朝日新聞連載の「ののちゃん」や「がんばれ!!タブチくん!!」などで知られる漫画家いしいひさいちを、全く知らない人はいないだろう。

総特集いしいひさいち増補新版
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いしいひさいち特集ムック、描き下ろしマンガや未収録長編加え増補改訂版に | マイナビニュース

そのいしいひさいちが、デビュー40周年だそうで、それを記念して、2012年に河出書房新社から出たいしいひさいちの特集ムック本が、増補改訂され、「いしいひさいち〈増補新版〉新仁義なきお笑い」として発売された。
価格は税込み1,404円だ。

22ページにも「でっちあげインタビュー」や、「ゴキブリ新聞」「ゲームセット」などの単行本未収録作品も収録。
あずまきよひこ、いがらしみきお、吉田戦車らの寄稿マンガに、宮部みゆき、戸川安宣、村上知彦、木皿泉らの寄稿エッセイ、大友克洋のインタビューなど、内容も盛りだくさんで、しかも寄稿者が熱い!

さらに、今回の改訂版では、戦場を舞台にした描き下ろしの悲喜劇「ガラクタの世紀」や、単行本未収録の長編「元気なき戦い」が新たに収録され、「元気なき戦い」には原作者・峯正澄の解説があり、べつやくれいによるマンガと、木皿泉のエッセイも追加された。
新企画として、藤原先生の適当すぎる名言を集めた「藤原先生かく語りき」も追加されているので、ファンならば、旧版を持っていても、十分買う価値ありだろう。

いしいひさいちは、1951年9月2日生まれで、もう64歳だそうだ。

1970年に関西大学に進学し、在学中に関西ローカルのアルバイト情報誌「日刊アルバイト情報」にて4コマ漫画「oh!バイトくん」を描き始め、非常にローカルではあるが、鮮烈デビュー。
今は、発行元の編集プロダクション「チャンネルゼロ」の監査役でもあるそうだ。