Radiko「タイムフリー」が2015年内にスタート:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ以前ご紹介した、ラジオ番組をタイムシフト聴取できるサービス、Radiko.jpの「タイムフリー」サービスが、一向に始まらないことに、業を煮やしている人も多いのではないだろうか。かくいう私もその一人だ。
「radiko」のタイムシフト機能はいつ始まる? - ITmedia ニュースその後どうなっているのか、ググってみたが、準備しているのは間違いないが、公式にはまだ何も発表できない状況ようだ。
ただ、さらに検索すると、次の情報を発見。
放送業界ではおなじみ、マスコミ研究会が発行する「日刊合同通信」という業界紙の目次だ。
マスコミ研究会 > 日刊合同通信 > バックナンバー「2016年7月1日(金)―6月30日発行 第61巻 第14775号」の目次に、「中岡新社長『創業時の革新性と企業家精神を』ラジコタイムフリーとシェアラジオチャンス J―WAVE、就任挨拶でスタ改修未来投資など」とあり、J-WAVE新社長のあいさつの中で、ラジコタイムフリーについての言及があったようだ。
また、続く「2016年7月19日(火)―7月15日発行 第61巻 第14786号」の目次にも、「有料会員伸び・利益計上で分配・会費値下げ論 地方局負担感大・在京社強化・先行投資優先視 1200万UU・6000万PV・60分聴取実績 運営主体の電通も本腰で早期有料50万注力 ラジコ、今秋~新サービスで更に接触増予想も」とあり、その中に今秋にタイムフリーサービスが始まることを伺わせる内容が含まれており、これを信じるなら、秋には本当にスタートしそうな雰囲気だ。
また、この号、Radikoに関して、有料会員の伸びとか、「会費値下げ論」とか、聴取者数の具体的な統計資料とか、興味あるタイトルが並んでおり、かなり詳しい記事が掲載されたと思われるので、是非読んでみたいな。
国会図書館に行けば確実に読めるのだろうけど、お盆休みにちょっと行ってみようかな。
ところで、ふと思ったのだが、Radikoのタイムフリーサービスが始まったら、「TBSラジオクラウド」ってどうするのだろう。
「TBSラジオクラウド」の配信コンテンツは、128kbps程度のMP3が中心だが、Radikoのタイムフリーサービスは、おそらくRadikoと同じ48kbpsのHE-AACになるだろうから、モバイルでもパケットの消費は圧倒的に小さくなるはずで、スマホで聴くには圧倒的に有利だ。
配信内容も、一部しか配信されない「TBSラジオクラウド」に対し、基本、番組全部を配信してくれるRadikoのタイムフリーサービスの方が、リスナーにとっても圧倒的にうれしいはず。
Radikoのタイムフリーサービスは、1週間限定で無料で聴けるようにするらしいので、保存期間が長く、独自コンテンツも増えてきた「TBSラジオクラウド」にはまた別の意義があるかもしれないが、それも些細な話。
ただでさえ不評な「TBSラジオクラウド」が、さらに閑古鳥が鳴き、「TBSラジオクラウド」自体が終了せざるを得なくなる危険性もあるだろう。
ただ、それは、TBSに限らず、他の放送局のポッドキャスト配信も同様であり、Radikoのタイムフリーサービスの開始で、各ラジオ局とも、ラジオのネット配信について大きな見直しを図らざるを得なくなるだろうな。
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