TOKYOJUKEBOX|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~TBSラジオで、ナイターオフ期間、「ザ・トップ5」の後を受けて、今期からスタートした音楽バラエティ「TOKYO JUKEBOX」だが、果たして、この変更は成功だったのだろうか?
数字だけを見ると、同時間帯でトップに君臨し続けるJ-WAVEの「Groove Line Z」に対し、「ザ・トップ5」は聴取率で並ぶところまで行ったはずだが、「TOKYO JUKEBOX」は、再び引き離されてしまったようだ。
新番組が定着するまでは、ある程度やむを得ない面はあるとはいえ、番組内でも言及されるツイッターのフォロー数の増加具合を見ても、リスナーがそれほど盛り上がっている様子が見えない。
そもそも「夜活をサポートする音楽バラエティ」という番組テーマが、今一つしっくりこなかった。
そのため、それに沿った毎回の具体的テーマも、無理やり感が強く、投稿もしにくいテーマとなってしまっていたのも、その原因の一つだと思う。
私自身はと言えば、最初の2週を聞いて、木曜と金曜だけを聴くと決めたのだが、最終的には火曜もほとんど聴いていた。
・火曜:マキタスポーツ、国山ハセンアナ実は、火曜日は、途中でたまたま聴いたら面白くなっていて、それ以降、ずっと聞いていたのだ。
「ザ・トップ5」の経験が生きたのか、ハセンの成長が目覚ましく、最後は、対等どころか、マキタを転がすほどになっていた。
マキタもハセンに触発されて弾けて、新しい面が出ていたと思う。
火曜では、特に、高橋洋子のゲスト回は神回と言ってよく、二人は次の週もその衝撃を引きずっていたのが印象的だったな。
・水曜:篠原ともえ、杉山真也アナ最初に聞かないことを決めたので、その後聞いていなかったが、最終回だけを改めて聞いてみた。
初回に比べれば、随分、二人の関係はフランクにはなったとは思うが、篠原ともえの、キャラでガードし続け内面を見せない姿勢は、ラジオでは、やっぱり最後まで馴染めなかった。
・木曜:やついいちろう、上村彩子アナラジオのレギュラーは初めてという天然素材・上村アナが大活躍し、最初は一番面白い曜日だと思った。
やついも、「これはいい素材が来た」と喜んでいる様子がありありだったな。
上村アナの「サメト-ク」は、この曜日のベスト回だったと思う。
ただ、上村アナがラジオに慣れていき、やがて卒なく成長し過ぎて、最後の方は面白味が薄れた気もするな。
上村アナは、4月から別のラジオに出るみたいだが、「プレシャスサンデー」かな?
・金曜:蟹江一平、高畑百合子アナワンペイはやっぱりパートナーが必要であることが分かる曜日だった。ただし、そのパートナーは、必ずしも小倉アナのようなドS姉キャラである必要はなく、高畑アナでも、田中みな実(「ひるキュン!」)でも、十分やれることは、この半年で立証した気がする。
ただ、ラジオドラマはそんなに面白いとは思わなかったし、高畑アナのロケ企画も今一つ弾けた感がなく、コーナー企画がイマイチだった感は否めない。
平均して面白かったと思うが、この日がベスト回という強い印象のエピソードも、あんまりなかった気がするな。
ということで、私の中で、最終的な好みは、火曜>木曜>金曜>水曜という大逆転が起きた。
全体的に見ると、正直、コンビを組むTBSアナウンサーの面白さも出ていた「ザ・トップ5」のフォーマットの方が、私は面白かったと思う。
とんでもないことが起きる、いわゆる「神回」の出現比率も、「ザ・トップ5」に比べ、大分少なかった気がする。
聴取率も高くなかったとすると、来年も「TOKYO JUKEBOX」が続くのかは、微妙な気がするな。
ただ、様々なタイプの音楽を、なるべくフルで流してくれたことは、高く評価されていいと思う。
この番組で、今まで聴いたことがなかったミュージシャンや曲を随分知ることができ、今まで手を伸ばすことがなかった配信音源やCDを買う機会が、確実に増えた気がするのだ。
その点では、とても感謝している。
ワイドFMとradikoタイムフリーが生きる番組であったとは思うな。
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