防災行政無線の運用管理について|藤沢市私が住む藤沢市では、災害発生時などに、街中のあちこちに設置されたスピーカーから重要な情報が流される「防災行政無線」というサービスを運用していることを知っている。
このサービスでは、災害時だけでなく、お年寄り行方不明者があった場合にその呼びかけや、子どもが不審者に出会った場合に、その注意喚起のための放送が、行われているため、割と日常的に街中で聞こえている。
ただ、この「防災行政無線」の放送、肝心の台風の時などは、その雨風の騒音のせいで、家の中にいると、何が放送されているのか、全く聞こえないし、そうでなくても、東日本大震災の後、頻繁に放送があったのだが、音質が悪くて、外に出てもなかなか詳しい内容が聞き取りづらく、じゃあと、藤沢市のホームページにアクセスしても全然繋がらない。
「みんながこれを聞いて行動せよ」と言っても厳しいよなぁ、と常々思っていた。
最近も、台風や地震などの災害が相次いだこともあり、改めて藤沢市の緊急災害放送について、詳しい運用を調べてみたら、屋外のスピーカー以外にも、次のような災害情報の入手手段が用意されていることが分かった。
(1)「テレドーム」システム(電話による防災行政無線の確認)電話番号:0180-994-144に電話すると、防災行政無線の内容が確認できる。
ただし、プリペイド式携帯電話、「050」から始まるIP電話、公衆電話からはご利用できない。
(2)ツイッター(防災行政無線放送内容のツイート)ふじさわ防災ナビ~ツイッター(@Bousai_Fujisawa)さん | Twitterこちらの「ふじさわ防災ナビ~ツイッター」の公式アカウントをフォローしておけば、防災行政無線放送内容をツイッターで確認できる。
(3)防災ラジオ平成30年度 防災ラジオの有償頒布について|藤沢市緊急的な防災行政無線の放送内容を自動放送する防災ラジオを、有償頒布(2,000円)している。この防災ラジオでは、藤沢市内を放送エリアとするコミュニティFM「レディオ湘南」と連携しており、緊急情報を受信した際には、自動的にレディオ湘南に切り替わり、最大音量で緊急割込放送を聞くことができる。
(4)ふじさわメールマガジン配信サービスふじさわメールマガジン配信サービス|藤沢市こちらのサイトで書かれた手続によりメールアドレスを登録すると、気象警報や避難発令に関する情報等、防災情報をメールで受信できる。
(5)スマートフォンアプリ「ふじさわ街歩きナビ」スマートフォンアプリ「ふじさわ街歩きナビ」の紹介|藤沢市Android/iOSアプリが用意されており、藤沢市の観光ナビの機能もありますが、災害発生時には、避難情報(避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急))などを知ることができる。
スマートフォンをお持ちの方であれば、(2)のツイッターや、(4)のメルマガ配信、(5)のアプリを好みによって使い分けるといいだろう。
ただ、(5)の「ふじさわ街歩きナビ」アプリは、インストールしてみたら、結構よくできていて、自分の現在位置から一番近い広域避難場所を教えて、道案内してくれる機能があったり、災害時の対応マニュアル「防災ナビ」や、「ハザードマップ」なども見ることができるため、インストールしておいて損はないと思う。
一方、スマホに興味がないお年寄りについては、(1)のテレドームや(3)の防災ラジオが良さそう。
もし自分の親が一人暮らししていたら、(1)のテレドームの電話番号を、自宅の電話の横に貼り付けて置いてあげるとか、2,000円で買える防災ラジオを購入してあげて、常に電源を入れて置いておくようにしておくと、きっと有益だと思う。
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