ただし、全話が一斉に見られる訳ではなく、全10話は、次のスケジュールで配信される。
・第1話:3月7日(日)12:00~
・第2話~第3話:3月13日(土)12:00~
・第4話~第6話:3月20日(土)12:00~
・第7話~第10話:3月27日(土)12:00~
本日時点では、第1話から第3話まで見られる状態となっている。
過去の別作品の配信方法と同じだとすると、第1話は、今後もずっと見られるが、第2話と第3話は、3月20日(土)以降は削除されてしまうので、これを機に、全話を通して見たい方は、お早めに。
全く知らないという方のために、このドラマの内容にも簡単に触れておきたい。
卒業まで残り10日となる魁皇高校の3年A組。
担任の柊一颯がクラス29人全員を集めて突然「今から皆さんには、人質になってもらいます」と告げ、校舎の廊下部分を爆破し、生徒たちは教室内に閉じ込められる事態となる。
そこで、柊は、半年前に自ら命を落としたクラスメートの景山澪奈が、なぜ死んだのか、その理由を解明することを、生徒たちに宿題として課す。
卒業までの10日間が、それぞれ1話になっていて、毎日生徒たちや、そとで様子を見守る刑事により、少しずつその謎が解明されて・・・というドラマだ。
第1話~第5話が第一部、第6話~第8話が第二部(ヒーロー編)、第9話~10話が終章と銘打たれている。
現在は第3話までしか見られていないので、まだまだ序盤なのだが、早くもお話にどっぷり引き込まれている自分がいる。
ここまで見ただけでも、このシナリオを書いた人(武藤将吾)が只者ではないことが分かるな。
まだ第3話までしか見ていないので、内容については多くは語りたくないが、「3年A組」というタイトルは、当然ながら「3年B組 金八先生」へのオマージュだろうし、担任の柊が語り掛ける「Let's Think」は、「飛び出せ!青春」の河野武(村野武範)の「Let's begin」へのオマージュか。
先生が生徒を人質にとるという設定は「悪の教典」あたりを思い起こさせるし、クラスの状況などは、「暗殺教室」を思い出させる部分もある。
そういった過去の様々な名作学園ドラマを踏まえた上で、「これから今の新しい学園ドマラを展開しますよ」という覚悟みたいなものが、ドラマを見ながら、伝わってきた。
もちろん、「こんなこと現実にありえるか?」という意味で、リアリティーラインとしては、かなり微妙な設定や展開もあるのだが、一応、それに対するフォローもあり、不合理な点も忘れさえるような怒涛のストーリー展開と、それぞれ個性的なキャラクターを割り当てられた生徒たちの熱演が光るので、不合理な点はいったん忘れて、話を追うことに専念していられる。
これまでに張られた伏線が、今後どう回収されるのか、きっと綺麗に回収して終わってくれるに違いない、と確信を持っているし、どんなエンディングに持っていくのか、今から楽しみになっている。
このドラマの見どころはもう一つあって、出演者だ。
まずは、主役であり、担任の先生・柊一颯 (ひいらぎ いぶき)を演じる
菅田将暉の、今までにない先生像を描こうとする演技に注目だが、生徒たちの配役が、今から見ると凄い。
・学級委員長の茅野さくらを演じるのが、おそらく準主役となるであろう
永野芽郁。
・亡くなった景山澪奈の回想シーンのみの出演に、
上白石萌歌。
・クラスの番長的な立場の甲斐隼人を演じる
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
・第2話ではストーリーの中心を担った宇佐美香帆を熱演した、
川栄李奈。
・女番長的な立ち位置の諏訪唯月に、
今田美桜。
・激情タイプの女の子・水越涼音に、
福原遥。
・澪奈と同じ、水泳部でライバルの熊沢花恋に、
堀田真由。
・怪我を負い水泳部のマネージャーとなった真壁翔に、
神尾楓珠。
・サッカー部のエースの里見海斗に、
鈴木仁。
第3話まではほとんどセリフがない生徒にも、
・魚住華役に、
富田望生。
・堀部瑠奈役に、
森七菜。
・辻本佑香役に、
大原優乃。
などなど、その後、大きく飛躍した、あるいは、しつつある若手俳優が目白押しで、彼らのフレッシュな演技にも注目だ。
放送当時にも、かなり話題を呼んだ作品なので、興味を持った方は、是非ともご覧になってみてください。
私も、第3話まで見終えて、早く第4話以降が見たくて仕方なくなっている。
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