ワイドFM開始1周年 3局リスナーアンケート~57.5%がワイドFMで聴取~:時事ドットコム

ワイドFM1周年のアンケートで、ワイドFMがリスナーの間で定着しつつあることが分かってきたが、10月に始まったradikoのタイムフリー&シェアラジオはどうなんだろうと、ググってみた。

星野源のANNも人気、ラジコのタイムフリー・シェア機能がラジオ改革/芸能/デイリースポーツ online

ニッポン放送の社長の発言によると、「オードリーのオールナイトニッポン」は約40%が、「星野源のオールナイトニッポン」は約半数のリスナーが、タイムフリー聴取で番組を聞いているらしい。ラジオ全体の聴取率は昨年の12月から相当上がっているとのこと。

また、タイムフリー開始後、有料サービスのエリアフリー利用者が1.5万人増えるという副次的効果もあったそうだ。
これには納得、タイムフリーが、エリアフリーの価値を大幅に上げたのは、利用者の一人としても実感している。

ちなみに、記事によれば、タイムフリーには、出演者に問題発言があった場合、気がついたら、放送局ですぐに削除できるようなシステムがあるそうだ。だったら、やっぱり予約録音は止められないな(笑)

次に、放送関係の業界紙の目次をチェックし、タイトルから中身を推測してみた。

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日刊合同通信 第61巻 第14876号
「ハイブリッドラジオ」進展動向注視

補完・タイムフリーに続く第3弾的取組み

活性化・リスナー拡大効果期待・受信機生産鍵

災害時確実伝達手段強調・Vローなど議題に

民放連、明8日の放送諸課題検討会で説明へ

一番新しい目次には、「ハイブリッドラジオ」なる新語が登場し、「補完(ワイドFMのこと)・タイムフリーに続く第3弾的取組み」と書かれている。

「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」第3回会合:携帯端末に適したマルチメディア放送とは──ハイブリッドラジオ、ISDB-Tmm陣営がプレゼン - ITmedia Mobile

これは何かと調べたら、かなり古い記事だが、「現行のFM放送の周波数帯域幅200kHzを400kHzに拡大し、アナログFM放送にデジタルの信号を加えて放送する」仕組みで、アナログテレビの1~3チャンネルのV-LOW帯を利用したいという希望が出ていたことがあったで、これのことかと思ったが、記事タイトルには「活性化・リスナー拡大効果期待・受信機生産鍵」とあるから、もっと現実的な話に思える。
だとすると、V-LOWと従来のアナログ放送のハイブリッド受信機のことを意味するのだろうか?
それを作っても、TOKYO FM以外の従来のアナログ放送事業者には、何もメリットはないんだけどな。

放送ニュース一覧 - 文化通信.com
QRタイムフリー利用、5局占有率50%

シェアラジオ宇多田特番1・6万人に拡散

目次には、「5局占有率50%」とあるが、これは、radiko参加局のうち、関東のTBSラジオ、ニッポン放送、文化放送、TOKYO FM、J-WAVEの5局が、タイムフリーの利用の半分を占めるという意味に読める。
また、タイムフリー開始日の宇多田ヒカル特番が、シェアラジオ機能で1.6万人に拡散されたということらしい。