出版不況は終わった? 最新データを見てわかること - CNET Japan

泥沼出版不況、売り上げ過去最大の落ち込み 「休刊ラッシュ」で週刊誌は13%減 : J-CASTニュース

雑誌が売れないと言われ続けて久しいが、本の方は電子書籍も含めれば復活の兆しもあるのに、雑誌はますますひどい状況にあるようだ。

売れ残り割引、雑誌救うか 600店で実験開始  :日本経済新聞

その状況の打開策という趣旨もあるのだろうか、8月1日から~9月30日まで、一部の雑誌について、発売してから一定期間経過したら書店が自由に値引きできる「時限再販」の制度が始まったそうだ。

まずは2カ月間の期間限定の試行のようだが、日販やトーハンが主体となり全国約600書店で実施するというから、対象店舗はもはや「一部」とは言えない大規模。

日販経由の書店では、出版社34社の雑誌80誌が対象になるそうで、「婦人画報」「ダ・ヴィンチ」「ノンノ」「セブンティーン」などの雑誌名が漏れ聞こえており、こちらも必ずしもマイナー雑誌だけ、という訳でもなさそう。
ただ、どこにも具体的な対象雑誌のリストが掲載されていないのが不親切。
それを見て値引き待ちの客が増えるのが嫌なのかもしれないが、「時限再販」に対する腰の引け具合と、取次と出版社のスタンスの差が透けて見える。

値引きの形態は、お店に任されており、そのまま100円程度値引きするお店もあれば、値引き相当分をポイントで還元する書店もあるようだ。

不況にあえぐ出版業界を変えるか 「時限再販」を追う(前) - 新刊JP

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