2週目は、まだradiko.jpのタイムフリーで聞けるし、1週目も含め、下記のサイトに詳細な書き起こしがあるので、聞けなかった方はそれをご覧になってください。
田中みな実とジェーン・スー 初対面時のイメージを語る田中みな実 過酷なバレンタインデーのチョコ作りを語る田中みな実とジェーン・スー 普段の生活を語る田中みな実とジェーン・スー 美容を語る田中みな実とジェーン・スー 恋愛と結婚を語る本来は田中みな実がゲストのインタビュアーを務めるべき番組なのに、タイトルを見ただけでも、ほとんどスーさんによる田中みな実のインタビューになっていることが分かるが、実際そうだった。
まず前半。
これまで田中みな実と、小林麻耶について、同じ「ぶりっ子」として同ジャンルに語られることが多かったが、私は似ていると思ったことがなかった。
小林麻耶は、ラジオでも(おそらく日常でも)ずっとイメージ通りの小林麻耶であり、田中みな実の「ぶりっ子」は求められて演じているキャラでしかなく、ラジオやTOKYO MXでは全く違うからだ。
しかし、スーさんが引き出した話によれば、田中みな実の姉が、何でもよくできる姉で、音楽的才能も、頭もよく(東大卒のはず)、何をやっても勝てないのがコンプレックスだったそうで、姉の得意でない分野で必死に頑張る姿勢が、今の田中みな実を形作ったという。
6/7(土)放送後記「ジェーン・スー & 小林麻耶」 - ジェーン・スー 相談は踊る一方、昔、「ジェーン・スー 相談は踊る」に小林麻耶が出演した時に、子供のころ妹・麻央さんばかりが可愛いと言われ、親からは自分は姉としてしっかりしなさいとばかり言われることにコンプレックスを抱いていて、親や周りに気に入ってもらえるために必死だった自分が、小林麻耶を形作ったのかもしれないと語っていたのが、印象に残っている。
今回、田中みな実も、小林麻耶も、姉と妹という違いはあるが、姉妹に対して抱いていたコンプレックスが、今の本人の性格を形作っているという点で似ていると初めて思ったのだ。
後半では、田中みな実が、専業主婦だった古い時代の母親の結婚像に縛られる田中みな実に対し、ずばりそれを指摘するスーさん。
そこから、スーさんと同居人がなぜ結婚しないか、の話が面白く、同居人から「あなた、これが男女が逆の相談があったら、絶対に男に結婚させるように話すよな」と言われ、確かにそうだと思うスーさんの視点が、ジェンダーに対してフラットで新鮮だった。
さらには、「発言は性別ではなく立場が作る」という名言に至るが、これは本当に真実だと思う。
なぜなら、似たような経験を、夫より稼ぐ小島慶子も、内田春菊も、西原理恵子もしてしまったことを、著作にも書いているからだ。
小島慶子は、まさに専業主夫をする夫に、「誰が稼いでいると思っているの!」と発言してしまったことをエッセイで語っているし、内田春菊に至っては、以前、離婚に際し、相手にも問題があったのに、離婚調停では、春菊さん本人の浮気が問題視されて慰謝料を払う立場になり、しかも、財産分与では大幅に財産をぶんどられたと嘆いていたが、これ、春菊さんが男だったら、世間の女性は全く同情しない話なんだよな。
田中みな実も、逃げることなく、完全に本音でスーさんの問いに答え、密度の濃い合計1時間だった。
最後に、スーさんから、田中みな実に「生活は踊る」に出て欲しいと改めて要請があったが、ご存じの通りスーさんは、平日の11時から13時までラジオ番組「生活は踊る」を担当している一方、田中みな実は、平日の0時から1時まで、TOKYO MXで「ひるキュン!」を担当しているから、出演は不可能だろう。
ただ、もしあるとしたら、TOKYO MXの年末年始スケジュールが、わりと早く帯のレギュラー番組が終わるので、ライムスター宇多丸さんが、昨年末年や年始の金曜日に「アフター6ジャンクション」に出演できた例もあるから、今年の年末頃に、「生活は踊る」で田中みな実が美容について語る(時期的にサロン・デュ・ショコラの方がいいと思うが)回が実現されるかもしれないな。
それより先に「週刊文春WOMAN」の連載で田中みな実を取り上げることになるかも。
スーさんが、対談中に、田中みな実を掘り下げてインタビューしたいと言っていたのが、これのことだったらだけど。
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