さて、前回、「HE-AAC」というコーデックが、ハイレゾ級放送を行なう上で、なかなか優れたコーデック方式であることを説明した。

ただ、褒められるのは技術的観点のみであり、実際に流れているコンテンツは、悲惨な状況にある。


ハイレゾ級[i-dio HQ]対応番組「OTOTOY RADIO」7/23 17時放送開始 - 2018.07.19 - i-dio

i-dioでは、ハイレゾ級の「i-dio HQ」対応の番組「OTOTOY RADIO」を、7月23日から、毎日1時間放送し始めた。

最初に、この番組を聞いた時の印象は、ハイレゾ再生はしていなくても、確かに音質はいいな、というものだった。
掛かる曲のジャンルが偏るのは、放送許諾を取るのが大変だから、仕方ないのかな、という不満もあったが、ここまではまだ好意的にとらえていた。

ところが、それから、しばらく経って再び同じ番組を聞いのだが、あれ?と思った。以前聞いた番組と全く同じだったのだ。
それでも、「まあ、毎日、新しい番組を流すのは、確かに無理かもな」と思ったので、ある程度リピート放送になるのはやむを得ないのかな、とは思った。

ところが、翌日も、翌週も聞いたら、やっぱり同じなのだ。

ネットで検索して番組表を見て分ったのは、どうやら、この「OTOTOY RADIO」という番組、初回放送から同じ番組を毎日繰り返し放送しているだけ、らしいのだ(10月16日から、ようやく第2回が放送開始されたみたいだが)。

知って唖然。