スポンサーのコーナーや、ショッピング、CM、音楽などを除いた、純粋のトークは30分程度しかない感じで、録音でそれらを飛ばしながら聴いていたら、あっという間に終わってしまった。
スーさんの声が低くマイルドな分、最初から、伊集院の新番組に比べて落ち着いて聞ける。メールにもあったが、赤江珠緒の初回に比べれば、段違いの落ち着きぶりだった。
初回のアシスタントが、代理で、ラジオのベテラン堀井美香だったことが最大の幸運で、彼女がトークのペースを落ち着かせ、普段通りよく噛んで、場を和ませて、と実にいい仕事をしていた。
キリンジ堀込高樹のテーマ曲やジングルがオシャレだったり、選曲も古めのシブい洋楽が掛かったりして、なんだかFMっぽいのは、お昼には新鮮だったが、旧来リスナーがどう感じるか興味あるところ。
注目だった蝮さんの「ミュージック・プレゼント」は、金曜日がなくなっただけでなく、毎回の時間も10分ほど短縮されたみたいで、あっという間に終った感じだ。
中継は、蝮さんの気遣いが感じられて、とりあえず無難に終了した。ただ、選曲だけは他の洋楽選曲と比べ、浮いている感は否めない。
「相談は踊る」コーナーも残されており、馴染んだテーマ曲が引き続き使われているのが妙に嬉しい。
ゲストコーナー「スーさん、コレいいよ!」は、親しい書店員さんがゲストということもあったのだろうが、ちょっとスーさんがしゃべり過ぎだし、早口になり過ぎ。もう少し、ゲスト自身に、彼女のペースでしゃべってもらう方がいいように思った。
さて、初回を聞いた限りでは、予想通り、変に芸人的なサービス精神がない分、しゃべりに無駄がなくゆったりしていて、伊集院の番組より、朝から昼の時間に馴染んでいた。
各曜日のアシスタントが全員ベテランのTBSアナウンサーだし、その点では、他の曜日も安定した番組進行が望めそうだな。
あと、番組としては、高橋芳朗のオール洋楽の実験的な選曲が、新鮮と捉えられるか、拒絶に遭うか。
「ミュージック・プレゼント」の選曲との違和感をどう埋めるか?といったあたりが気になるな。
読まれるメールを聞いていて、中年女性が多い感じがしたが、それはまさにスーさんのファン層。時間を考えると、おそらく主婦が多いのだろう。
だとすると、スーさんの番組を後半に据えたのは、主婦の家事が一段落して、昼食を挟んでラジオをじっくり聞いてもらえそうな時間帯ということを狙ったのかもしれない。
今回の改編で、たとえ従来のお年寄りリスナーが減ったとしても、若い新たなリスナー層が獲得できて、聴取率が維持できるなら、それはそれで番組としては狙い通りなのかもね。
その意味では、パーソナリティのファン層が午前中にあまりラジオを聞きそうにない伊集院より、「生活は踊る」の方が盤石な気がしてきたな。
来週は、早速、スペシャルウィークみたいだが、果たしてどんな結果が出るのだろうか? 楽しみだ。
なお、ポッドキャストは一部の配信だけだし、私自身としても十分楽しめたので、今後も予約録音して聴きつづける予定。
正直、トーク部分は大した分量ではないので、これなら無理なく毎日聴き続けられると思う。
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