AMラジオ局が聴取率首位なのは首都圏だけなんだな

おかげさまで、17年2ヵ月間連続個人聴取率Ｎｏ.１に！

首都圏では、2018年8月度の聴取率調査で、TBSラジオが、103期連続個人聴取率№.1に輝いたことを、このブログでも取り上げたが、首都圏以外の状況を確認したら、首都圏の聴取率って、むしろ例外的であることが分かってきた。

それは何かというと、AMラジオ局が、未だ聴取率№.1の地位を保っているのは、首都圏だけだということだ。

ラジオ個人聴取率調査データのご紹介（関西圏） | ビデオリサーチ

関西圏の聴取率調査結果を見ると、SIU（全体のラジオ聴取率）自体が5.8％と、首都圏の5.2％より高い上に、

大阪No.1ラジオ局FM802・今江に訊く、音楽メディアが担う役割 - インタビュー : CINRA.NET

個人聴取率№.1は、最近はずっとJFL系の「FM802」らしい。

2016年6月度中京圏ラジオ聴取率調査結果発表！　ZIP-FMが首位を維持するも、CBCラジオがその差を縮めました | 近日出荷 -キンジツシュッカ-

中京圏はというと、やはり「ZIP-FM」がこのところ個人聴取率№.1の地位を続けているそうだ。

この状況を見れば、首都圏でも、現在2位の「J-WAVE」が、将来TBSラジオを超えて個人聴取率№.1になるのは、目に見えている気がする。

高齢者のリスナーがどんどん聴取率調査対象外となり、TBSラジオの個人聴取率はずっと下落傾向にあり、なかなか若年層リスナーを増やせていない。
長期的に見れば、TBSラジオが今後も個人聴取率№.1を続けるのは、今のままだと難しいだろうな。

話が変わるが、ちょっと面白いのは、関西圏で個人聴取率№.1なのが、大阪で最初に開局した「FM OH!（旧名称FM大阪）」ではなく、2番目に開局した「FM802」であり、中京圏でも個人聴取率№.1なのは、名古屋で最初に開局した（というより全国で最初なのだが）「FM愛知」ではなく、2番目に開局した「ZIP-FM」であること。

そういえば、首都圏で、徐々にTBSラジオを脅かす存在になっている「J-WAVE」も、東京では2番目に開局したFM局（最初は当然TOKYO FM）なんだよな。

いずれも、後発のFM局が、今勢いがあるというのが、面白いところだ。
何か理由があるのだろうが、具体的にそのことを論評したような文章を発見できていない。
この件に関して分析した、何か面白い文献があれば、またご紹介したいな。

関連記事：
2018年8月度首都圏ラジオ調査結果から：コンテンツって言い方、嫌いだけど：So-netブログ

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