [映画]

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ジブリ初の3DCG長編アニメ「アーヤと魔女」4月29日に劇場公開決定(動画あり / コメントあり) - コミックナタリー

「ハウルの動く城」で知られるダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童向け小説が原作で、宮崎駿が企画し、宮崎吾朗が監督を務めた「アーヤと魔女」は、スタジオジブリ初のフル3DCGアニメ作品で、2020年12月30日にNHK総合で放送されたことは、以前にもご紹介済み。

その「アーヤと魔女」が、2021年4月29日から、劇場公開されることが発表された。


予告編動画も公開されたが、すでにテレビで見た人間にとって一番気になるのは、「劇場版が、テレビ版からどれぐらい変わっているのか?」だろう。
この点について、今回の発表ではあまり多く情報解禁されていないが、劇場公開に際し、一部新たなカットが追加されているとのことだ(せめて上映時間が分かると、何分追加されたかが分かるのだが・・・)。

個人的には、物語の納め方があっさりし過ぎていて、ちょっと物足りなかったので、そこがもう一ひねり強化されると嬉しいのだが。

また、元々映画基準の映像・音響で制作されていたそうで、最先端の音響と映像技術で作品への没入感を味わえるドルビーシネマでの上映も決定しているそうだ。

さらに、この作品、2020年のカンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションに選出されたことも既にご紹介したが、その成果もあってか、北米をはじめ、ヨーロッパ、中南米、オーストラリアなど、全世界規模でも劇場公開されるらしい。

今回一番驚いたのは、この映画を企画し、監督を息子の宮崎吾郎に委ねた、宮崎駿のコメント内容だ。

「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
今回CGを使うということで、どういう風にやるんだろうと思っていたけど、
出来上がったものを見て、不満がなかったです。
鉛筆で描かなくて、CGであることによって、解放されています。
映画は面白かった。
とても良いスタッフがそろって、作品が持っているエネルギーをちゃんと伝えていて、面白いんです。
本当に手放しで褒めたい。単純に面白いと言えるのは、良いことなんです。

世間では、手書きにこだわり続けた宮崎駿が、3DCGを肯定したことに驚いている人も多いようだが、ジョン・ラセターを「盟友」と言っているし、「トイストーリー」「インサイド・ヘッド」などのピクサー作品を褒めている。
過去の発言をよく見れば、宮崎駿は、決して3DCGという手法自体を否定はしておらず、その点は驚きではない。

そんなことではなく、宮崎駿って、これまで息子の宮崎吾朗の監督作品を一切褒めたことがなかったのに、今回は、手放しで褒めていることに驚いたのだ。

実際、今回、「アーヤと魔女」を予備知識皆無で見始めた奥さんも、「面白かった、もう一度最初から集中して見直したい」と言っていたぐらいだから、劇場公開の価値はあるだろう。

映画館としても、緊急事態宣言の中、集客が望めないことを恐れて、新作の劇場公開が滞りつつあった中、助かる新作だし、スタジオジブリとしても、NHKが出資し、NHKで放送されことで既に元が取れた作品だから、これからの劇場公開には何のリスクもないはず。

決して大仰な作品ではないが、宮崎吾朗監督としては初めて毒味もあるが、カラッとした明るい笑いがあり、コロナ禍で抑圧が多い今の時代に、痛快さも、救いもあるいい映画なので、是非多くの人に見てみて欲しいな。

ただ、CGのレベルは、ピクサーと比較しないようにね。さすがに、そこまでの技術レベルではないから(というか、お金と時間がかけられなかったのだと思う)。

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