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動画配信サービス「GYAO!」が3月末で終了 [ネット配信]

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「GYAO!」3月末で終了--縦型ショート動画の「LINE VOOM」に注力 - CNET Japan

ソフトバンク/Yahoo!系列の動画配信サービス「GYAO!」が、2023年3月31日17時をもって終了するという。

LINE VOOMを利用する|LINEみんなの使い方ガイド

今後は、グループ傘下のLINEを核として、ライブ配信サービス「LINE LIVE」も3月31日に終了し、縦型ショート動画サービス「LINE VOOM」に、動画領域の経営資源を集中するという。

GYAO! | 無料でアニメ、映画、音楽、韓国ドラマの動画を見るなら

「GYAO!」は、2009年にサービスを開始し、一時は、有料配信の「GYAO!ストア」に力を入れた時期もあったが、それも振るわず、最近は、無料配信に力を入れていた。

その中核サービスは次の通りだった。

見逃し配信

「TVer」と同様、民放テレビの見逃し配信を行っていたが、放送局側も、自ら出資する「TVer」は宣伝するが、「GYAO!」はあまり宣伝してくれなかったので、おそらく「TVer」よりはアクセスが稼げなかったと思われる。

また、おそらく「TVer」よりビットレートが低い印象もあり、大画面テレビで見た場合に、「TVer」より画質が劣る気がしたのも、私が利用しなかった理由だった。

オリジナル番組配信

実は、こうした動画配信サービスで、有名タレントを起用したオリジナル番組の配信を始めた、「GYAO!」が最初だった。

TBSラジオとのコラボ番組「木梨の貝」や、木村拓哉の冠番組「KUMURA SAAAAN!」、指原莉乃の「指原プロデュース」、最近だと「山崎怜奈の#ダレマナ」など、注目を集める番組もあったのだが、「ABEMA」が資金力?に物を言わせて、オリジナル番組を量産し始め、期間限定でも無料で見られるようにすると、存在感が薄れてしまった。

映画/ドラマ/アニメの無料配信

「TVer」や「YouTube」では、無料で見られるフルの映画やドラマはほとんどないが、実は、それなりに名の通った邦画、洋画や、ドラマやアニメが全話無料で見られるのは、「GYAO!」しかなかった。

ちなみに、現在でも、チェックしてみたら、「アベンジャーズ・オブ・ジャスティス ~フォース・ウォーズ~」「ロボコップ」「ロボコップ2」「ベンハー」「帰ってきたヒトラー」などが無料で見られる。

このレベルの洋画が、CMが入るとはいえ、無料で見られる動画配信サービスは「GYAO!」だけだった。

ただ、無料で見られるとはいっても、Amazonプライムビデオでいえば見放題の対象だろうし、レンタルビデオなら7泊8日で100円のバーゲン対象になる程度の映画やドラマではあったので、「無茶苦茶お得」というインパクトまではなかったのは事実だ。

オリジナル番組も、見逃し配信も、取り組みが中途半端であったことは否めず、これといった「GYAO!」ならではの個性を発揮できなかったのが、今回の終了発表に繋がったのかな、と思う。

私自身は、AndroidTV版「GYAO!」アプリで、無料で見られる映画などを見ていたが、最近は、その頻度も減っていたので、サービス終了も仕方ないかなぁ、という感想だ。

とはいえ、特に、暇つぶしに、無料で名作映画を、色々見たとは思うので、サービス終了にあたり感謝したいと思う。

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