高畑勲が82歳で死去、鈴木敏夫「やりたい事がいっぱいある人だった」 - 映画ナタリー

数々の名作アニメ映画を手掛けてきた高畑勲さんが、4月5日に東京都内の病院にて肺がんのためなくなった。
82歳だったそうだが、ヘビースモーカーだっただけに、肺がんというのは頷けるものもある。

通夜および葬儀は近親者のみにて行うが、スタジオジブリの鈴木敏夫氏は、

やりたい事がいっぱいある人だったので、さぞかし無念だと思います。宮崎駿とも相談し、ジブリとして盛大なお別れの会をとり行い、見送ることにしました

とコメントを寄せており、5月15日に多くの方が参加できる「お別れの会」を実施予定するそうだ。

最近、鈴木氏から、宮崎駿の情報がいろいろ漏れ聞こえてきたのに、引退は表明していない高畑勲については、次の作品について全く何も語られないのは、気にはなっていた。
ひょっとしたら、かなり前から高畑氏の病については分かっていたのかもしれないな。

高畑氏は、三重県伊勢市に生まれ、東京大学仏文学科の卒業後、東映動画(現:東映アニメーション)に入社し、演出助手などを経て「太陽の王子 ホルスの大冒険」で監督デビューした。

東映動画退社後は、「ルパン三世」「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」「じゃりン子チエ」「セロ弾きのゴーシュ」といった大ヒットアニメ作品を生み出し、その中で、宮崎駿も育てられた。