Radikoのタイムフリーサービスは、いつ始まるのか?:コンテンツって言い方、嫌いだけど:So-netブログ

Radikoタイムフリーサービスに関して、その後、さらに、日刊合同通信で、続報が掲載されたようだ。

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購読していないので、Webで要約しか読めないが、まず、日刊合同通信 第61巻 第14805号に、

ラジコ新機能タイムフリー・シェアラジオ

聴取拡大・新リスナー開拓へ10月実験開始

レコード会社側販売影響懸念も新プロモ利点

放送後1週間・3時間制限付け結果検証で合意

無問題なら本番移行など改めて協議・使用料焦点視

民放連、「過去」注意喚起・目的即し無料サービス

とあり、10月から実験的ではあるがタイムフリーサービスが始まるのは確実なようだ。

配信は、番組単位で放送後1週間だけなのは以前から話が出ていたが、3時間制限付けというのは、よく分からない。
配信期間が1週間+3時間という意味なのか、番組の長さが最大3時間というような意味なのか、公式発表を待ちたい。

「レコード会社側販売影響懸念」というのはコピーされるのを懸念してのことだろうから、ダウンロードできないようなストリーミング配信方式になるのだろう。ただ、DRMを掛けたりしたら配信コストもかかるので、TBSラジオクラウドのようにHTML5で可能な範囲でダウンロードをプロテクションする程度ではないだろうか。

「使用料焦点視」とは、おそらくJASRACなどが放送局から徴収する楽曲の使用料について、放送やRadikoとは別途要求するのか、難聴地域対策の範疇に含め、追加徴収しない方針とするのかが焦点なのだろう。
アクセス数に応じて、別途、楽曲使用料を徴収されるとなったら、タイムフリーサービスの無償実施は難しくなるはず。
JASRACが、追加徴収しない条件としては、使用楽曲が無許可でコピーされないことが担保されることを求めてきそうだが、その辺が実験サービスでどう評価されるか次第だろう。

そして、「無問題なら本番移行」ということで、実験放送で、懸念した問題が発生しなければそのまま、問題があればそれを改善した上で、本番サービスの開始へ移行するという手はずになるのだろう。