2018年10月度首都圏ラジオ聴取率の調査結果 | ビデオリサーチビデオリサーチから、2018年10月度の首都圏ラジオ聴取率の調査結果が発表された。
全体の聴取率に相当するSIU(Set In Use)は5.2%で、8月度から変化はなかった。
ただ、年齢別の統計を見ると、8月度に比べ、35歳以上が減少する一方で、35歳未満が増加しており、特に10代が男女とも大幅に増えているのは、ラジオ業界にとってはいい傾向なのかもしれない。
個別の放送局からの発表も見ていこう。
首都圏ラジオ10月聴取率/TBSラ首位 - 文化通信.comTBSラジオからは、現状、公式のニュースリリースは発表されてないが、こちらの文化通信社のWebサイトの記事タイトルを見ると、今回も、TBSラジオが連続首位のようで、17年4カ月間連続個人聴取率No.1を守ったらしい。
J-WAVE(81.3FM) 10月度聴取率調査「12~59歳男女」で引き続き首位獲得! - PRTIMES企業リリース - 朝日新聞デジタル&M一方、J-WAVEは、いち早くニュースリリースを発表しており、「12~59歳男女」において引き続き首位獲得(同率首位)。「20代男女」、「20代男性」、「30代女性」、「40代男女」、「40代女性」、「M1(男性20~34歳)」、「F2(女性35~49歳)」、「M2+F2(男女35~49歳)」等のジャンルで首位を獲得し主要ターゲット層を中心に強く支持されていることが分かりました。その他「10代男女」、「10代男性」、「10代女性」、「大学生」、「中学生」、「50代女性」、「女性給料(職業)」、「主婦」、「学生(職業)」など幅広いジャンルで首位を獲得したそうだ。
このニュースリリースで注目なのは、『「12~59歳男女」において引き続き首位獲得(同率首位)』の部分だ。
聴取率調査自体は、12~69歳の範囲で行うため、J-WAVEは、60~69歳の高齢層を除けば、TBSラジオと同率1位であるということらしい。それはすなわち、60~69歳のリスナーを加えると、未だ聴取率はTBSラジオに負けており、2位であるということに他ならない。
今回も勝てなかったか。
LF社長会見/今季ナイター聴取率は前年超え達成 - 文化通信.com文化通信社のWebサイトの記事タイトルによれば、ニッポン放送からは、社長のコメントがあったようで、今季ナイター聴取率は前年超えを達成したという。TBSラジオがナイター中継から撤退した恩恵なのだろう。
【乃木坂46】これは凄い!『新内眞衣のANN0』“2018年10月ラジオ個人聴取率調査” 首位獲得!!! : 乃木坂46まとめ 1/46また、こちらの記事の写真によれば、「新内眞衣のオールナイトニッポン0」だけでなく、「ショーアップナイター」「薬師丸ひろ子ハート・デリバリー」「イルカのミュージックハーモニー」「オードリーのオールナイトニッポン」「三四郎のオールナイトニッポン0」「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」「ひろたみゆ紀サンデー早起き有楽町」「ももいろクローバーZ ももクロくらぶ2018」「高橋みなみ 朝井リョウ ヨブンのこと」「吉田拓郎 ラジオでナイト」が同時間帯聴取率No.1だったらしい。
各社の聴取率という意味では、今回の調査結果はあまり新味はなかったが、SIUの値が、若い層で大幅に増えているのは、ラジオというメディアの将来に対して、少し希望の光が見える気もするな。
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