近所の本屋さんに行ったら、「宮下奈都コーナー」ができていた。知らない作家なので、どんな人かと思い、店頭のポップを見てしまった。

羊と鋼の森 [ 宮下奈都 ]
価格:1620円(税込、送料無料)


<2016年本屋大賞>宮下奈都さん「羊と鋼の森」が大賞 「火花」は逃す (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース

ニュースを読み逃していたが、4月12日に、2016年の「本屋大賞」が発表され、宮下奈都の「羊と鋼の森」(文藝春秋)が大賞に選ばれたかららしい。

本屋大賞は、全国の書店員が「一番売りたい本」を投票で選ぶ文学賞で、今回が13回目。
これまでに「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)や「告白」(湊かなえ)、「天地明察」(冲方丁)、「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)、「舟を編む」(三浦しをん)など多くのベストセラーを生み出し、映画化されたものも多い。

今回の最終候補作は、「羊と鋼の森」宮下奈都、「君の膵臓をたべたい」住野よる、「世界の果てのこどもたち」中脇初枝、「永い言い訳」西川美和、「朝が来る」辻村深月、「王とサーカス」米澤穂信、「戦場のコックたち」深緑野分、「流」東山彰良、「教団X」中村文則、「火花」又吉直樹の10作品だった。

「本屋大賞」自体、暗黙の了解で、他の文学賞で日の目を見た作品は避ける傾向にあり、直木賞受賞の「流」や、芥川賞受賞の「火花」は避けられたのだろう。