SSブログ

第166回芥川賞・直木賞は思ったより話題を呼んだな [文学・小説]

スポンサードリンク




芥川賞に砂川文次さん「ブラックボックス」…直木賞は今村翔吾さん「塞王の楯」と米澤穂信さん「黒牢城」 : スポーツ報知

2022年1月19日に、第166回芥川賞・直木賞の選考会が、東京・築地「新喜楽」で行われた。

今回、芥川賞は、次の5候補から、芥川賞は砂川文次の「ブラックボックス」に決まった。

・砂川文次(3回目)の「ブラックボックス」(群像8月号)
・石田夏穂(初)の「我が友、スミス」(すばる11月号)
・九段理江(初)の「Schoolgirl」(文學界12月号)
・島口大樹(初)の「オン・ザ・プラネット」(群像12月号)
・乗代雄介(3回目)の「皆のあらばしり」(新潮10月号)

一方、直木賞は、次の4候補から、今村翔吾の「塞王の楯」と米澤穂信の「黒牢城」の2作同時受賞に決まった。

・今村翔吾(3回目)の「塞王の楯」(集英社)
・米澤穂信(3回目)の「黒牢城」(KADOKAWA)
・逢坂冬馬(初)の「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)
・彩瀬まる(2回目)の「新しい星」(文藝春秋)
・柚木裕子(2回目)の「ミカエルの鼓動」(文藝春秋)

偶然にも、砂川氏、今村氏、米澤氏、すべて3回目の候補での受賞だったみたい。

今回は、一見、みな地味な受賞者かと思いきや、今村氏は、実は「news23」にレギュラー出演していて一番メディア慣れしており、記者会見の会場に人力車で登場するという「カマし」で話題を振りまいていた。

一方で、砂川氏は、元自衛隊で今は区役所職員という異色の経歴が話題を呼んだ。
そして、これまではプロフィールを一切明かしてこなかった覆面作家だったが、今回が初顔出しとなったことも話題を呼んでいた。

米澤穂信 - Wikipedia

私は、残念ながら、どの受賞作もまだ読んでいないのだが、個人的には、米澤穂信氏が、第8回本格ミステリ大賞を受賞した「インシテミル」を読んだのを一番最初に読み、「折れた竜骨」「満願」「Iの悲劇」なども読んでいて、好きなミステリー作家だったので、直木賞受賞は嬉しいな。

初期は、割と、日常系の本格ミステリーで、連作短編を得意とするイメージが強かったので、まさか直木賞を取るまで作風の幅を広げるとは思わなかったな。
ファンとして、おめでとうございます。

文学賞メッタ斬り! - YouTube

ちなみに、書評家、SF翻訳家の大森望 書評家の豊崎由美による文学賞批評番組「文学賞メッタ斬り!」は、前回から、YouTube番組に移行したのだが、今回は、いつもと違い、


大森望と豊崎由美による「第166回芥川賞・直木賞受賞作を読まずに大胆予想!」という動画と、


「豊崎由美の第166回芥川賞メッタ斬り!SP【予想篇】」という動画がアップロードされるにとどまり、直木賞メッタ斬りはなくなってしまったみたい。

二人のコンビが好きだっただけに、ちょっと残念だな。

関連記事:
第165回芥川賞・直木賞が決定!:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ
読みたい本探しのためのYouTube動画:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ





ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ



スポンサードリンク



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。