『5時に夢中!』Pの大川貴史さん「予算の7割が出演者のギャラ、セットは100均」 | 週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する

コアなファンの人気を集めたアニメ番組と並行して、人気を集め始めたのが、制作経験1年のADから29歳で抜擢された大川貴史プロデューサーが生み出した「5時夢中!」だ。

マツコデラックス、岩井志麻子、中瀬ゆかり、岡本夏生など、当時、タダ同然のギャラで出てくれる面白い人材を次々と発掘し、過激な発言がネットなどで話題を呼んだ。

大川氏が書いた本「視聴率ゼロ!-弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦-」によれば、番組予算がないので、予算の7割を出演者のギャラに回し、外注すると馬鹿高いパネル類もほとんどパソコンで自作し、番組セットも100均で揃えて飾り付けたという。

東京ローカル番組なのに、今や、関西のサンテレビ、KBSなどでネットされるまでになっており、これは大したことだ。
また、濃い笑いが好きな関西でも、この番組がウケるというのは、よく分かるな。

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そして、こうした生の帯番組は、「バラいろダンディ」「モーニングCROSS」「ひるキュン!」へと広がり、いずれもが、低予算ながら起用する出演者の抜擢が見事で、他局にない魅力を持っている。

面白いのは、これらの生の帯番組は、現在、すべて本社1階のスタジオで行われているらしいこと。
というか、「TOKYO MX」って、自社スタジオって、これしかないみたい。
だから、毎日、朝から晩まで、これらの番組ごとにセットを変更して使いまわしているというから、スタッフは大変だな。

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ところで、「TOKYO MX」の売上高は2011年以降ずっと右肩上がりで好調な中、2014年には、敢えて経常利益を減らして、番組制作に廻すという大胆な予算配分を行っており、それ以降は再び増収増益を維持している。