やまもとりえ作4コマ漫画「Aさんの場合。」

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Aさんの場合。 [ やまもとりえ ] 楽天で購入

最近、「やまもとりえ」さんというイラストレーターが描く4コマ漫画にハマっている。

Ａさんの場合。｜漫画無料・試し読み｜LINE マンガ

私の場合、LINEマンガアプリで、「Aさんの場合。」という作品を無料で毎週少しずつ読むことができるので、それで読み始めた。

初回だけ読むと、職場の仕事ができる未婚の女性「Aさん」の立場から、彼女の周りの既婚子育て中の女性、無能な課長に対するグチのような独り言の4コマ漫画で、「ああー、ありがち」で終わってしまうのかと思いかけた。

ところが、無料なので、とりあえず読み続けていたら、別のマンガでは、全く同じシチュエーションに対する既婚子育て女性や、課長の立場で思っていることが描かれ、「人は人それぞれの立場で考えていることや悩みがある」ことにハッとさせられるのだ。

さらには、既婚子育て女性の夫や、母親、さらに、職場に、続々、若い新入社員や、主婦パートも加わり、Aさんが通うカフェの登場人物も現れ、そうした人たちに対するAさんの思うところと同時に、新たな登場人物たちにも、彼、彼女なりの考えていることが描かれ、それぞれが、等しく公平に描かれるという、神業のような漫画であることに、途中から戦慄し始める。

Aさんの場合。特設サイト

なんだこれ？と思い検索すると、公式サイトを見つけられたのだが、ひぇー、ジェーン・スーさんが、やっぱりしっかり推薦しているではないか（笑）

ともすれば外部から揶揄されがちな、既婚と独身と子持ち女性のジレンマ。それを女が言葉で説明するのはとても難しい。「他人(ひと)には他人(ひと)の事情がある」なんて、口にしたそばから綺麗ごとを言っているなぁと思わなくもないわけで。だけどやっぱり、他人(ひと)には他人(ひと)の事情がある。この漫画を読んで改めてそう思いました。混線したそれぞれの事情をこれほど丁寧に、誰のことも傷付けず掬い取ってくれてありがとうございます。

との推薦コメントを寄せていた。

これまでの幾多の人の相談に乗り、人に寄り添いながらも俯瞰した視線で的確なアドバイスを送ってきたスーさんが、このマンガを勧めるというのは、物凄くよく分かるわぁ。

伝えたいことが、的確に伝わるシンプルな2色使いの絵も、ありそうで見たことがなかった、イラストレーターらしい素晴らしいアイデアだ。

私的にも、ちょっと見たことがないタイプの4コマ漫画だったので、多くの人に読んで欲しくなって、ご紹介した。

現在は、「Aさんの場合。」のシーズン2になるという「Aさんの恋路。」を読んでいるところだが、相変わらず、作者の視線は穏やかだが鋭いくてハッとさせられ、面白い。

また、「Aさんの場合。」「Aさんの恋路。」の単行本を購入しようとして、「ねこでよければ」という単行本も出ていることを知り、これも併せて注文中。

ねこでよければ(やまもとりえ)|猫漫画|ねこねこ横丁

こちらは、「ねこねこ横丁」という猫漫画サイトで連載中らしい。
といっても、「ねこでよければ」は、よくある「猫大好き！」マンガではなく、猫はあくまで道具立てでしかなく、メインは人であるので、お間違いなく。

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Aさんの場合。 [ やまもとりえ ] Aさんの恋路。 （単行本） [ やまもと りえ ]

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